県議会一般質問は三日目を迎えました。今日も県政の課題として、道路問題、自然災害への対応、教育問題などの議論が交わされました。登壇した先輩、同僚議員の質問を聞くことが勉強になります。
和歌山県から「皇居勤労奉仕」に参加している皆さんが、外交史料館を訪問してくれました。そして訪問を歓迎してくれた富塚一彦「日本外交文書」編纂室長が貴重な外交史料に関する解説をしてくれたと喜びの声と写真を届けてくれました。
その説明の中で、「和歌山県庁の方が来訪され、県議会で『日本の明治外交』展を和歌山県で開催したいという申し出をいただきまして、来年の秋の10月から11月にかけて陸奥宗光外務大臣を中心とした『日本の明治外交』展を和歌山県で開催することをすすめています。ぜひ、楽しみにしていて下さい」と話してくれたようで、「和歌山県で開催することを楽しみにしています」と弾んだ声で伝えてくれました。
外交史料展の開催を期待して待ってくれている人たちがいることが分かります。陸奥宗光元外務大臣を輩出した和歌山県ですから、期待感は大きいと思います。
「外交史料展を開催するのであれば、お借りする貴重な資料と共に和歌山県内にある陸奥宗光元外務大臣の資料、例えば和歌山市立博物館で開催した『陸奥宗光没後100周年』の時の資料も展示して欲しいと思います。偉人の貴重な資料を眠らせておくのはもったいないことです。
また明治以降の外交史を教育に生かすため県内の中学生や高校生にも呼びかけて、外交史料展の社会見学に行ってもらっては如何でしょうか。どんなものにも本物だけが持つ輝きがあります。得難い体験になると思います。歴史を彩っている本物の外交史料から学ぶことがあると思います。是非、実現してくれることを期待しています」という話も聞かせてもらいました。
和歌山県で「外交史料展」を開催することを県議会の一般質問で取り上げたことを知り、和歌山県から「皇居勤労奉仕」に参加している皆さんが時間を見つけて「外交史料館」訪ねてくれたのです。これは和歌山県開催への期待感の表れであり、迎えてくれた富塚室長も「和歌山県で開催する」ことを期待し説明してくれたのです。
現在の見込みでは、来年の秋頃の開催となるようですから、明治以降のわが国の外交史を学ぶ貴重な期間となります。和歌山県にとっては計り知れない価値を持つ「外交史料展」となりますから、和歌山県の外交の特色を織り込んで他に誇れる展示会に仕上げたいと考えています。
「明治150年陸奥宗光伯−新国家への夜明け−『陸奥宗光外務大臣』も学んだ航海術の基礎を体験しよう」イベントの案内をいただきました。これは10月13日の土曜日に下津港和歌山本港で帆船「みらいへ」に乗船し、航海術を体験しようとするものです。
目的は陸奥宗光伯が若い頃に航海体験を重ねて大きく成長し、後に外務大臣となり、江戸時代から明治時代にかけて新政府の悲願であった不平等条約の改正を実現させた、その過程を少しでも学んでもらえることを目指しての企画なので、多数の皆さんのご参加をお待ちしています。