活動報告・レポート
2018年6月23日(土)
くじら共同作業所での植樹
くじら共同作業所での植樹
くじら共同作業所での植樹

くじら共同作業所で「はなみずき」の木を植樹しました。設立15周年を記念して何か支援したいと事前に協議をした結果、作業所の庭に「はなみずき」の木を植栽することにしたものです。天気予報では雨だったので、雨の降る前の時間帯で作業所に集合してから、作業所の皆さんと一緒に植樹を行いました。

共同作業をすると楽しくなるので、話を交わしながら約30分で植え終えることができました。植樹に際して簡単に挨拶をいたしました。

おはようございます。今日は「はなみずき」の木を植えに来ました。くじら共同作業所が15年目を迎えたので、「何か記念になることはできないだろうか」と考え、理事長と相談しました。そうしたところ作業所の庭に「木を植えよう」ということになりました。植える木は「アカメ」か「はなみずき」を相談した結果、「はなみずき」に決定いたしました。

こうして皆さんと「はなみずき」を植えたので来年、花が咲くことを楽しみにしています。木がしっかりと成長していくことを支えて下さいね。

今日はありがとうございます。

以上が挨拶の主旨です。

それに作業所代表の方が応えてお礼の挨拶をしてくれました。感謝の気持ちが伝わってきたので、「植樹をして良かった」と思いました。

植樹の後、皆さんと一緒にお昼の食事を楽しみました。自己紹介では指文字を使うことにしました。「こんにちは。僕の名前は片桐です」と指文字で挨拶をしたのですが、初めてなので難しかったのです。何事も最初は難しいものですが、教えてもらうことで自己紹介はできるようになりました。

作業所の皆さんも頑張って全員が自己紹介してくれました。それぞれに事情があり困難があっても、仕事で社会参画する意思を持って働いている気持ちが伝わってきました。

くじら共同作業所での植樹

難聴の方、ひきこもりを経験した方、半身が不自由になった方などがここの作業所で働いています。「ここはみんな明るくて雰囲気が良いのです」と職員さんが紹介してくれたように、明るい挨拶と自己紹介をしてくれました。

話の中で地震などの災害の時、難聴者は困ることがあることを聞かせてもらいました。

以前、電車に乗っていた時、線路で事故が発生し、電車の乗客はアナウンスに従って避難したのですが、作業所に向かうため電車に乗っていた難聴の方は、アナウンスが聞こえなかったため直ぐに避難行動ができなかったそうです。周囲の人が逃げていることから、「逃げる必要がある」と思い電車から離れたそうですが、これも課題の一つだと思いました。

非常時、難聴者などの方は行動が遅れることになります。自分が把握できる情報が遅いことから、逃げ遅れることになるリスクがあるので対策が必要だと感じました。

また賃金の問題も依然として課題になっています。賃金が安価な水準にあること。しかも最近の役所からの指導によって、作業所の収入から光熱費などを引いた額を働いている人の賃金として支払うよう指摘があることを聞きました。このことによって収入が減少し、分配できる金額も下がることから賃金も低くなっているようです。

「少しでも収入をあげて賃金化したいのですが、難しい問題があります」と職員さんが話してくれたように課題は山積しています。

それでも皆さんが笑顔でいてくれたこと、挨拶をしてくれたことなど、元気で働く姿が印象的でした。働き甲斐を持ってここにきている皆さんのためにも、作業所が続けられるように支援したいと考えています。

震災への対応

一般質問を受けて意見を頂戴し話し合いを行いました。明治150年の企画や観光につながるイベントについての話です。また大阪北部地震からの教訓として、学校など公共施設のブロック壁点検強化の必要性についても協議を行いました。

ブロック壁などのコンクリートの内部は専門家に点検してもらわなければ強度は分かりにくいのです。応急的な点検は知識を持った職員さんが初期対応として現場で点検することは正解ですが、その後は専門家による点検が必要だと思います。これが大震災からの教訓です。和歌山県として実施未対応ですから、問題提起いたします。

岩手県一関市には阿部美樹志氏という郷土の偉人がいることを紹介してもらいました。わが国のコンクリート工学権威となった工学博士です。日本初の鉄筋コンクリート高架鉄道を設計した人です。関東大震災では阿部博士が設計した建築物は一つも被害がでなかったそうで、専門家のレベルの高さを感じる話でした。

東日本大震災の話を改めて聞いて、今回の地震への備えとして専門家による点検が必要だと感じています。

懇談会

夕方からはSさんとKさんが主催してくれた懇談会に参加しました。会場を貸し切り出席者40人での懇談会となりました。木曜日の一般質問の話や県政の話を交わすことができました。皆さんとの意見交換の時間は瞬く間に過ぎていきました。

  • 「県議会には初めて行きましたが緊張感がありますね。質疑が分かりやすいので、もっと多くの人に行ってもらいたいと思いました」。
  • 「傍聴席から議席を見ることができるので、出席している県議会議員の姿勢や態度が良く分かりました。行くことが勉強になりますね」。

以上、県議会に来てくれた人からの感想です。また県政に関して皆さんからいただいた意見は今後の活動に反映させたいと考えています。

ライブ
ライブ

和歌山市の夜を元気にすることを目指して毎月のようにライブを開催しています。

今日のライブ会場は和歌山市内にあるビンテージで、ライブ会場はお客さんで満員になりました。タイトルはビンテージが10周年を迎えたことから「10周年記念ライブ」と銘打ちました。企画は「ラッキーマナブ&チーム片桐」で、特別協力が「片桐あきひろ」で開催しました。

出演者は、ジョニー清原、The PamPerS、月桂冠、メトロロの四組で、和歌山市の夜を音楽で盛り上げてくれました。アンコールもあってライブが終了したのは午後10時になりました。開始時間が午後7時だったので演奏時間は3時間にも及ぶライブでした。

都市にとって夜間のエンターテイメントが注目されるようになっています。地元にとっても、観光客にとっても夜の時間を楽しめる都市は活気があり、行ってみたい都市になっています。初めてライブハウスに来た人に感想を聞いたところ「最初はどんな雰囲気なのか分かりませんでしたが、慣れてきたらとても楽しい時間となりました」ということです。友人達と一緒の時間を過ごすこと、一緒に楽しさを味わうことができることがエンターテイメントだと思います。和歌山市で開催されるライブもそんな機能を備えるようになっています。

参加者が楽しめること、出演者が楽しめること、主催者も楽しめることが優れたライブです。次の企画は8月に予定していますし、まだ先ですが12月のライブの出演者の依頼も行い始めるなど、和歌山市の夜間の楽しさを演出しています。

参加してくれた皆さん、出演者の皆さん、そしてチーム片桐のメンバーに深く感謝しています。ライブ終了後に実施した出演者と主催者との打ち上げも盛り上がりました。