和歌山市内は雨天なので運動会が順延になった園もあるようですが、みちる保育園は近隣の小学校の体育館で開催するよう変更していたため、運動会を開催しました。お招きをいただき運動会を観てきました。体育館が埋まるほどの子どもと保護者の皆さんが集まり、熱気で体育館内の温度はぐっと高まりました。子ども達の元気な体操などを見ていると、「素直なこと、笑顔があることは人を笑顔にしてくれる」と思いました。大人も素直で笑顔がある。これが一番だと思います。
開会の挨拶では「みんな、おはようございます。今日、小学校の少し広い体育館で運動会をすることになりました。雨ですが運動会ができることは嬉しいですね。元気いっぱい、走って踊って、楽しみましょう。そして保護者の皆さん、職員の皆さん、雨天のため実施場所の判断は難しかったと思います。昨日から体育館と運動場の両方で開催することを検討し、どちらでも開催できる準備を進めてくれたと聞いています。もう汗いっぱいの役員の皆さんもいますから、本当に準備に携わっていただいた皆さんにお礼申し上げます。運動会を一緒に楽しみましょう」と伝えました。
子ども達、みんなの笑顔が弾ける運動会になりました。
ところで保育園の地元自治会会長と話を交わしました。先の台風第24号の時、地元の一人暮らしの高齢者の方々を中心に事前対策として、みちる保育園に避難したそうです。
これはみちる保育園理事長と自治会で協議して「台風の到来が予想される場合、保育園建物に避難してもらう体制を整えておく」ことを決定したそうです。
地元にとって「有り難い」決定になっています。この自治会の避難場所は、紀三井寺競技場や地元コミュニティセンターなどがありますが、地元から距離が遠いことや亀の川の氾濫も予想しておく必要があることから、比較的避難距離の近いみちる保育園を避難場所として利用できることは「有り難い決定」だということです。とくにみちる保育園は高台にあるので、津波浸水は考えにくい場所なので安心感があります。
台風第24号の時は、和歌山県に到来の予定日の当日の午後1時から午後10時まで、約20人の高齢者の皆さんが保育園に避難したことを聞きました。
「一人で家にいると不安ですが、みんなが集まるだけで安心感がありました」とうことです。避難してきた人が約20人もいたことから、理事長も保育園内にいてくれたそうです。
そして避難してきた人に対して温かい食事や飲みものも提供してくれたことを聞きました。「心配りが行き届いていて、公設の避難所よりも落ち着いて安心できました」という話も聞かせてもらいました。
このように地域内でコミュニケーションが図られている自治会と保育園の関係は、共助のモデルとなるものだと思います。今日の運動会は地元の皆さんも応援に来て、熱気があったのは共助の関係が築けているからだと思いました。
地元自治会と保育園、そして高齢者と園児が触れ合う機会があるみちる保育園の運営方針は素晴らしいと思います。地域にあることで安心感を与え続けているみちる保育園の関係者の皆さんに敬意を表します。
また運動会に行った時、雨天の中、駐車場に誘導してくれた先生方、体育館まで案内してくれた先生方、本当にありがとうございます。体育館で開催した今日の運動会は、とても気持ちの良いものでした。
台風第21号の時、復旧作業に尽力してくれた会社を訪問しました。土曜日ですが、まだ作業を継続してくれていることから社長も執務室にいました。「今回の復旧作業では大変お世話になりました」と挨拶をしてから、少し懇談させてもらいました。この会社の皆さんも昼夜を問わず作業に従事してくれたお蔭で今があります。
勿論、台風第24号に備えて待機してくれていたことは言うまでもありません。多くの人の支えがあって地域の安心が守られています。