活動報告・レポート
2018年9月25日(火)
建設委員会
建設委員会

本日は委員会審査の日程のため建設委員会に出席しました。今議会では台風第20号と第21号の被害からの復旧に関わる補正予算が提案されています。建設委員会の審議としては、被害を受けた道路、河川、港湾などの公共土木施設や空港、都市公園など早期機能回復を図るための復旧工事、がけ崩れ、浸水、流木などにより被害を受けた箇所について機能回復を図るための対策工事を実施するための補正予算について審議を行いました。

僕からは「台風第21号は9月4日に到来していますが、この議会に補正予算を間に合わせた作業を行ってくれたことを県民の皆さんは評価していると思います。ついては今回の現場調査、査定、補正予算編成の取り組みの迅速な対応について説明をお願いします」と質しました。

今回の台風第21号被害への対応、復旧と改良作業は迅速な対応だと思います。今後の災害への対応の規範となるものだと思います。

僕が質したことへの回答は以下の通りです。

「台風第20号、第21号による被害に関しては、台風直後からパトロールを開始するなどして、おおむね10日間で概算復旧費を算出した。県、市町村あわせて366カ所、約104億2100万円の被害を国に報告している。

今回の台風の災害の特徴として、台風第20号の際は、雨量が多かったため、台風通過後も河川が増水した状況が長時間続き、被災箇所の調査が難航した。また、台風第21号の際は、暴風に伴う倒木、電柱の倒壊などにより通行止め箇所が数多く発生したほか、高潮、波浪に伴う越波により大規模な浸水被害が発生したため、早期の被災状況の把握に苦慮した。

そのような状況のもと、各振興局建設部や港湾事務所、各市町においては、限られた人員で早期の道路啓開や応急対策とあわせて、被災箇所の調査や復旧費の算出作業に連日夜遅くまで対応した。その結果、今議会において補正予算を追加議案として上程することができた。

今後は、国における災害査定を受検した後、速やかに工事発注を行うとともに、早期の復旧完了に取り組む」。

さて委員会では高速道路に関して状況報告がありました。4車線化を進めている湯浅御坊道路については全区間で工事が進められていて、平成33年度の完成に向けて工事が進んでいます。

また串本太地道路は平成30年6月末までに事業説明会を終え、測量などの現地調査が進められているところです。和歌山県としては紀伊半島一周高速道路の早期実現に向けて未事業区間の早期事業化と南紀田辺までの早期4車線化の実現に向けて取り組みを行うことにしています。

紀伊半島一周高速道路の早期実現、平成30年度末での和歌山南スマートインターチェンジの完成など主要事業の取り組みを確認しました。

このように建設委員会はハード面の整備、防災対策、災害からの早期復旧など、県土発展に向けて取り組んでいます。県土発展のための課題は山積していますが、着実に計画を進めていますので、将来の和歌山県の発展した姿の実現を目指しています。

和歌山県内の明治維新150年イベント

内閣府の明治維新150年イベントカレンダーに、和歌山県の秋以降のイベント2件が掲載されています。明治維新150年を記念して、次の2つのイベントが和歌山県内で開催されることを嬉しく思います。

1.明治150年記念特別展「明治150年記念 明治・大正期の箕島」

日程は平成30年9月29日〜12月2日までの期間で、開催場所は有田市郷土資料館です。

2.「明治150年」 陸奥宗光伯−新国家への夜明け−「陸奥宗光 外務大臣」も学んだ航海術の基礎を体験しよう !

日程は平成30年10月13日で、場所は和歌山下津港和歌山本港 第6号岸壁です。

和歌山県内で開催される明治維新150年記念イベントは極めて少ないので、これらのイベントに参加したいと考えています。

大磯邸園

明治記念大磯邸園の整備計画について資料をいただきました。大磯が整備するのは、伊藤博文初代内閣総理大臣、明治最後の西園寺公望内閣総理大臣、日本初の政党内閣を組織した大隈重信内閣総理大臣、陸奥宗光元外務大臣などの邸園です。

中でも陸奥宗光元外務大臣の大磯別邸は明治27年に建築され、大正12年の関東大震災で一部大破しましたが、原形を残すように改築されて現存しています。これらわが国の偉人の別邸が現存していることから、明治150年を記念して整備し公開されることは凄いことだと話し合いました。

和歌山県と縁のある陸奥宗光伯の別邸が現存していることから、この整備計画を見て和歌山県と何かの形で連携できないものかと思ってしまいます。明治150年の整備事業を実行していることは素晴らしいことだと思っています。