活動報告・レポート
2018年9月23日(祝・日)
みんな華になれ
カントリー風ガーデン

和歌山市内にカントリー風ガーデン展示場がありイベントの案内をいただいていたので行ってきました。「和歌山市にこんな素敵なガーデンがあるのですね」と、案内してくれた社長に言ってしまうほどの素晴らしい光景がありました。

カントリー風ガーデン展示場 カントリー風ガーデン展示場

外観はまるでジブリの世界、おとぎ話の世界です。社長にそんな感想を話したところ「私は宮崎駿さんの大ファンです」という答えが返ってきました。

カントリー風ガーデン展示場

扉に使用している木はコンクリートで造られているので質感があります。イメージを高めて一軒ごと建設しているハンドメイドの建物で、飲食店などにとても似合うと思います。

県外から建設の依頼が来ていることから、良いものを造るために新しい依頼へのイメージを高めているようです。

また内部にはアンティークな雑貨屋さんが常設されていて、可愛い小物類が並んでいました。素敵な建物と小物類に触れられ、ゆったりとした流れの中に身を浸しました。

マルシェ

和歌山駅前広場で月に一度開催している「マルシェ」が開催されました。いつもの皆さんが出店していたことで、和歌山市の活性化のための話が盛り上がりました。

またステージには「マルシェ」を盛り上げるために「ハニーゴールド」がミニライブを実施してくれました。オリジナル曲とヒット曲のカバー曲を歌ってくれ、会場を元気にしてくれました。ラストの曲は、人に夢を話すことの大切さを歌い上げてくれたもので、とても良い曲でした。

ハニーゴールド ミニライブ

夢を持ち人に話をすることで叶えられる。そんな素敵な物語を歌に仕上げているように思います。この4人のユニットは、夢を人に話し、夢に向かって駆け上っている途中ですから、自らの環境を歌いながら、私達にも夢を話すことの大切さを伝えてくれているようです。夢の実現を目指して活躍してくれることを期待しています。

またマルシェ参加者から、今後の集まりへのお声掛けをいただきました。10月の勉強会の企画について相談があり、その勉強会で僕も話をすることになりました。11月の交流会にも参加することになり、その場で話をする機会を頂戴しました。

日頃から交流させてもらっている皆さんからお声掛けをいただき、交流機会に恵まれていることに感謝しています。

会場には和歌山県産品を外国にアピールをしてくれている社長もいて、今月ニューヨークで開催された展示会に和歌山県の梅などを展示販売してきた話を聞かせてもらいました。

和歌山県の産品はニューヨーカーからも好評だったそうで、来年はロサンゼルスに出展する計画を検討しているようです。元気な和歌山県を体現してくれていることを嬉しく思います。

みんな華になれ

フラメンコアカデミア「ラ・ダンサアンダルシア」の研究生発表公演である「みんな華になれ」を鑑賞してきました。出演者の皆さんが日頃のレッスンの成果を発揮した素敵な舞台になりました。第一部から第三部まで鑑賞しましたが、リズミカルなフラメンコ、静寂すら感じるフラメンコなどじっくりと堪能することができました。

ラ・ダンサアンダルシア研究生発表公演

今回は色に特長があったように感じています。赤と黒の演出は引き締まった色を出してくれました。オリジナル衣装は作者の思いを舞台から放っていました。「これが私だ」と主張しているように感じました。これらの衣装の色もとても特徴的でした。そして小道具の扇子はカラフルな色で、ミュージカルを観ているような空間を演出していました。

毎回、演出力には感心させられますが、今回は特に「凄い」と思わされました。

華やかなフラメンコですが、舞台で踊る前の瞬間の静寂なシーンは圧巻の迫力を感じました。まるで武士が精神統一をしている場面のような呼吸を整えているであろうシーンは、これからスポットを浴びる時間を迎え、真剣勝負に挑むような迫力を出演者から感じました。

華になるためには自分との真剣勝負に挑み、打ち勝つ必要があります。自分との闘いに勝つことがお客さんの期待に応えることであり、感動を与えて華になれるからです。どうでもいいような舞台はありませんが、もしあるとすればお客さんを感動させることは出来ませんし、出演者は決して華になれません。

今回はオープニングからエンディングまで全ての場面が素敵でした。華になるまでに厳しいレッスンを行い、自分のものにしてきたことが分かるからです。この日を目指して戦いを挑んできた研究生の想いが客席にまで伝わってきました。

こんなことがありました。出演を終えた研究生と廊下で会いました。僕に気づいてくれて「あっ」と会釈をしてくれたのです。僕は「とても素敵でしたよ」と伝えると微笑みながら楽屋に戻っていきました。その表情は目的を達成した安堵感が漂っていて、「レッスンは厳しかったけれど出演して良かった」と伝えてくれているようでした。

そうなのです。目標を達成するためには、レッスンやお稽古、調査や勉強など厳しい時間を過ごさなければなりません。厳しい時間があって、その後に満足感を感じ安堵できる時間が訪れるのです。

出演者の皆さんは、舞台は緊張したけれど納得できる結果を出せてホッとしているように見えました。この緊張から解き放たれた解放感を味わうことも厳しいレッスンを乗り越えていく力になっているように感じます。

凄い舞台を作り上げてくれた森先生、出演者の皆さん、スタッフの皆さんに感謝しています。和歌山市でいながらこんな素敵なフラメンコを鑑賞できたことを嬉しく思います。