昨日、和歌山市内の中学校で行った「ふるさと学習」のことが「和歌山放送のニュースで放送されていました」と連絡をいただきました。
今回の「ふるさと学習」を実施したのは西浜中学校と加太中学校間の二校で、両校とも三年生の修学旅行の班別学習で外務省を訪問する班があることから、三年生に対して事前学習を行ったものです。修学の成果を引き出すためには事前学習はとても大事です。事前に陸奥宗光伯のことを学習して外務省を訪ねることで、より偉人に対する理解が深まるからです。
昨年も事前に学習していた中学校が外務省の案内と説明をした後の質問時間で、たくさんの質問があったことを聞いていますから、今回も成果が上がるものと考えています。
僕も昨日は西浜中学校の「ふるさと学習」を体験したのですが、講師を務めた福田先生達は加太中学校へと移動して、続けて「ふるさと学習」を行っています。この二校で学習したことがニュースで放送されていたのです。
この報道があったことの知らせを届けてくれた方を始め多くの人から、「次世代の青少年が『和歌山自慢』できる環境をおつくり下さい」、「和歌山県内の学校にもっと外務省訪問を促進させて欲しいと思います」、「故郷の偉人教育はとても大事だと思います。事前学習をして外務省を訪問している学校があることを嬉しく思います」、「子ども達にとって外務省を訪問するのは一生で一度の機会になるかも知れません。成果を期待していますし、この『ふるさと学習』の趣旨を理解して学習をしている中学校の先生がいることは立派だと思います」などの意見を寄せてくれました。
子ども達にどのような学習を実施しているかは県内の大人達の関心事項であり、特に教育関係者には子ども達にとって大切な学習機会を作りだして欲しいと思います。
今回ニュースが放送されたことによって西浜中学校と加太中学校が「ふるさと学習」を行い、修学旅行で外務省を訪問することが知ってもらえることになりました。まだ実施できていない中学校においても、修学効果のある学習と修学旅行になることが求められることになると思います。
そう言えば昨日、訪問した中学校の先生が「教育委員会からは故郷の偉人陸奥宗光外務大臣の銅像がある外務省を訪問することを考えて欲しい、と再三、話が来ています」と話してくれました。教育委員会と学校が連携して実りある修学旅行訪問先を選定してくれることを期待しています。
和歌山放送において昨日、「陸奥宗光を学ぼう 中学生が修学旅行前に」と題したニュースが報道されました。
皆さんから連絡や問い合わせをいただきました。報道されたニュー スの内容は次の通りです。
修学旅行で外務省を訪問する予定の和歌山市内の公立中学校で今日、和歌山市出身の外務大臣、陸奥宗光を学ぶ事前学習会が行われました。
これは、陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会が修学旅行で外務省を訪れることになっている和歌山市の西浜中学校と加太中学校で事前に学習会を行ったものです。
このうち、和歌山市西小二里の西浜中学校で行われた事前学習会では、実行委員会・副会長で、元 雄湊小学校校長の福田光男さんが講師を務め、陸奥宗光の生い立ちや功績などを説明しました。
西浜中学校では、修学旅行を前にした3年生が、社会の歴史の授業で陸奥宗光について勉強したばかりで、体育館で福田さんの話を聞いたおよそ160人の3年生は、時折、うなずきながらじっと聞き入っていました。
西浜中学校が修学旅行で外務省を訪れるのは初めてで、あす5月29日、東京へ向けて出発し、あさって30日に全員で外務省を訪れ、陸奥宗光像の前で記念撮影することにしています。
一方、加太中学校では3年生17人が総合学習の一環として、福田さんによる事前学習会の授業を受けました。
加太中学校は、去年とおととしの修学旅行で外務省を訪れていて、6月12日から東京を訪れる今年の修学旅行でも3年連続で外務省を訪れることになっています。
加太中学校の神ア信彦校長は、「将来、地元を離れる子どもが多くいる中、和歌山の偉人を学ぶことで、自分のふるさとを愛する気持ちを持ち続けてほしい」と話し、「今後も修学旅行で外務省を訪問する取り組みを続けていく」と強調しました。
陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会の臼井康浩さんは、「今年は、明治元年から数えてちょうど150年。この「明治150年」を、明治政府の要人として国難を乗り切った和歌山の偉人・陸奥宗光伯の道のりを学ぶきっかけにしてほしい」と話しています。
以上のような内容の放送がされています。「ふるさと学習」を実施している中学校があることを多くの人が認識してくれました。各校とも差が生じないような「ふるさと学習」を実施してくれることを期待しています。
夕方から短時間でしたが県議会報告を行いました。平成30年2月の議会報告と、大災害に備えての感震ブレーカーの必要性と補助制度について説明しました。感震ブレーカーの必要性については平成28年6月と9月議会の二度、本会議一般質問で取り上げ、危機管理監と知事との間で議論を交わしています。防災力パワーアップの予算を活用して制度を作ることになっていましたが、平成30年度から和歌山市で補助制度が作られました。
この感震ブレーカーは通電火災の防止に役立つものなので、対象となる皆さんにはこの制度を活用して欲しいと思います。この感震ブレーカーの補助制度に関しては、電気工事店を始め関係者の皆さんから要望があり県議会で取り上げたものです。補助制度ができたことから導入が進むことを期待していますし、既に多くの人から問い合わせをいただいています。次年度以降もこの制度を継続するためにも、議会報告会で周知を行っています。
大阪からも来客してもらって地元和歌山市の皆さんと共に意見交換会を行いました。大阪から見た和歌山市は元気がないように思っていたようですが、和歌山市での取り組みを説明したところ「思っていたよりも元気が出る取り組みをしていますね」と意見をいただきました。
和歌山市は三大学の誘致が決定していて、平成30年4月に一校が開学、残り二校も開学に向けて準備をしているところです。また四つ目の大学も誘致しているところであり、もし進出してくれることになれば、和歌山市内に四大学が開学することになります。
また外国人観光客が増加していることから、より一層のホテル需要が見込まれる状況にあります。更に京奈和自動車道開通や和歌山南スマートインターチェンジ開通に伴う工場用地が見込まれる場所が出てくることから、企業にとって利用価値の高い場所が増えることになります。
そして日本遺産に認定されている和歌の浦でも平成30年7月に新しいホテルがオープンすることから、景勝地である和歌の浦にホテルが進出する可能性についても言及しました。
和歌山県内では南紀白浜空港を国際線化することから観光客の増加やホテル需要の伸びが期待できるなど説明したところ、和歌山県の可能性を見出してくれたように感じます。 そして大阪から来てくれた人の中に歌手の門松良祐さんがいて、ソロでオリジナル曲を三曲歌ってくれました。門松さんからは「和歌山市の子ども達のためにも歌いたいと思います」と話してくれるなど、意見交換の機会があったからこそ和歌山市のことを気にかけてくれたと思います。
- 高齢者施設や障がい者の方のための施設に関して協議を行いました。高齢社会に突入している和歌山市内での今後の運営の課題などについて考えました。
- 四国新幹線や紀淡海峡ルートについての話をしました。徳島県と和歌山県を結ぶことで物流や観光に好影響があることは勿論のこと、徳島県と行き来する機会が増えることから文化交流、人の交流によって生の情報が交流することへの期待を感じてくれました。
整備新幹線の閣議決定があることから、早期実現に向けた活動に期待する旨の意見を頂戴しました。