活動報告・レポート
2018年7月24日(火)
明治の日本外交
明治の日本外交

外務省外交史料館が第二弾の記念展示会を開催してくれています。「明治150年記念展示 条約書に見る明治の日本外交」です。平成30年6月12日から10月11日までの期間、外交史料館で開催されています。今回の記念展示の主旨は次のように記されています。

外交史料館記念展示

幕末の日米和親条約調印を機に,欧米諸国を中心とする国際社会に加わることになった日本は,明治時代,新たな国際関係構築の歩みを始めます。政府は欧米諸国の制度・技術・文化を吸収しながら,近代化を進め,諸外国との国交樹立や国境画定,不平等条約の改正などの外交課題に取り組みました。そして,日清・日露戦争を経て,日本は欧米列強と並ぶ国家へと成長していきます。

本展示では,外交史料館が所蔵する条約書等を通して,明治期の日本外交の歩みをご紹介します。また,女子教育の先駆者として明治期に活躍した津田梅子や安井てつ,外務省顧問として日本外交に大きな貢献を果たしたアメリカ人ヘンリー・デニソンの史料もあわせて展示します。

展示を通して,現在にまでつながる国の基本的な形を築き上げた明治の時代を振り返り,国際社会に踏み出していった明治の日本人の姿に思いを馳せていただく機会となれば幸いです。

今回のこの企画も鑑賞したいと思っています。

チャリティコンサート

チャリティコンサート開催の案内をしています。西日本豪雨の被災地支援のため緊急企画としてチャリティコンサートを計画しました。

名称は「西日本豪雨災害支援チャリティコンサート」。平成30年7月29日、午後1時から4時30分まで、15組のミュージシャンがライブハウス「サラスバティ」に登場します。

収益金は今回の被災地の方々への寄付として使われます。和歌山県内外のミュージシャンが被災者の方々のために音楽を通じて支援しようという気持ちがこの企画に結びつきました。収益金は和歌山県を通じて被災地に届けることにしています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

東京ガーデンテラス紀尾井町。現地にこの建築物の説明書きがあることを知らせてくれました。紹介してくれた方は「和歌山県はもっと和歌山県に誇りを持たなければいけないと思います」と話してくれました。

それはこの説明書きから読み取ることができます。

「江戸時代、当地に屋敷を構えた、紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家に由来する由緒正しい歴史と、国際都市東京の中心という顔を持つ東京・紀尾井町」という書き出しで、東京ガーデンテラス紀尾井町が紹介されています。紀尾井町の「紀」は紀伊徳川家、つまり和歌山県が由来になっているのです。江戸時代御三家と言われた水戸徳川家が入っていないで井伊家になっているように、紀伊徳川家は江戸時代の江戸において存在感があったのです。

和歌山県では東京ガーデンテラス紀尾井町は話題になっていませんが、しっかりと和歌山県の存在を訴えてくれています。江戸時代の紀伊藩は、江戸においてしっかりと存在感を示していたのです。

紀尾井町の地名の由来を知るだけでも、私たちは和歌山県に誇りを持つことができます。「紀尾井町の『紀』は紀伊の『紀』ですよ」と話せることを、ほんの少しですが嬉しく思います。

また現在の赤坂プリンスクラシックハウスの保存工事の過程で地中より、旧北白川宮邸洋館の煉瓦基礎が発見されたと聞きました。この地は紀伊徳川家江戸上屋敷跡だったのですが、明治時代に北白川宮能楽久親王に下賜されているのです。

ここでも紀伊徳川家の名前が出てきます。紀伊徳川家が如何に江戸で実力を保っていたかを伺い知ることができる話です。

紀伊徳川家から引き継いでいる歴史をしっかりと認識し、和歌山県に誇りを持ちたいものです。