活動報告・レポート
2018年8月1日(水)
和歌山県の誇り
絵本
絵本「忘れない3.11 生きて・・・」

絵本「忘れない3.11 生きて・・・」を和歌山市内の書店が置いてくれました。書店の社長に主旨を説明しお願いしたところ、店頭に置くことを快く引き受けてくれました。この絵本普及の活動を通じて和歌山県は東日本大震災を忘れていないことを発信したいと思いますし、南海トラフの巨大地震への備えとしての意識づけを図りたいと思います。

また夏休み期間中なので、絵本を通じて子ども達の学習機会にご縁があれば嬉しいことだと思っています。

今回、心ある対応をしてくれた社長に深く感謝していますし、ご厚意ある提案をいただいたことにも感謝しています。

和歌山県の誇り

「和歌山県のことを知らないので和歌山県の良さを語れないし、誇りに思えないと思います」と懇談の中でテーマが提示されました。「なるほど」と思えるテーマです。故郷、和歌山県の歴史を知らないことが誇りを持てない要因のように思いますし、これからどこに進もうとしているか知らないことも要因だと思います。

そこで和歌山県が誇りを持てる歴史や将来の目指している姿を知ることが大事なことだと思いました。今日の議論の中から和歌山県として誇りを持てることを簡単に記します。

・誇れる主な歴史
  1. 神武天皇が東方遠征の時、大和の国に入る時に上陸したのが和歌山市雄湊だったこと。そこから現在の竈山神社付近へと入り、その地で神武天皇の兄が倒れたこと。その場所が竈山神社になっています。
  2. 空海が高野山を開創したこと。1000年以上、この場所がわが国の聖地となっています。
  3. 熊野信仰で天皇や上皇が熊野詣に訪れたこと。和歌山県はわが国における蘇りの地であること。
  4. 江戸時代にわが国のエネルギー供給を支えていたこと。薪の産地は和歌山県で和歌山県がなければエネルギー供給ができていなかったという説もあります。
  5. 明治維新で和歌山藩が廃藩置県のモデルとなったこと。当時の時代背景から列強に認められるために軍隊の近代化を進めたのも和歌山県が最初です。
  6. 不平等条約の撤廃を果たした陸奥宗光外務大臣を輩出したこと。明治の偉人の功績は日本の近代史に燦然と輝いています。
・誇れる将来のプロジェクト
  1. 紀淡海峡ルート構想があること。四国新幹線と高速道路で和歌山県と徳島県をつなぐことで第二国土軸が完成します。わが国にとって必要な物流、観光ルートとなります。
  2. メタンハイドレート資源があり海流発電の適地があること。資源、エネルギー産業の拠点となり得ます。
  3. 紀伊半島一周高速道路計画があること。紀伊半島が高速道路でつながることでわが国を代表する観光拠点となり得ること。
  4. 白浜空港の国際化計画があること。国際線を就航させることで、和歌山県は世界に誇る観光地となります。白浜の温泉、パンダ、景観は世界に誇れる観光名所になります。
  5. 統合型リゾート施設に立候補を考えていること。観光県にある統合型リゾートとして存在価値があります。
  6. 世界遺産である高野山、熊野古道があること。精神世界の象徴として君臨する聖なる場所が二か所あります。人工的に作れない将来的にも通用する価値です。

以上の「誇れるもの」リストは未完成なので、既存の資源に価値を見出して発信したいと思います。