活動報告・レポート
2018年9月18日(火)
県議会
県議会

県議会一般質問が始まりました。今回も県政の課題に関する議論が繰り広げられています。ところで台風第21号被害からの復旧と支援のための補正予算案が提案されました。

総額は約53億円、今日から議会で議論を交わし、迅速な復旧支援になるよう進めることにしています。この議会の補正予算は台風第20号被害への対応で約52億円、台風第21号被害への対応で約53億円となり、総額約106億円の補正予算案となります。災害からの復旧に向けて県議会も全力で取り組んでいます。

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また和歌山県では日本農業遺産認定に向けた取り組みを行っています。一つは「下津蔵出しみかんシステム」、もう一つは「高野山有田川流域の農林業システム」です。今回、日本農業遺産に認定を受けるための取り組みを行っているところで、認定を受けた際は世界農業遺産に申請し、認定を受けるための取り組みへとつなげる予定です。和歌山県が誇る農業システムの価値を世界に向けて発信したいと考えています。

また「行政改革・基本計画等に関する特別委員会」が開催されました。今回は関西広域連合大での自然災害への対応について議論を交わしました。大阪北部地震、西日本大水害、台風第20号、台風第21号の被害と対応について説明を受け議論を行いました。

明日は四人目で登壇し一般質問を行いますので、応援をお願いいたします。

果敢に挑む

「今回は台風第21号被害への対応を議会一般質問で取り上げます」と伝えると、後に「誰かがやらなければ和歌山県は衰退するばかりです」と期待を込めた意見をいただきました。

「誰かがやってくれるから、まぁ、やらなくていいか」なのではなくて「誰かがやっても自分もやる」ことが大事なことだと思います。

現実的に「やってみること」は決してやさしくはなく難しいものですが、その一歩を踏み出すことは意味があります。「やってみて」できないことはたくさんありますが、「やってみること」という、考えて行動することに価値があります。

考えていても行動しなければ、考えていないことと一緒ですから、行動することに価値があると思います。困難と思われている多くのことは、結果を出すまでに長い時間を要します。100がゴールだとして、現在位置が10のところだとします。100に至る道のりは長くて困難ですから、当面、目指すものは11のところなのです。今よりも1だけ前進させることに傾注する。それが100への道のりの第一歩です。

例えば、台風第21号で被害を被った和歌山県工業団地で将来とも事業継続ができるための安全確保は、短期的には達成困難でも将来は実現すべき課題です。平成30年現在は達成地点が10だとしても、今回の9月議会を終えた時点では11のレベルに押し上げておきたいと思います。そして12、20、30と階段を上り、将来は完成度の高い状態である100を達成するような取り組みをすべきものです。

そのためには、この階段を上る過程を議会と当局が共有することが絶対に必要です。誰かが「そう思っていない」、「無理だと思っている」ことは避けなければなりません。何故なら困難に立ち向かうに当たっては、無気力な人の存在は困難と言う見えない壁を高くすることになるからです。見えない壁を低くすること、壁を取り除くことが壁を乗り越えるために必要なことで、そのためには「やる気」のある人が結束して事に当たることが推進力となります。

これまで多くの県政の課題に挑戦していますが、どんな課題であれ解決に向かわせるために必要な条件は、このことに尽きることを学んでいます。その課題を解決する「やる気」のある人が集まること、またはその集団を形成することが長い時間を要する課題解決に向かう推進力になります。

課題解決の推進力を持つためには、現場を見て、話を聞いて、政策としてまとめて、そして提言して課題を共有する。そして「やる気」の持つ集団を形作ることまでやり遂げて、やっと課題解決の第一歩となります。そんな一歩を踏み出すための種を撒き、発芽させるための活動を実施しているところです。今の活動が将来のために役立っていることを信じて、明日からの一般質問に果敢に挑みます。

そして、今回の台風第21号被害への対応の一般質問に際して次のような意見を聞かせてくれました。

「片桐さんのように郷土のために尽くして下さる人がいて嬉しく思います。思いやり、面倒見が良く、気配りもできて嬉しく思います。誰かが頑張ってくれなければ和歌山県は衰退するばかりです。よろしくお願いいたします」という意見です。皆さんの期待に応えられるよう、「継続することが推進力になる」ことを理念として活動に取り組みます。