お盆を控えて亡父の法要を行いました、毘沙門寺においてご祈祷をしていただきお墓参りをしてきました。酷暑の夏なのでお墓のお花は枯れている状態でした。いつもきれいなお花を供えているのですが、この期間は少し日数をあけてしまうと枯れてしまいます。お盆にお墓に来ることにしていますが、お墓の下から、そして上空から夏の暑さを感じているように感じました。
今年も和歌山市内でGTEが開催されました。今回は「GTE2018」で三回目の夏を迎えることになりました。そして今回のテーマは「イノベーションチャレンジサマーキャンプ&ビジネスプランコンテスト」で、各国から集まった高校生がそれぞれのチーム毎にビジネスプランのプレゼンテーションを行ってくれました。出場チームのプレゼンを聞かせてもらいましたが、質が高く大学生や社会人のプレゼンテーションを聞いているように感じました。
それぞれのチームがビジネスプランを真剣にそしてユーモアを交えながら行ってくれたので、楽しく見ることができました。
高校生のアイデアは、仕事経験がないことから枠にとらわれない自由で伸び伸びとしたプランに仕上がっていること。大人よりもITの活用領域が広いので、どんな分野にでもITの活用を図ることで現在と全く違ったスタイルのビジネスに仕上げてしまっていることが特徴のように感じました。
国内企業の掲げるITプランよりも進んでいるように感じましたが、それはプレゼンター達は生まれた時からパソコンやスマートフォンに親しんでいる環境があることも理由だと思います。技術を習って覚えた世代と、扱いが自然に身に付いた世代とではインターネットの活用に関する感覚が違います。その差がアイデアの源流の差となり、大人世代が発想できないようなアイデアとなって生み出されているように思います。
アメリカでは高校生が起業することは珍しいことではなく「大学生になってからでは遅い」という感覚も一部ではあると聞きました。スポーツの世界と同じように10歳代の感覚がビジネスでも必要な時代になっているのかも知れません。固定観念、従来の枠の中での発想、これまでの時代を前提としただけの経験は新時代では取り残されるような感覚になりました。
プレゼンターの高校生の説明の仕方は自由で楽しく、評価を気にしない伸びやかさがありました。評価を受けるためのプレゼンではなく、自分たちのプランを知って欲しいという気持ちが出ていたように感じます。人の評価よりも自分の感覚と価値を信じているような気持ちがプレゼンから感じました。
今年もアメリカやシンガポールから高校生達が和歌山市に来て、ビジネスプランの講義とワークショップを行い、プレゼンテーションで締めくくりました。和歌山市の夏の始まりのイベントとして定着してきたことを嬉しく思います。
この高校生を対象とした英語でビジネスを学ぶプログラムは注目を集めていて「わが都市で開催させて欲しい」という要望も出始めています。主催者は和歌山県開催にこだわってくれていますが、より良い環境が整えば県外開催の可能性も出てきます。和歌山県こそ高校生達が英語でビジネスプランを学ぶ最高の場所であり続けること、そして最適な環境であることを指導者にも認識してもらうことが課題です。
高校生が英語でシリコンバレー流のビジネスプランを学べる場所は国内では和歌山県だけです。しかもシリコンバレーの一流高校の先生から直接指導を受けられるのですから、将来の生きるための財産となるものです。
プレゼンテーションを終えて表彰式の場で、ジャストン先生から参加した高校生全員に表彰状を渡してくれました。2018年、和歌山市でビジネスコンテストに参加した熱い夏のことは一生の宝物になったことと思います。この表彰状はたった一枚の紙ではなく人生の宝物となる一枚の紙なのです。
高校生にとって日本といえば和歌山県と思ってくれるような素敵な夏になったと思います。表彰式の後「この感動の時間をみんなで確かめ合いましょう」という言葉が印象的でした。「GTE2018」に参加した高校生、運営に携わってくれた皆さん、主催者の皆さんの行動に敬意を表し、同じ時間を共有できたことに感謝しています。ありがとうございます。
関労和歌山エリア支部定期大会に出席しました。今回で54回目を迎える大会となります。来賓としてお招きいただき挨拶をさせてもらいました。県議会や関西広域連合での取り組みを紹介し、また地域における作業所の支援や和歌山ダルクとの連携などの話をいたしました。