活動報告・レポート
2018年7月21日(土)
陸奥宗光元外務大臣を学ぶ
わかやまスポーツ伝承館
海草中学校 嶋清一投手

わかやまスポーツ伝承館に高校野球の特別展「和歌山から甲子園へ 語り継ぐ100回の夏」企画展が開催されています。夏の甲子園大会は大正4年から始まり100年目を迎えています。案内には「短い夏に向けて始まる長い旅」とありますが、多くの球児にとって夏の甲子園を目指す夏はあまりにも短くて、この夏を迎えるまでに長い夏を過ごしているのです。

展示の中に夏の甲子園で全国制覇した海草中学校のメンバーの写真がありました。ここに嶋清一投手の姿がありました。この世でたった一枚の嶋投手の写真に書かれたサインがありました。このサインによって海草中学校の夏がここに蘇っています。しかも復刻版の海草中学校のユニフォームも展示されているので、「語り継ぐ夏」の一ページがここにあります。

向陽高校野球部員は伝説の嶋投手の本を読み、目指すべき先輩として夏を追いかけています。平成30年の夏も和歌山県予選を戦っていますが、いつか大先輩と同じ夏の甲子園出場を果たして欲しいと願っています。

海草中学校復刻版ユニフォーム

わかやまスポーツ伝承館の方から「これまで和歌山県から14校が夏の甲子園に出場しています」と説明を聞かせてもらいました。その中に向陽高校も入っているのですが、「向陽高校は海草中学校の時代に甲子園に出場していますが、向陽高校になってから夏の甲子園には出場していません」と知らせてくれました。てっきり夏の甲子園にも出場していると思っていたので驚きました。

海草中学校が夏の甲子園二連覇を果たして以降、向陽高校として夏の甲子園出場を果たしていないのであれば、是非、その夢を実現させて欲しいと思います。

この企画展では、短い夏と繰り返し訪れる夏を感じることができました。

陸奥宗光元外務大臣を学ぶ

県立博物館で「陸奥宗光元外務大臣を学ぶ会」が開催されたので講義を受けに行ってきました。夏休みに入ったことから、串本町からも子ども達の参加があり、陸奥宗光伯のことが全県下に広がっていることを嬉しく思いました。

開会にあたって子ども達に挨拶を行いました。

みなさん、こんにちは、夏休みに入ってからの授業となりますが、博物館に来てくれてありがとうございます。みんなは陸奥宗光さんのことを知っていますか。和歌山県出身の偉人ですが、あまり知られていないようなので、みんなに知ってもらいたいと思います。

陸奥宗光元外務大臣を学ぶ会

今年、大河ドラマでも放送していますが鹿児島県に行くと西郷隆盛さんのことは郷土の偉人として県内では知られていて、とても人気があります。

高知県の偉人と言えば坂本龍馬さんです。龍馬は高知県で知らない人はいないと思うほど人気がありますし、地元の誇りの人物になっています。

福島県に行くと野口英世さんが偉人として郷土の誇りになっています。西郷隆盛さん、坂本龍馬さん、野口英世さんを始め各府県が生み出した偉人は、それぞれの地域の子ども達にも名前と共に功績が知られています。

ところが陸奥宗光さんについて和歌山県内でも知らない人が多いのです。僕は陸奥宗光さんの名前を知ったのは小学生の時、父親から「和歌山県の偉人と言えば陸奥宗光だよ」と聞いたからでした。ところが学校で詳しく習った記憶がありませんから、何をした人なのかは、今日お話ししてくれる福田光男先生から学んだ知識が基になっています。

ですから福田先生の話は子どもさんにも勉強になりますし、大人にとっても学びの機会となるものです。夏休みの最初に陸奥宗光さんの勉強をすることができますから、夏休みの宿題に陸奥宗光さんを取り上げるのも良いと思います。学校で「格好良い」と言われると思いますから、今日のお話を聞いた後に、夏休みの課題として続けて勉強して欲しいと思います。今日の勉強会で、陸奥宗光さんは和歌山県の偉人であること、そして何をした人なのかを学んで下さい。

それでは一緒に勉強しましょう。

陸奥宗光元外務大臣を学ぶ会

講師の福田光男先生から、今日も楽しくて為になる郷土の偉人の話を聞かせてもらいました。明治元年から150年後の今日、陸奥宗光伯の活躍と共に明治の空気を感じることができました。明治元年、当時の人々は新しい時代の到来を感じたと思いますが、平成に生きる私達も来年は新しい時代の到来を感じることになります。新しい時代は私達が築いていくことになりますから、先人の志と行動を見習いたいものです。

ところで講義を終えた後、子ども達に変化がありました。講義前の陸奥宗光伯の写真を見た印象は「怖い人」でしたが、講義を受けた後の印象は「優しい人」に変化していました。初対面の人は顔の表情で判断しますが、その人がどんな行動をしたのか、何を目指したのかを知ることで印象は変わります。行動をした結果「優しい人」と評価される人が素晴らしいと思いますから、行動した結果として「優しい人」になりたいものです。

その他

社会福祉法人の夏祭りに参加、暑い夏の風物詩を楽しみました。その後「ライオン和歌山会議」に出席し、「片桐議員に質問しよう」のコーナーを設けてくれて、皆さんとの質疑で事例を学び、みんなで楽しみました。その後、社会福祉法人の夏祭りの打ち上げに合流し、その後は若い人たちが企画したライブに行ってきました。暑い夏を夕方から夜にかけて駆け抜けました。