活動報告・レポート
2018年8月6日(月)
茶道部会合
茶道部会合
茶道部会合

和歌山文化協会茶道部の会合に出席しました。今回の議題は秋の茶道部のイベントに関しての協議でした。また文化協会会報への原稿依頼を受け、茶道部の活動について書かせてもらうことになりました。

さてお茶をいただいた後に会合に入り、議事を終えた後の懇談の時間に最近の県政の動きを報告いたしました。

報告したのは大阪北部地震と西日本豪雨を教訓とした和歌山県の対応についてです。

  • 大阪北部地震の影響で小学校のブロック塀が倒壊した事故がありました。和歌山県として県有施設の点検を行った結果、危険性のあるブロック塀の撤去、または改修を実施することを決定しました。緊急性を有する箇所の撤去、改修を行い、それ以外のブロック塀については順次実施していくことにしています。

    ところで予算の伴うものは議案として議会に提案し、議会での議論を経て承認を必要としますが、今回は緊急性があることから知事専決で予算出動と工事の実施をすることにしました。県民の皆さんの安全性を確保するため、来月予定されている9月県議会開会を待たずして予算出動を行い、9月県議会で専決事項での審議事項として取り扱うこととしています。このように和歌山県として、他府県の災害の事故事例を教訓とした取り組みを行っています。

  • 西日本豪雨を教訓とした対応について。

    今回の西日本豪雨に代表されるように、近年の異常ともいえる大雨への備えの重要性は増しています。河川の治水対策、都市の排水対策は緊急性を要すると共に、将来の都市の安全を確保するために長期的な対策が必要です。和歌山市の場合は中心部を除くと、均一的な排水機能となっていますが、過去の水害のデータが集積できているので地域毎の対応を実施すべきだと考えています。短期的対策として地域別対応を検討し、対応方針に沿った排水対策を実施することがあげられます。

    また長期的には紀ノ川や和田川、貴志川などの治水対策が求められているところです。過去の大水害の経験から河川改修事業に着手しているところですが、紀ノ川は岩出市付近の狭窄部の拡幅工事を行っていますし、和田川の河川改修も進めています。工事完成の暁には浸水被害の確率は極めて低くなると予想していますので、地域の安全を将来に亘り確保しているところです。

以上、最近発生した2つの災害を教訓とした、和歌山県の取り組みについて説明を行いました。説明を行った後に質問時間を設けたところ、参加者からたくさんの質問をいただきました。質問をいただくことは皆さんの思いや意見を伝えてもらうことなので、県政にとってとても大切な機会となります。皆さんの意見が県政を進める上での基本事項となるからです。

  • 大門川の改修計画について。和田川や亀の川などの改修計画は報告されていますが、大門川の治水対策も検討して下さい。
  • 今回の西日本豪雨のような大雨が降った時、紀ノ川は大丈夫なのでしょうか。
  • 自治会単位で防災訓練を実施していますが、和歌山県や和歌山市から協力を受けられるのでしょうか。
  • 和歌山市の東南部は少しの大雨でも道路が浸かります。毎回のことなので対策を実施して欲しいと思います。

以上の質問や意見に答えながら質疑を進めました。会合の終了後、茶道部会長から「とても良い質疑を交わしてくれました」と言葉をいただきました。

その他
  • 絵本「生きて・・・」の活用について説明と依頼を行いました。東日本大震災を風化させないために皆さんに読んで欲しいと思います。
  • 統合型リゾートについて話を聞かせてもらいました。最初に選定されるのは全国で三か所です。第二回目の募集は最初の三か所が選定されてから7年後になってしまいます。皆さんに将来の地域の姿や地域経済などを考えながら検討して欲しいと思います。
  • 将来の和歌山市の発展を目指すためには、多様な価値を議論できる議会にすべきことを話し合いました。