活動報告・レポート
2018年7月18日(水)
水害お見舞い
水害お見舞い

広島県の現地工場が西日本豪雨の影響を受けた会社を訪問しました。非常時への備えと今後の対応について話を伺ってきました。今回は工場内に浸水があり材料の一部に被害が出たようです。しかし稼動に向けて後片付けと整備を終了させ再稼動できる準備に入っていると聞きました。素早い対応に驚きましたが、更に決断の速さに驚きました。

それは「今後も大雨の心配が発生したので危機管理が必要だと考えました。行政の大雨対策を待っても良いのですが時間軸が長すぎるので、また災害に見舞われたら売り上げの減少と共に事業計画の見直しが必要となります。そんなリスクと共存するよりも、安全な場所への工場移転を指示しました。今月以内に移転用地を探すよう現地の責任者に指示しています」と話してくれたことです。

被害からの回復も素早いのですが、将来を見据えた指示の早さに驚きました。業績が良いことからできる指示と動きですが、それ以上に経営者としての決断力と将来の利益を確保するために必要なことを理解していることに驚きました。

そんな経営者ですが視察や研修会には時間を見つけて参加していることを聞きました。視察の利点を教えてくれました。

  • 例えば二日間の視察であれば48時間を社業から離れて自由に使うことができます。自分の時間を持って考えることができることです。
  • 一緒に視察する方と懇談が出来ることです。他業種の方との話は事業のヒントになることが多く、手帳がメモでいっぱいになります。遊びであっても会話の中にヒントがあるので手帳がメモで埋まってしまいます。日曜日と月曜日は他の会社の方と祇園祭に行ってきましたが役立つ話しばかりで勉強になりました。ホテルに帰ってから話の内容をメモしていると、やるべきことがいっぱいあることに気づきました。
    帰ってから、その時のメモのアイデアの一つを具体化しているところです。
  • 現地で見ることはインターネットで見ることとは全く違います。インターネットの映像を見ることは参考になりますが、それを基に判断することはできません。本物を見ていないから、触れていないからです。判断するためには現地視察は必要です。現場を見ないで判断することはありません。現地視察は責任ある立場の人であれば必要なことです。
  • ラスベガスの見本市に出展しますし現地説明を行うので私も現地に行きます。見本市を終えた後はミャンマーの視察に行きますから、日本を経由しないでラスベガスから直接ミャンマー入りします。時間は有効に使う必要があります。
  • 先日、小さな案件を依頼したところその仕事を断られました。その後に工場の建設計画があるのですが、小さな仕事を断る事業者は信頼できないのでその仕事を依頼することはありません。仕事を見るのではなくて人を見て仕事を検討すべきだと思います。
企業訪問
かつらぎ産業訪問

和歌山県内にあるかつらぎ産業を訪ねました。この会社はきのこ栽培と品種改良を事業としていて、「はなびらたけ」を健康の維持増進につながるサプリメントとして開発しています。社長から開発に至る経過や現在の開発商品状況を聞かせてもらい、研究施設の視察案内をしてもらいました。

「はなびらたけ」には、サイレントエストロゲンが含まれているので、美容や健康の増進に適していると思われます。エストロゲンは年齢と共に体内から減少していくので老化していくと言われています。エストロゲンを摂取することは老化を防ぐことになるので、美容に資するサプリメントだと思いますし、抗がん作用もあるかも知れないと言われています。

そのためこの会社には、「はなびらたけ」の情報をキャッチした世界の国の企業が視察に訪れているようで、健康や長寿は世界共通の価値であることが分かります。地元にこんな素晴らしい会社があることを知り、嬉しくなりました。研究開発を惜しまないこと、ターゲットを国内だけにするのではなく世界市場を見ていることが慧眼だと思います。

研究開発を一通り終え、世界の市場から注目されるようになるなど基盤を整えたので、今後は営業に力を注ぐための体制を整えています。今後のかつらぎ産業の動向に注目したいと考えています。

歓迎会

カンボジアから来日したメアスさんが和歌山市に来てくれました。今月20日から和歌山市内でスナーダイクマエ絵画展が開催されます。明日から会場設営などの準備に取り掛かるため、前夜祭的な意味で歓迎しました。開会日の20日は開会式が執り行われ、テープカットもあります。僕も開会式でテープカットをする予定です。是非、多くの人が来場してくれることをお願いいたします。