活動報告・レポート
2018年9月21日(金)
一般質問最終日
一般質問最終日

県議会一般質問も最終日となりました。

主な質疑として、串本町における民間ロケット発射場の質疑が交わされました。もし実現すれば建設費が約28億円、年間の運営費が約51億円、観光などの効果が年間約13億円あります。10年間の経済効果は約670億円と試算しているので、地域に与える経済効果は多大なものがあります。

また進出してくれた場合の土地造成費を約50億円と試算していることから、和歌山県版PFI事業として支援を検討しています。和歌山県として何としても実現したい政策と考えています。

今回はいつもより多い18人の議員が登壇し、県政の課題について質疑を交わしました。本会議で質疑を交わすことで県政の課題は現状に留まらずに動き始めます。止まっているものを動かすには大きな力が必要となりますから、本会議で質疑を行うことなどが必要となります。

そうです。本会議での質疑は県政の課題を動かせる力を持っています。大きな県政の課題は本会議で取り上げて質疑を交わすことで動かせられると思います。そんな力の存在を感じている平成30年9月県議会です。

県議会の舞台は、来週から常任委員会へと移ります。議案への賛否、意見書の採択などを経て採決に入ることになります。本会議を終えると上半期も終わることになります。「月日の過ぎるのは本当に早い」と感じています。

木を護る

今年の夏頃に次のような依頼がありました。「実家の庭に貴重な木が植えられています。珍しい木で先祖代々引き継がれてきたものです。何人もの人が『数千万円で売って欲しい』と実家に来たことがありますが父親も売りませんでした。勿論、僕も教えを守り守っています。しかしこの木は工作物などに接触するとその部分が枯れてしまう特性を持っているので、近くに接触物がないように気を付けています。ところが木の枝が伸びたことから、近くの工作物に接触しそうなのです。枯らしてはいけないので工作物の移設をお願いしたいのですが」という依頼でした。

珍しい依頼でしたが現場の木を確認したところ「貴重な木」だと分かり、接触しかけている工作物を移設してくれることになりました。酷暑の夏をやり過ごし、自然災害などの影響が小さくなってきたことから、現場調査してくれた皆さんが一日かけて移設作業をしてくれました。大変お忙しくてお疲れの中、丁寧に約束を履行してくれたことを心から感謝しています。依頼者から「まる一日かけて作業をしてくれました。何とお礼の言葉を伝えたら良いか分かりません」と電話をいただきました。

酷暑や自然災害の発生などで心がイラつき、難しいことや争いが起きることが多いのですが、今日はとても心が温まる嬉しい話を聞かせてもらいました。小さな出来事かも知れませんが、こんな出来事があると、そして聞かせてもらうと心が和みます。小さな出来事に感謝できる依頼者の心を言葉で届けてくれたことが嬉しいことです。

安堵の電話

先週、トラブルで困りごとがあった人から相談を受けました。「毎日のように電話がかかってきて困っています」いうものでした。相談内容は伏せますが、毎日のように嫌がらせの電話がかかってくることから「頭が変になりそう」という状況でした。

そこで解決方針を協議して、その方針を元に相手に通知したのです。「これで電話がかかってこないだろう」と思っていたのですが、予想通り「あれから電話が止みました」と連絡をいただきました。まだ安心はできませんが、毎日のように電話があったことを考えると一週間も電話がないことは安心できる状況になったと思います。

まだ予断は許しませんが「もし電話があれば、即座にきっちりとした形で対応しましょう」と話しました。迷惑行為に遭遇した場合、事案を表沙汰にすることが解決の早道だと思います。

お悔やみ

今日、父親を亡くしたご子息さんから連絡をいただき、お悔やみに伺いました。

「生前、父は片桐さんにお世話になっているから『お前(息子さんのこと)も片桐さんのため、和歌山県のためにできることは何でもしろ』と言われていました。昨日、亡くなる前まで『片桐さんにお世話になったから、ちゃんとしろ』と言っていました」と伝えてくれました。

ご家族の方からも「主人は亡くなる前も片桐さんのことを話していました。今日、来てくれて喜んでいると思います。主人は悲しむ姿は見たくないと思うので、今日は息子と笑って一緒にいます」と話してくれました。

悲しいけれどそれに立ち向かっている姿に感動しています。