活動報告・レポート
2018年5月18日(金)
シンポジウム
シンポジウム
未来を創る交通インフラ シンポジウム

和歌山県民文化会館で開催されたシンポジウム「未来を創る交通インフラ」に参加しました。主催者である和歌山県知事、徳島県飯泉知事、竹山堺市長などの出席がありました。テーマは「紀淡海峡ルートと四国新幹線の早期実現」で、本気度を感じるシンポジウムとなりました。

徳島県と和歌山県を紀淡海峡大橋と四国新幹線で結ぶ構想に関しては、両県も加入している「関空・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会」で実現を目指しているところです。

未来を創る交通インフラ シンポジウム

特に第二国土軸の早期計画実現を目指している徳島県と和歌山県は、このルートの必要性を強く訴えました。政府は昭和48年に「新幹線基本計画」を閣議決定していますが、その中に含まれている四国新幹線の計画は止まった状態が続いています。東北や北陸、北海道など東京を中心とする新幹線整備計画は、実現しているものや実現しようとしているところですが、四国新幹線の計画は進展していないのです。そのため四国新幹線を整備計画に格上げさせて道筋を整えたいと考えています。四国新幹線は関西空港から新大阪に至るルートが有力だと思われていますが、和歌山市を経由するルートの考え方もあります。徳島県から和歌山市を通り関西空港に入り、そこから新大阪に向かうルートが整備計画として認められたら、和歌山市の存在価値は飛躍的に高まります。むしろ新幹線が通らない地域は衰退していくことになるため、絶対に必要な道路と鉄道だと思います。

未来を創る交通インフラ シンポジウム

シンポジウムで紹介しくれた試算によると、四国新幹線が開通すれば和歌山県と徳島県の県民総生産はプラス50パーセントになるようです。即ち、県民所得もプラス50パーセントになるということです。もし実現しなければ「衰退への道を歩むことになる」と説明がありましたが、新幹線の経済効果は大きなものがあります。これだけの経済効果が期待できるインフラですから、将来の実現に向けた取り組みをすべきだと思います。

参考までにリニア新幹線は2027年に東京と名古屋間を結びますから、これらの地域の市場は増大することになり、新幹線のない地域の市場は縮小することになります。ですから四国新幹線は和歌山県として何としても実現させたい構想です。

未来を創る交通インフラ シンポジウム

つなげることが相乗効果をもたらしてくれますから経済規模も拡大します。新幹線、道路をつなげることが徳島県と和歌山県だけではなく関西全体の経済効果に影響を与えることになります。

投資こそが経済発展につながるものであり、投資がなければ経済は縮小することになります。投資こそ発展につながる道だということは、国や地域、企業に共通していることなので投資から始めることを忘れてはいけません。投資のないところが発展することはありません。

四国新幹線、紀淡海峡ルートは試算では5兆円を超える規模の投資が必要ですから、一日も早く整備計画に格上げしてもらえるよう訴え続けたいと思います。未来を近づけるための投資は必要です。

当たり前でない食事会

白血病と闘っているNさんと飲食の機会を持ちました。数値が改善されていることから退院していたので夕食をご一緒しました。当たり前のようにビールを飲む、食事をする。そんなことが当たり前でないことに気づきます。Nさんは「こうして外食できることを嬉しく思います」と話してくれたように、元気に食事を共にしました。生もの以外は食べられることとアルコールも飲んで大丈夫なことからビールと焼酎の水割りを楽しみました。食事をして会話を楽しむこと。こんな当たり前の日常が当たり前ではないことに気づくと、この時間がとても大切に感じます。

当たり前のことが当たり前でない。そんな当たり前でない時間を過ごすことができることに感謝しています。

東部の会

先輩のTさんから嬉しい話を聞かせてもらいました。「片桐君、向陽高校の同窓会長をしてくれているのですね。頑張って下さいね。応援していますから」と言葉をかけてくれました。先日、向陽高校の先輩がTさんに「片桐君が向陽高校の同窓会長をしてくれているよ」と話があったことから、その話を伝えてくれたものです。

Tさんからは「伝統校の同窓会長なんてやりたいと思ってもやれるものではありません。片桐君のことだから自分から『やりたい』と言ったのではなく、何度もお願いされたから引き受けたことだと思います」と話してくれました。その通りで「会長を引き受けて欲しい」と依頼があり、僕では役不足だと伝えたのですが「何としても引き受けて欲しい」と再三、依頼があり引き受けさせてもらったのです。

引き受けた限りはしっかりと役割を果たしたいと思っていますから、懸命に取り組んでいるところです。ただ伝統校の同窓会長はたくさんの先輩がいるので、本当は先輩が担ってくれると良かったと思っていますが、皆さんからの総意で依頼をしてくれたことから、「これは断れない」と思って引き受けたものです。

依頼されるということはその役を担っても良いという判断に基づくものだと思うので、その役に相応しい人物になれるようになりたいと考えています。

T先輩から「期待しているし成長を見守っているから」と話してくれたことに感謝し、「同窓会長を担っていることは成長している証拠ですよ。誰でもできるものではありませんから」と励ましてくれました。

先輩からの励ましは元気をいただけますし、今後の活動の糧となるものです。今日の懇談会はたくさんの先輩に囲まれて幸せな気持ちになりました。

もう一人のU先輩からは「この会は片桐君のために発足した会だからね。メンバーが増えてきたけれど会の主旨はそうだから、新しく会に入ってくれたメンバーに伝えます。片桐君がいなければ、この会はなかったのですからね。片桐君が県議会議員になってくれたことから、定期的に私達が集まる機会を与えてくれたと思っています」と伝えてくれました。嬉しい激励に心から感謝しています。

次回の東部の会は今秋の9月に予定しています。幹事は持ち回りで担当して会を運営しています。