宮地区連合自治会主催の防災訓練に参加しました。訓練会場は地元であり母校の向陽高校です。校長先生や事務長、野球部の監督が迎えてくれた中で防災訓練を実施しました。
今回は向陽高校が避難所に指定されていることから、避難所生活をする場合に必要となるトイレの取り扱いについての説明と実践訓練がありました。学校内の排水設備の上にテントのように組み立てた空間の中にトイレを設置するものです。排水設備に井戸水をくみ上げて水を溜めておくことから、トイレをした後に流すことができるのです。
避難所生活で苦労をすることはトイレとプライバシーがないことだと聞いています。プライバシーは 体育館を段ボールなどで小さく区切って部屋のようにすることで確保することができます。停電や断水があるとトイレは使えなくなりますから、井戸水を活用した排水設備にトイレを設置することで、停電や断水の時でも使用することが可能となりますから、事前に課題の解決を図ろうとしています。
今回の防災訓練は避難所で必要となるトイレの説明と組み立てでしたが、これまで知識としてないものを紹介してくれたので、避難時の参考になるものでした。
主催者からは「毎回、前回と違う企画を考えているのですが、参加してくれる皆さんに役立つものであり、興味あるものにしなければなりません。これまでと同じ企画にしないように考えています」と話してくれましたが、新しい知識を得ることができました。
今回思った課題は、非常時は今日のように市役所の職員さんが避難所に来てくれませんから、自主的な避難行動と避難所運営が必要となります。自治会には自主防災組織が組織されていますが、避難所運営の経験がないため専門家の配置が必要だと思いました。そこで防災士の存在が大切です。できれば各連合自治会の中に数人の防災士がいてくれることが理想だと思います。防災士は避難所運営の専門家ですから、リーダー役を務めてくれる存在です。
但し防災士であれば誰でも良いというものではありません。日頃から顔見知りでなければ集団をリードすることはできません。自治会員と防災士は顔見知りであり信頼関係がある必要があります。多くの人は信頼できる人の指示には従いますが、信頼関係にない人の指示には従いません。防災士は自治会と信頼関係を構築しておくことが避難所運営のために必要なことなので、単に防災士の資格を保持しているだけでは資格者として機能しないことを心得ておきたいと思います。
この防災訓練を今後の避難行動に生かせるようにしたいと思っています。
直川地域の演芸祭りが開催されました。隔年に開催している演芸祭りは、自治会の皆さん同士の交流機会であり、日頃の練習の成果を発揮する舞台でもあります。踊りや歌を披露してもらったので、参加者の皆さんと同じように一緒に楽しみました。
この会でも挨拶の機会をいただきました。
みなさん、こんにちは。直川地域の演芸祭りのご盛会をお祝い申し上げます。隔年開催ですが、僕も毎回、この会に参加させてもらっています。この直前まで防災訓練に参加していたのですが、地域でイベントなどの企画をすることは大変なことです。地域力がなければ、イベントの企画をすることはできません。防災訓練もそうですし、今回の演芸祭りも同じです。もっと言えば防災訓練よりも地域力が必要だと思いますので、直川地域の総合力を感じることができます。
この後、踊りやカラオケの舞台が繰り広げられると聞いています。皆さんと一緒に僕も応援したいと思いますので、一緒に楽しみましょう。ありがとうございます。