活動報告・レポート
2018年9月19日(水)
一般質問で登壇

本日の一般質問は皆様方のご支援をいただき、無事終えることができました。議会場に来て応援してくれた皆さん、「インターネットで応援しているよ」と話してくれた皆さん、「今日、議会に行けないけれどテレビ和歌山の中継を観ます」と伝えてくれた皆さんを始め全ての方に感謝しています。今回の一般質問で取り上げた項目は次の通りです。

1.台風第21号被害への対応について

(1)雑賀崎工業団地の護岸の一部破損の原因について

(2)被害を受けた企業への緊急支援について

(3)被害を受けた企業の事業活動が継続できるための支援について

〈4〉追加議案について

以上4項目については知事と質疑を交わしました。

2.和歌山市での集中豪雨対策について

(1)和歌山市の下水道(雨水)の計画について

(2)和歌山市内の浸水対策について

(3)コミュニティエフエムとの連携について

以上の3項目に関しては県土整備部長および知事室長と質疑を交わしました。

一般質問で登壇

台風第21号被害への対応として、追加議案の補正予算案で約53億円の提案があり迅速な現場査定の積み上げと復旧への対応を実施しています。台風第20号と合わせて、総額で約106億円の補正予算を組んでいます。自然災害への対応として迅速に対応する体制を整えているところです。

被災された企業に対しては補助対象経費の10パーセントを補助額とし、補助対象経費の上限2億円としています。但し建物や機械設備等の復旧に要する対象経費が100万円以上としています。

また和歌山県として企業の事業継続計画を支えるための対応を行うことの答弁をいただきました。雑賀崎工業団地の一部損壊した護岸や消波ブロックなどは現状復旧として復旧を図るのではなく、改良復旧という形で復旧を目指すことになりました。今回の改良復旧の概念は、護岸の嵩上げ、ブロックを補強すること、消波ブロックを設置していなかった箇所にも配置することなどになります。

つまり企業が事業活動を継続できるために、雑賀崎工業団地の安全確保を和歌山県として図るものです。これは企業自身としての事業継続計画の策定に加え、和歌山県としてここに立地している企業が事業活動を継続できるよう改良復旧を図るもので、メーカーに対しても説得力を持つものだと考えます。

一般質問で登壇

また企業毎に担当制を取り、きめ細かい支援体制を整えサポートすることも答弁でいただきました。ハード面とソフト面での支援体制を迅速に整えることで、今後の被害を最小限に留め、安心できる環境の中で事業継続できることをサポートすることになります。

今回被災された企業が安心して事業継続できるよう、和歌山県として緊急支援、そして工業団地の安全確保のために改良復旧を実施することになります。

一般質問の最後に伝えたことを繰り返して述べます。

防災対策は「備えがすべてです。自然災害で想定以上のことはできません」。今回の台風第21号を教訓とし、防災対策のあり方として、「これまで経験したことを踏まえて全ての防災対策を想定内にする」ことを目指す和歌山県でありたいと考えています。