「命を懸けて障がい者雇用の問題に取り組んでいます」と話してくれたのがFさんです。「命を懸ける」という意味は、Fさん自身が癌に侵されているからです。リンパ腺癌が転移していることから治療を行いながら自身の仕事と共に、あることがきっかけとなり障がい者の皆さんに働くための技術を身につけてもらい企業などで働ける環境づくりに努めています。
この命を懸けた言葉には命の塊のような力があります。
- 「障がいを抱えながらも働きたいと懸命になっている人のことを、福祉行政は思ってくれていません。障がい者サービスはあるけれど、その活用方法を示してくれていないと思います」。
- 「私の命はいつまであるか分かりません。年内かも分からないので、秋までに障がい者雇用を促進できるようなしくみを整えたいと考えています」。会ったのは8月中旬ですから、時間的余裕はないため9月か10月までに雇用のしくみを確立したいと話してくれました。
そうすることで「私がいなくなっても関わっている障がい者の方々は働けるし、生きていけると思うからです。でも後のことが心配です」。 - 「障がい者を持つ親が一番心配していることは自分が死んだ後に残される子どものことです。本当に心配なので死ぬことを想像できないのです。そんな心配をしなくても良い社会を築きたいと思います」。
- 「とにかく私は時間がある限りこの問題に取り組みます。片桐さんの力を貸して下さい。障がい者の技術力を要請している団体、雇用を考えてくれている企業、行政と議員さんとのつながりはとても大事だと思っています。本気で福祉に関心を持ってくれている議員さんは、それほどいないと感じています。私達の想いを感じて欲しいのです」。
以上のような声が命を懸けた声なのです。癌治療を続けながら障がい者雇用を促進するための活動を実施しています。その合間の時間に病院で治療を続けているのです。笑いながら、「喉の細胞を取る検査があります。麻酔ができないので痛くて、痛くて我慢できないぐらいです。一回で三か所の細胞を取ると痛みに耐えられなくなってしまいます」と話してくれたように、身を削って活動をしているのがFさんなのです。
直接、聞かせてもらったこの声を福祉行政に反映させなければなりません。命を懸けた声に福祉担当箇所が真剣に呼応して動いて欲しいと強く願っています。
昨夜から今朝にかけて和歌山県を襲った台風20号の影響が出ています。和歌山県議会では本日、午前9時30分に災害対策本部を設置し対応と情報収集に努めています。
午前7時現在の被害状況は次の通りです。
- 最大時間雨量は古座川町松根が110ミリ。すさみ町佐本中が104ミリ。
- 積算雨量は古座川町松根で549ミリ、田辺市野中で540ミリ。
- 最大瞬間風速は友ヶ島の52.3メートルです。
- 人的、物的被害。人的被害は軽傷2名。住家被害は一部損壊が4棟、非住家被害が2棟。
「片桐章浩を応援する会」主催で68回目の議会報告会を行いました。皆さんのお蔭で続けられていることに感謝しています。
今回の議会報告内容は次の通りです。
- 和歌山南スマートインターチェンジの工事進捗状況、それに伴う県道和歌山橋本線の工事進捗状況について
- 和田川の改修計画の状況と見通しについて
- 台風20号による和歌山県内の被害状況について
- 民間ロケット事業に参入するために設立されたスペースワンと和歌山県内での立地について
- 平成30年6月県議会での一般質問からの抜粋について
- 和歌山県で開催される「ねんりんピック」の概要について
- 「誇るべき和歌山県の歴史」、「誇るべき和歌山県の将来のプロジェクト」、「誇れる和歌山県」について
主に以上の項目について報告を行いました。この会では常に竈山神社の歴史を話し合っていることから、秋の清掃活動を10月に実施することに決定しました。竈山神社の清掃は春と秋に実施しているので、今秋も実施することにしています。但し議会報告会ではないので回数にカウントはしないことにしています。
来月の議会報告会は69回目となりますから、70回目が見え始めてきました。