歴代役員の先輩方と懇談の機会をいただきました。Fさんが金融機関の理事長を退任するために仲間で集まってお祝いをしたものです。その席で先輩方から話を聞かせてもらいました。
Sさん。「和歌山として本部で活躍してくれる人材を推薦することがありました。その時、Fさんが片桐君を推薦してきました。当時、私は片桐君のことを良く知らなかったので他にも人材がいると思い、『少し考えませんか』と回答を保留しました。それから二度、会議を開催したのですがFさんは他の人材を探すことなく片桐君を推薦してきました。そして三度目の会議でも引き続いて片桐君を推薦してきたので、私は『それなら分かった』と承諾したのです。
その後の本部での活躍、仕事での活躍、市議会議員に出馬したこと、現在の県議会議員としての活躍ぶりを見ると『あの時のFさんの目は正しかった』と思います。現在の片桐君の活躍は誰が見ても素晴らしいのですが、誕生にFさんが関わっていたことを皆さんに伝えたいと思います。人を見出す、育てることはとても大事なことで、成長してくれる人材は社会や組織を引き継いでくれることになります。『後を託せる人を育てる』。それをFさんは実行してくれたと思います」と話してくれました。
またそのFさんからは「片桐君の活躍は今さら言うまでもありません。特にすごいと思うのは式典などでの挨拶です。旬のテーマを紹介してくれていますが、それがとても上手くまとめられ楽しみに思っています。それだけ成長しているのだと思うと嬉しくなります。これからも応援していますから頑張って欲しいと思います」。
そしてMさんからも言葉をいただきました。
「現在、組織をリードしていけるのは片桐君とUさんだけです。難しい時代ですから二人でみんなをリードして欲しいと思います。組織は人材がいてリードしていく必要があります。お互いが協力して社会と組織のみんなをリードしていってくれることを期待しています」と話してくれました。
それぞれが時代を築いてきた先輩ばかりです。どんな時代もかじ取りは難しかったと思いますが、難しい時代を安定させることに努力して課題を克服し、時代を切り開いてきた皆さんです。
責任ある立場の人の苦労は分かるものではありませんが、言えることは、言ったことに責任を持つことの責任の重さ、方向性を決めて実行に至る決断など心身の負担は想像以上に大きいと言うことです。Fさんは「大変なことがありましたが、人ができないような経験ができて楽しい人生だったと思います。これからは少しゆっくりしたいと思います」と話していたことが印象的です。
また全国に人脈を築いているKさんは「どこに行っても飲食店などを紹介してくれる人がいることは有難いことだと思っています。紹介してくれるということは、日ごろから良い付き合いができているからです。日常の関係を大事にすべきだと思います」と話してくれました。人脈は作ることも大事ですが、つなぐことが大事なことです。
尊敬する先輩の皆さんからの心温まる言葉に感謝しています。
毎年恒例となっているスナーダイクマエ孤児院の絵画展が和歌山市内で開会日を迎えました。今回が8回目の開催となるもので、カンボジアから主催者のメアスさんが来日、開会式を行いました。開会式には和歌山市原教育長、西博義 元衆議院議員も出席してくれて、テープカットを行いました。僕も主催者の一人として来賓の皆さんと一緒にテープカットを行いました。
メアスさんは孤児院の子ども達に社会で生きるための厳しさを教えています。その教育の一つとして、子ども達が描いた絵を日本での絵画展に出展して購入してもらうことを実施しています。購入してもらった代金は孤児院の子ども達に届けられますから、子ども達は「自分の作品がお金になる」ことを学びます。そこから頑張ったこと、仕事をすることで社会から認められ、自分が生み出したものを買ってもらうことでお金をもらえること学ぶのです。
生きていくことの厳しさ、しかし人の優しさを感じてもらい、社会人として孤児院を出る日を迎えて欲しいと思います。今回も、メアスさんの思いが子ども達に伝わっているような作品が並んでいます。作品は自然界をテーマにしたものが多いのは、子ども達が見るもの、触れるものが自然界だからです。ですから、そこにはおもちゃやゲームなどの絵はありません。子ども達が見たもの、感じたものが絵画作品になっているので、カンボジアの日常の風景や子ども達の心情が伝わってきます。
スナーダイクマエ孤児院の絵画展は、今日から三日間、和歌山市内のフォルテワジマで開催されます。カンボジアのスナーダイクマエ孤児院で生活している子ども達の現状を知ってもらいたいと思いますし、子ども達の支援をいただけると幸いです。
- 平成30年に定年の日を迎えた三人の先輩方のご苦労様の会に出席しました。皆さんの会社生活の思い出話は時代が違っても参考になるものです。長い会社生活を終えられ、第二の人生に踏み出す皆さんのこれからの活躍をお祈りしています。
- 大阪市内で開催された関西電力総連定期大会に出席しました。