西日本豪雨の影響で「直川地域にある和泉山脈の一部で崖が崩れている」という話を伺いました。趣味で山岳を楽しんでいる方にとって和泉山脈は山岳コースとして人気が高い地域なので、西日本豪雨の後もこの辺りを歩いています。崖崩れで通行止めになっている箇所や歩けるけれど土砂が崩れている箇所があります。そのため大型の太陽光発電への不安と懸念が高まっているという問題提起がありました。崖が崩れている現地の写真も見せていただきましたが、「和泉山脈を開発することは不安です」と話してくれました。
第67回「片桐章浩を応援する会」の議会報告会を開催しました。議会報告会だけで67回目で竈山神社の清掃やイベントなどを含めると80回近くこの会で会合を開催していることになります。これだけ続けられているのも皆さんが参加してくれていること、呼びかけてくれていることのお蔭だと感謝しています。
さて今回の報告と説明項目は次の通りです。
過去からの経験からの予想を超える集中豪雨に備えての治水対策は必要不可欠です。和歌山県として紀ノ川や和田川などの河川改修を進めていますが、計画の実行を急ぐ必要があります。
「備えが全てで、自然災害で想定以上のことはできません」という高知県河川課の川村担当チーフの言葉です。和歌山県の防災対策の精神もこうありたいと思っていますが、予想を越える豪雨も想定した対策を検討、実行させるべきです。想定できなければ自然災害ですが、想定することを怠っているとすれば人災だと思うからです。予想できない事態に遭遇した時、いつも「想定外」という台詞で逃れることは止めたいと思います。過去の経験から事態を想定しておくことが防災対策ですから、経験から学び対策を講じる行為をすることが責任者として必要です。
国土交通省では地球温暖化に関わる集中豪雨の増加を予想して治水計画の見直しを開始することになっています。和歌山県の治水対策も対応レベルの見直しを行い対応すべきだと考えています。
2.和歌山県として統合型リゾートへの立候補について和歌山県として統合型リゾートへの立候補を予定しています。全国で三か所の候補地に選定される必要があり計画を整えようとしているところです。統合型リゾートはカジノだけではなく国際会議場、劇場や大型商業施設などを兼ね備えたリゾートです。現時点における和歌山県としての候補地はマリーナシティですが、状況に応じて変更することも可能です。観光振興、経済対策、雇用増加などの観点から和歌山県として立地したいと考えているので負の一面はあるものの実現に向けて取り組みたいと考えています。
3.和歌山県の公共鉄道の現状について和歌山県内の公共鉄道は主にJRとなっています。和歌山市から大阪市に向けた鉄道の利便性向上と和歌山市から白浜や新宮に向かう鉄道の利便性確保が将来に向けた課題です。
高速道路の整備と共に将来にわたって鉄道を存続してもらうための取り組みが必要だと考えるようになりました。JR西日本和歌山支社の現状を前提として考えると、利用者の増加を図ることが必要で、そのために人口減少に歯止めをかけること、産業振興を図ること、若い人達の雇用を増大させることなどが県政の課題となります。
平均通過人員が一日4,000人未満になると民営バスなどへの代替手段も検討される恐れがあるため、この平均通過人員を維持することが紀勢本線や和歌山線の課題です。
高速道と鉄道の共存を図ることを目指した取り組みを考える必要性があります。
4.平成30年6月議会一般質問について今回取り上げた4つの項目について説明を行いました。ヘルプマークの広報活動や四国新幹線と紀淡ルート計画の実現を目指す取り組みについて説明を行いました。
大きく以上4項目について説明を行いました。開始時間は午後7時で終了は午後9時30分でしたから報告と質疑応答で県政の課題について意見交換を図ることができました。
来月、8月も議会報告会を開催することにしています。