活動報告・レポート
2018年7月13日(金)
徳島県人会
ご縁をいただく

和歌山市内の某作業所を訪問しました。理事長が出迎えてくれました。そこでご縁について話を伺いました。

「今ここにいられるのはたくさんの人との良いご縁をいただいたからです。ご縁こそ事業を続けている力になっていますし、これからもご縁に頼りたいと思っています。ご縁に頼るとは、こちらも恩返しをする覚悟を持つということです。ご縁は人から助けてもらうことではありません。助けてもらうことがあれば助けられることもある。一方的なものではなくそんな関係が必要だと思います。

作業所を立ち上げた時、市役所に相談に行ったことがあります。その時、窓口の担当の職員さんは規定通りの一点張りで話を聞こうともしてくれませんでしたが、話を聞いていた課長さんが出てきてとても親切に対応してくれたのです。そして開設の支援をしてくれたので開設することができました。

その時、行政は親切な人もいることを知り、頼れる存在だと思うようになりました。当時の課長は現在退職していますが、時々作業所に立ち寄ってくれています。このご縁がなければこの作業所は存在していないと思います。そして片桐さんにもご縁をいただきました。ご縁によって生かされていると思います。

だからここで働く子ども達にはご縁の大切さを伝えています。ご縁をいただくには自分が与えられる人でなければなりません。その基本は挨拶ができること、常識があること、礼儀正しいことなど基本ができていることです。人としての基本ができていることがご縁をいただける基本です。

だからスタッフにもマナーなどの教育を実施しています。作業所で働いているからマナーはいらないことはありません。お客さんが訪ねてくれたら、挨拶も名刺の受け渡しもきっちりと対応できること。それが基本でありそこからご縁へと発展していくことになります。だから私の経験をスタッフや働いている人に伝えているところです」と話してくれました。

熱意に溢れる話を聞くことができました。そして「片桐さんにいただいているご恩は命がある限り忘れることはありません。いつか恩返しができる日が来ると思いますから、それまで待っていて下さい」と笑顔で話してくれました。

作業所が明るい職場でこの先もずっと存続してくれることが恩返しだと思っています。

徳島県人会
徳島県大阪本部アンテナショップ

関西にある徳島県人会の役員会に出席しました。今回の幹事は大阪府だったことから、大阪市にある徳島県大阪本部で役員会が開催されました。徳島県が所有する徳島ビル内に大阪本部があり、一階にはアンテナショップが併設されています。そして四階が大阪本部で、徳島県の最新の情報を入手することができる充実した大阪本部になっています。

今回、和歌山徳島県人会からは、平成30年9月29日と30日の二日間、和歌山マリーナシティで計画している「新しいつながり和歌山徳島まつり」の企画について提案しました。

このイベントは徳島県と和歌山県の友好関係を強化し、紀淡海峡ルートの実現を後押しすることを目的にしています。和歌山徳島県人会のこの企画を他府県の徳島県人会に協力を依頼しました。

当日は阿波踊りの講習や実演、徳島県の物産展も予定しているので、この二日間、和歌山マリーナシティを徳島県一色に染めたいと考えています。既に名古屋徳島県人会や京都徳島県人会では徳島県物産展を開催していて、ここでは多くの来場者があり徳島県の観光と食、文化の認識度を高める効果があると報告を受けました。

徳島県大阪本部アンテナショップ

和歌山県で大規模な徳島県イベントは初めてのことなので、他県のイベントと同じように開催県と徳島県の関係を深めたいと考えています。また説明の中で和歌山市をパンフレットで紹介し、和歌山市を中心とした観光案内を行いました。

役員会では各府県の皆さんと懇談させていただきましたが、各府県に事業や生活で溶け込みながらも故郷のことを誇りに思っていることを感じました。故郷に誇りを持つ皆さんとの価値観は同じですから、和歌山県が提案した企画に対する意見と支援の話もいただき、有意義で楽しい役員会となりました。

次回は9月9日に関西各府県の徳島県人会が大阪市内のホテルで開催されますが、ここには会員さんが約600人も集まることになると聞きました。ここでも和歌山県の観光や文化、偉人をPRしたいと考えています。和歌山県でのイベント開催を今から楽しみにしています。