絵本の寄贈について話し合いました。東日本大震災の記憶を風化させないように絵本作家が「忘れない3.11 生きて・・・」を刊行しています。この本の作者は、全国の小学校、幼稚園などに寄贈されることを望んでいるので、企業や社会奉仕団体などに購入をお願いし、引き受けてくれた団体から小学校などに寄贈してくれることを望んでいます。子ども達に津波被害の怖さを伝え、生き残るために優しさが必要なことを理解してもらうことを。企業や団体には東日本大震災の記憶を留め次の世代に伝えることを期待しているのです。
僕も作者の意志を受けて皆さんに絵本を紹介しています。全国で大きな輪になっていくことを楽しみにしていますが、和歌山県でも東日本大震災の記憶を風化させないことと優しさの輪が広がるようお願いをしたいと思っています。
作者からは「日本各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災の事実を、風化させてはならない、という強い想いをお持ちの、ある匿名の執筆家の方より提案があり、今回新たな試みでこの絵本を作ることにしました。今までの子供向けの絵本という概念を捨て、子供から大人まで幅広い年齢層で使える教材に挿絵を入れた、教育書として使える絵本です」という意思が伝えられています。
そして作者は配布方法についても次のような意思を示しています。
「この絵本を都や県など自治体からではなく、皆様から学校や施設などへ届けていただくという今までには無かった方法で、全国そして世界へ展開します。一般の募金のようにどこへ行って何に使われたか分からないのではなく、『どこの○○学校へ何冊お届けしました』と明確に、そして確実にお届けしレポートとしてお知らせします。皆様の『3.11の事実を後世に伝える』という強い思いを絵本に乗せて、一冊でも多く全国に53, 000余りある幼稚園、小学校、中学校、高校、大学や、600箇所を超える養護施設、178, 000ある病院や157万室余りあるホテル・旅館などあらゆる場所に届けていき、子供たちがいつでも目にすることができるようにしたいと思っています。そのためにぜひ皆様のお力をお貸しください」というものです。
本気の活動は本気の人たちに響くことになります。「全国と比較して和歌山県では普及していない」とならないようにしたいと思います。
「輝いている人は周囲の人が応援してくれる。萎れている人は誰も応援してくれない」。こんな話を聞きました。その通りだと思います。輝いている人のもとには人が集まり、応援の輪が広がっていきます。人は輝いているところに集まり、その輝きを応援したくなる性質を持っているからです。
しかし萎れている人、元気のない人、笑顔のない人のところに人は集まりません。萎れているところには行きたいと思わないからです。
明るくて賑やかなテーマパークに行ってみたいと思いますが、寂れて活気の感じられない遊園地には行く気にならないようなものです。
しかも輝いている人と萎れている人が、仮に同じ活動や同じ言葉を発したとしても、周囲の反応は異なるのです。輝いている人が発した言葉には感動し、萎れている人の言葉には「なんだ」となります。反応が違うと結果が違うことは明らかです。
ですから輝いている人を目指すことが結果を出すために必要なことだと言えます。そんな輝いている人とは、物事を本気で取り組んでいる人のことです。本気で取り組んでいる人は輝き始めますから、その輝きに周囲の人は反応してくれるのです。
輝きを放てるように本気で行動、本気の発言をしたいものです。
- 今週末から予定されている各種大会の進め方を聞かせてもらいました。重なっている大会もあり日程が詰まっていますが、大会に参加してくれる皆さんと会うことを楽しみにしています。
- 印刷の用途や媒体物の活用方法などに関して話し合いました。印刷需要は減少していると言うものの従来とは違った要望があるようです。それに対応できる事業者が生き残り、対応できなければ厳しい展開になることが予想できます。選択肢は事業者に預けられています。ここでも本気度が試されているように感じます。