尊敬する経営者と懇談する機会をいただきました。多くの人を育て成功に導いている方で、一緒にいて話を聞くだけで勉強になります。
今回も人として心掛けておくべき大切なことを教えてくれました。沢山の教訓がありますが、三点に絞ると「人の悪口は言わない」、「謙虚でいる」、「ぐっと堪える」となります。
「人の悪口は言わない」は人間生活の基本です。優れた人は人の悪口は言いませんし、一流企業の経営者で悪口を言う人はいません。悪口を言う人は、今は栄えていてもやがて人は離れて没落することになります。これは世の常です。周囲の人から支えられていることを知れば、またどこかでご縁があったのであれば、その過去に関わりのあったことのある人の悪口を言うことは、言った人が人格を疑われることになります。
また個人間の出来事は外に漏らすべきではありません。例を出すと分かるのですが、企業であれば、取引企業との契約内容を第三者に漏らすようなことがあればコンプライアンス違反となり社会からの信用は失われます。個人間でも同じで第三者に個人間で知り得た情報を漏らす行為は、第三者からの信用を失わせることになります。悪口を言っている本人はそのことを分かっていないことが多いので、やがてそこから退場することになるということです。
この経営者からは「片桐君、決して人の悪口を言ってはいけないよ。多くの人は立派な人だから、悪口を言うような人のことは信用しないし軽蔑しているから。ぐっと堪えて我慢をすることが人格者の取るべき態度です」と話してくれました。
それがどんな時も謙虚でいる態度につながりますし、「悪口に対しては反論するのではなく堪えることが人格を高めることになりますよ。とにかく小さな世界で生きているのではなく大きな世界で生きようとするなら、小さな世界の小さなことは気にしないでおくことです」という話でした。
この方のように優れた経営者は人格者ですから、小さな世界の小さな土俵に上ることなく違う世界を生きています。大きな世界から見ると小さな世界で悪口を言っている姿は「珍しい」ということだそうです。大きな世界には小さな人物はいないので、その行動が「珍しい」ことだそうです。
大きな世界で、大きな視点を持って日常を過ごしたいものです。
地区年次大会の宿泊に関する打ち合わせを行いました。旅行代理店を訪ねたところ、懐かしい人が打ち合わせの席に顔を出してくれました。その昔、研修会などの手配をしてくれていた方で、「今はここでお世話になっています」と転職していたのです。打ち合わせの席から僕の声が聞こえてきたことから、顔を出してくれたこと嬉しく思います。ご縁の大切さを感じる出来事でした。
本日、57回目の誕生日を迎えました。昭和36年10月2日生まれですから、57歳になりました。年月の過ぎる早さに驚いています。誕生日に際しては多くの方々からお祝いの言葉をいただき深く感謝しています。皆さんからいただいた、一言ひとことは心を温めてくれるものであり、これまでの行動が間違っていなかったことを確認させてもらえる言葉となりました。
何も特別なことはありませんが、みんなの支えによって元気にこの日を迎えられたことを嬉しく思っています。
これからも皆さんのお世話になると思いますが、引き続きのご指導、ご支援をお願いいたします。