活動報告・レポート
2018年8月23日(木)
お見舞い
お祝いの言葉

絵手紙教室のS先生がその取り組みの功績を評価され、法務省「第68回社会を明るくする運動」の民間の協力功労者として表彰を受けました。長年の功績が評価されての受賞を心から喜んでいます。僕は毎年、開催されているS先生の絵手紙展を鑑賞していますが、作品から伝わってくる優しさや心配りに元気をいただいています。そんなS先生の絵手紙と心配りが作品と接する人の心に響いているのです。今回の法務大臣表彰はその証で、これからも元気に活躍してくれることを心からお祈りしています。S先生、おめでとうございます。

障がい者のための事業

障がい者のことを考えて、その保護者のことを考えて事業を立ち上げようとしている人がいます。これまで携わってきた事業と違う分野の事業ですが、社会のため、地域のために本気で立ち上げようとしています。ただ和歌山市内ではこれまで形になっていない事業形態なので、多くの人の支援と理解を必要としています。何かを始める時が一番大きな力を要するので、この時期から抜け出せるように応援しています。社会が必要としている事業は、きっと多くの人から支援をもらえると思います。

昨日、協議した障がい者の研修制度と受け入れ企業の問題と同様、障がい者の皆さんが必要としているしくみをつくりたいと思いますが、やや社会の理解が不足しているように感じます。この壁を突破したいと考えています。

お見舞い

入院、治療中のMさんが仮退院しています。わずか一週間ですが仮退院の知らせを聞いて心から嬉しく思いました。直ぐに駆けつけたかったのですが、Mさんのお見舞いは「女性限定」なので少しだけ時間をおいて今日お見舞いに行ってきました。今日、会ったMさんは元気な声でこれまでのことを話してくれました。お見舞いの時間は1時間30分ほどでしたが、その時間いっぱい話を交わしました。声の張りも元気度も、話す速度もいつものMさんと変わらないので、「全く変わっていないですよ」と伝えました。入院治療中のことはブログやフェイスブックで確認しているので、「どれだけ大変か」分かっているつもりでしたが、会って話を交わすと「想像できないぐらい」の闘いをしていると思いました。

だから「頑張って」とも「辛い」なんて言葉は似合わないし、どんな言葉で励ませばよいのか、分からなくなりました。ただ元気で会話を交わせることが嬉しく、変わらない会話をすることが励ましになっているような気がしました。

実はMさんは歌手なので、僕は復帰ライブを実施したいと思っています。回復して退院した後にライブで舞台に立って欲しいと心から願っています。Mさんの歌声は優しさが詰まっていて聴く人に元気を与えてくれるものです。厳しい闘いを続けているMさんが舞台に立った時、病を克服した経験が歌に秘められてもっと私達に感動を伝えてくれると思います。

ふと部屋の壁を見ると「ありがとう。愛しています」の張り紙がありました。僕は「魔法の言葉ですね」と話しかけると、Mさんは「苦しくなるとイラッとして人に当たることがあるので、これを見て感謝の気持ちになるようにしています」と話してくれました。

「ありがとう」、「愛しています」、「感謝しています」などの言葉は魔法の言葉ですから、周囲の人に伝えたい言葉です。これらに代表される魔法の言葉は、話す人も聴く人も幸せな気持ちになれる言葉です。

「片桐さんにお願いがあります。私が本退院した時、友人に集まってもらってみんなで楽しむ会、ミニライブも含めて実施したいのです。実施する日は片桐さんの都合の良い日を最優先するので必ず出席して下さいね。そこで一曲でも二曲でも歌いたいと思います」と話してくれました。

本退院の日が来れば、「勿論、どんなことがあっても出席しますし、今からその日を楽しみにしています」と答えました。僕は、一日でも早くその日が訪れることを心から願っています。

あっと言う間に1時間30分が経過していました。励まし励まされる会話そのものが魔法の会話だと思います。治療も薬も治すために必要で大事なことですが、そこに心からの言葉が必要だと思います。元気になる言葉、励まされる言葉、そして魔法の言葉。これらの言葉を交わせることが回復を早めてくれると思うのです。

もう一つ大事なことがあります。それは目標を持つことです。「退院したらライブで歌いたい」などの自分がやりたいことを目標にしていることです。魔法の言葉と目標があれば辛いことも乗り越えられると信じています。実際の闘病生活はこんなきれいな言葉で表現できないと分かっていても、それでも回復することを信じています。

命を懸けて治療をしているMさんにかける言葉は見つかりませんが、「僕は回復を信じて待っています。毎月のようにライブを開催しているので、そこにMさんに出演してもらいたいのです。Mさんのライブを実施できる日を楽しみにしています」と伝えたいのです。

男性でお見舞いに伺うことができたのは僕が初めてだそうです。今日、お見舞いに伺うことができたことを嬉しく思います。

「Mさん、復帰ライブ、絶対やりましょう」。
台風20号
台風20号

和歌山県にも台風20号が到来しています。午後8時頃になって雨風が強くなってきました。和歌山県内に大雨暴風警報が発令され、地域によっては避難勧告も発令されています。皆さんには発信されている情報を十分把握し、安全行動を優先し被害が出ないことを祈っています。