「初めての人と会う時は事前に情報を集めてから会います。紹介されて人と会うためにそれは当たり前のことだからです。そのことは難しいことではありません。インターネットやフェイスブックで検索すれば良いだけのことですから。情報を仕入れてから会うことで、会話が弾みますし、相手は自分に興味を持ってくれていると思ってくれるので親近感が増すと思います」という話です。
確かにこの人は会を盛り上げて和ましてくれる人なのですが、それは天性のものではなく事前準備をしているからなのです。「人と会うのは何か目的があってのことなので事前準備をするのは当たり前のことです」と自信をもって話してくれました。
物事を達成するためには事前準備は不可欠です。
「一人の言うことを実現させることも大事ですが、反対意見があっても社会全体の幸せを実現させるような仕事をすることはもっと大事なことだと思います」と話す社長と懇談しました。そして「私は一人の意見も聞きますが、もっと多くの人の幸せにつながるような仕事を心掛けています。周囲の人はこの心を分かってくれると思うので、私が死ぬ時は『あの人は良い人だった』と思ってくれると思います」と笑いながら話してくれました。
社長が言うには「一人のための仕事をするのは小人物。多くの人のためになる仕事をするのが本当の仕事人」だと言うことです。周囲の人の幸せを実現する仕事をすること。意識しておきたい教えです。
大雨被害から県土、そして国土を守るための提言をいただきました。今回の災害を教訓にとした皆さんからの数々のご意見や提言を受け止めています。
国土交通省は、地球温暖化による豪雨の増加を想定し、治水計画の見直しを始めるようです。国土交通省が治水計画見直しをするのであれば、同時に「山林の植林樹木の見直し及び緊急植樹」を、木の国和歌山から国に提言すべきです。
100%と云いませんが、現在の山林は針葉樹林です。本来の日本の山は広葉樹林によって営んできました。近年、成長の早い針葉樹林が経済価値を招くとの意見に国が加担して山の表面しか覆わない針葉樹林山に変えてしまったのが本当の原因です。
これだけの山崩れや山林被害が出ているのを見過ごさず山に覆われている当県が豪雨に見舞われると想定すれば、少しでも被害を軽減するためと未来の山のためにも、広葉樹林の植樹を緊急に行い、現在ほとんどの針葉樹林の痩せた山林を広葉樹林に植え替える長規模プランに一刻も早く取り組むことです。
必ず水没する幹線道路と同様で、1、2年でできません。10年、いや20年計画ぐらいの時間をかけて予算を取り実現させる導きが必要です。
せめて、堂々と提言する人がいなければ、県民・市民は「災害発生と同時に死を待つ住民」になります。本当の「木の国」和歌山への提言として、2つの危機予防対策、命を守るための長期計画実現を願います。
今回の大雨は西日本地域に大きな被害を与えています。少しだけでも「支援をしたい」というミュージシャンが集まってチャリティコンサートを開催する準備を進めています。賛同してくれる仲間を集めて7月中に開催する予定で進めています。
コンサートの収益金は全額、被害を受けた当該県に寄付することにしています。少しでも力になりたいと相談に来てくれたミュージシャンの心と行動に感謝していますし、和歌山市から被災地にこの心は届くと思います。
こんな行動から、助け合う心が復旧のために必要なものだと思います。