平成30年7月29日の日曜日に「西日本豪雨災害支援チャリティコンサート」を開催しました。台風の影響も考えられたのですが西日本豪雨の被災者を支援することが目的なので開催したところ、多くの方がコンサートに駆けつけてくれました。出演者も台風の影響で来ることができなかった人を除く12組が演奏してくれました。
主催してくれた羅布さん、演奏者してくれた皆さん、参加してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。コンサートは約4時間続きましたが、主催者によると「最初から最後まで参加者がノッてくれたので走り抜けた感じです。これだけ熱気のあるコンサートになったのはチャリティの主旨を理解して来てくれた、そして義捐金をしてくれた皆さんのお蔭です」と話してくれました。
皆さんからお預かりしたご厚意を、本日、午後、和歌山県庁に届けさせていただきました。今回は主催してくれた羅布さんと共に義捐金を届けてきました。
僕からは「和歌山市で活動しているミュージシャンのみんなが西日本豪雨で被災された皆さんを支援したいと思う気持ちで開催することができました。心あるミュージシャンの気持ちと趣旨に賛同して集まってくれた皆さんからの心がこの義捐金です」と伝えました。
今回、急遽ですが、チャリティコンサートを開いてくれた和歌山市のミュージシャンは素晴らしいと思いますし、そこに賛同してくれた皆さんも素晴らしいと思います。
僕は過去の被災地のことを思うと、音楽の力を信じています。音楽は被災者の皆さんを励まし、勇気を与えています。ミュージシャンが被災地に入りコンサートをした時に見える被災された皆さんの笑顔はとてもきれいです。瞬間であっても現実を忘れられ、その次の瞬間に現実に立ち向かう勇気が湧いてきたことを知らせてくれるような笑顔だと思います。音楽はその時間を、そこから違う場所に移動させてくれる力だと思います。
辛いことを忘れさせてくれる力。辛いことに立ち向かわせてくれる力。誰かのために行動を起こそうとさせてくれる力。明日を信じさせてくれる力などが音楽の力です。
今回、和歌山市を中心に活動しているミュージシャンが音楽の力を発揮してくれました。演奏と言葉が音楽となり、参加してくれた皆さんの心に「和歌山市から被災地へ支援の心を届けよう」と呼びかけてくれました。コンサートの時間を義捐金へと変換させることができました。
現時点で和歌山県庁に届けられている義捐金は約1,200万円です。これだけの心が届けられていることを嬉しく思いますし、被災されたみなさんを支援できることは地域の力だと思います。
この音楽の力は「和歌山歌の力の会」の活動へとつながっていくことになります。既に「わかやま歌の力の会事務局」が発足し、平成31年度に歌の力で地方創生の一端を担うための活動を実施する予定です。歌の力を信じるミュージシャンとそれを支える人の活動が始まっています。
ところで今回のチャリティコンサートの名称は「La-La-La音楽祭」としています。LaはAの発音を表しています。Aは音符の最初の音なので、「ここから始める音楽祭」という感覚のタイトルです。タイトルの通り、最初の一歩を踏み出す音楽祭を成功させることができました。これからも「被災地を支援することや地方創生、地域を元気にすることを目指して、和歌山県を音楽の力で盛り上げたい」と主催者と話し合いました。
このチャリティコンサートに携わってくれた皆さんに心から感謝しています。ありがとうございます。和歌山県庁に皆さんの心を届けてきました。この心が被災地の皆さんに届けられることになります。
東京から和歌山市に来てくれた高橋フミアキ氏の講演を聞かせてもらいました。作家でありヒプノセラピストである氏が和歌山県を訪れてくれたのは今回が初めてのことです。 和歌山県の印象について次のように語ってくれました。
- 神武天皇が東方遠征で大和の国に入る時に上陸したのが紀伊の国、和歌山県であること。
和歌山県がわが国を築くことに貢献した場所であること。 - 平安時代に空海が高野山を開祖したこと。わが国の今に続く精神文明の聖地が和歌山県であること。
- 江戸時代は和歌山県がエネルギーを供給し続けたこと。江戸時代のエネルギーは薪で、和歌山県産の薪が使われていたので、国のエネルギー供給県が和歌山県であったこと。
- 紀伊国屋文左衛門が江戸にみかんを供給し、健康維持に努めていたこと。
このように和歌山県はわが国の重要な場所であり続けています。和歌山県は魂の宿る場所であり県全体が巨大なパワースポットなので、この地で暮らすだけでエネルギーを発揮しているということです。
和歌山県で暮らすことに誇りを持って欲しいと語ってくれました。