活動報告・レポート
2018年6月7日(木)
新規事業者
新規事業者

新規事業を立ち上げる方と金融機関を訪ねました。事業計画に基づいて今後の資金計画を協議したものです。新規事業者は実績がないため、金融機関にとっては信用性の担保ができないのです。また実績がないため会社の売り上げや利益は計画値だけですし、人物像も人間性も分かりません。そんな状態から信用されるために必要なこととして考えられるのは次のような場合です。

  • 面談する中から代表者の人柄を知ってもらうこと。これまでの経営の実績や経歴などを知らせること。
  • 個人として事業をしている場合は、その売り上げや利益の実績を証明すること。
  • 個人として金融機関と預金実績、取引実績があること。また取引がある場合、返済や返済日に遅延がないこと。
  • 紹介者が信用できる人であること。

新規事業者が金融機関と取引を始める場合、主に以上のような条件が必要となります。金融機関は代表者の信用を最初に評価します。その後、物件の評価や事業の将来性、収益性を検討することになります。

また金融機関の立場としては、会社や事業所現場を見ることが大事だと言うことです。融資などの相談があれば、現場を訪ねてその会社内で打ち合わせをするようにしていることを聞きました。

社長室があるか。応接室はあるか。事務所の雰囲気は良いか。事業に必要な機器を揃えているかなどのことを、現場を見て評価をするようです。

金融機関の担当者からは「相談があれば現場を見に行くことが鉄則です。現場を知らないで融資の判断をすることはありません」と話してくれました。

近年、詐欺事件に口座が使われる場合が多いことや口座売買の問題が発生していることから、法人口座の審査が厳しくなっています。現場に行くと分かることがあるので現場を訪ねることが審査の第一歩となるようです。

現場に行ったところ会社がない場合もあるそうですし、小さなビル一室に机と電話があるだけの場合もあるようです。実体がない会社との取引はしないので、現場確認することで大体の実態は把握できると話してくれました。

和歌山県では新規事業を支援していますが、中には実体のない事業もあるようです。

真面目に起業しようと考えている人の取り組みを、間接的に邪魔していることになります。

信用性の判断は、代表者と会って話をすること、事業計画と資金計画を協議すること、そして現場を確認することで確認するそうです。短い時間でしたが、この時間は濃縮された時間だったように感じます。真面目に起業を考えて行動を始める新規事業者を応援しています。

ミニ集会下見

来週開催するミニ集会会場の下見に行きました。今回の会場を確認したところ、聞いたことのある事務所でした。「まさか」と思って現地を訪問したところ、知っている人が経営している事務所で、今から3年前に移転していたことが分かりました。事務所に入ると「わぁ、片桐さん」と声をかけて迎えてくれました。

「来週、ミニ集会を開催するということで主催者が挨拶に来てくれたので、『誰のミニ集会なのですか』と尋ねたところ『片桐議員の集会です』と言うので、私は『えぇっ、片桐さんの集会なのですか。良く知っていますから、是非来てください』と答えたのですよ」と話してくれました。

僕からは「昨日、会場の名称を聞いて『もしかして』と思いました。それで今日、挨拶に来たのです」と答えました。

話をしたところ、3年前に事務所を移転していたことが分かりました。知り合いに声を掛けていなかったので、僕としてはどこに移転したのかわからない状態だったのです。また再会できたことを嬉しく思いますし、ご縁をいただきミニ集会を開催させてもらうことを嬉しく思っています。

こんなご縁があることも、活動している中の楽しさとなります。来週のミニ集会の楽しさが増えました。