和歌山市内のTさん宅で、一年に二回議会報告会を開催しています。基本として春は5月、秋は11月なので今日、春の議会報告会を開催しました。開始時刻になると20人の地元の皆さんが集まってくれました。皆さんからは「タウンミーティング」と愛称をいただいているように、この会をとても楽しみにしてくれています。僕も年に二回の機会をとても楽しみにしているので、気持ちよく話をしてきました。
最初は地元の話題として、竈山神社で開催された「雄誥祭」の紹介をしました。これは神武天皇の長兄である彦五瀬命の命日の式典であり、今年は2680年祭ということになります。この祭りは寂しいことに和歌山市から3人、大阪府から1人、京都府から1人の参加があっただけで、神武天皇の長兄の命日をお祝いする祀りごとであり、2680年の節目の式典だったことを思うと残念に思います。
しかし祀りごとは自分のことをお祝いしてもらうものではなく、厳かに実施するものだという考えからすると厳粛で気持ちのある人の式典となったことは喜ばしいことだと思います。そして県外から来てくれた人から「竈山神社はとても力の強い最大級のパワースポットです」と話してくれたように、力を感じてもらえたことを嬉しく思っています。
一人の人は「パワーが強過ぎて神社の境内から本殿に向かおうとしたところ、前に進むことができませんでした。この力は凄い力でした。前進を阻もうとする力があったので、祈りの気持ちを持って対応するとスッと入ることができました」と話してくれたように、私たちの地元にある竈山神社は力が宿る神社なのです。
本来であれば竈山神社は観光地としても人が来てもらえる場所ですし、「雄誥祭」の主旨をアピールすれば全国から人が訪れてくれる祀りになると思います。観光地としての竈山神社にしていきたいと思いますので、地元から盛り上げたいと思います。今月20日は境内の清掃を行いますし、7月7日には神社内で陸奥宗光伯生誕174年祭を開催します。由緒があり観光資源でもある竈山神社の凄さを伝えていきたいと考えています。
また4月28日には竈山神社境内でスケボーを応援するイベントを開催しました。若い人たちを応援するために竈山神社が理解を示してくれたものです。格式があり若者文化にも理解がある神社の存在は大切だと思います。
続けて和歌山南スマートインターチェンジの開通に関して説明を行いました。平成30年度に供用を開始する予定で工事は順調に進んでいます。インターチェンジが開通することで接続する県道南港山東線も開通することになりますから、高速道路と共に生活道路の利便性が高まります。通勤時間帯の渋滞緩和や交通量が分散されることによって生活における安全性が高まることになります。高速道路のインターチェンジや幹線道路になるような道路ができることで地元は恩恵を受けることができますから、インターチェンジ完成後の理解をお願いします。
また平成30年2月議会での一般質問についても説明を行いました。薬物乱用防止やスケボー練習場の設置、水素社会に備えた和歌山県の取り組みなどを説明しました。薬物乱用防止に関しては参加してくれた人から「元大阪府知事の橋下さんがテレビで『大阪から和歌山に薬物が流れているよ』と言っていました。」と話してくれました。和歌山県内で薬物乱用者が多いのではなくて大阪から流れ込んでいることから薬物乱用者率が高くなっている側面もあります。ただ身近なところに危険が潜んでいるので周囲の皆さんに現状を伝えるなど日ごろから気を付けておいて下さい。もしそんな動きがあるようなら対応するので、直ぐに一報して欲しいと思います。
スケボーに関しては前述の通りですし、水素社会への備えに関しては、和歌山県も他の地域の足を引っ張らないような取り組みを実施することを説明しました。
そして感震ブレーカーについても熊本地震での火災件数が少なかったことの事例を基に説明を行いました。熊本市では感震ブレーカーが普及していたこともあり通電火災が少なかったので、和歌山県としてもその施策を見習って、同ブレーカーへの補助制度を導入すべき提案を昨年の県議会でしたことを説明しました。咄嗟の場合、ブレーカーを落として逃げることはできないと思いますから、自分でしなければならないことを減少させた日常にして欲しいことを説明しました。
皆さんからいただいた主な要望は次の通りです。
- 通学路の安全確保の問題について。狭隘な地元の道路を今年4月から小学生が集団で通学しています。咄嗟の場合、回避できない道路なのでとても危険です。
→通学路の変更があったのかどうかも含めて調査します。 - 道路拡幅に伴う交通量が増大しています。道路整備の進捗と共に自動車が渋滞しないでスムーズに走れるように信号のあり方も検討して下さい。右折の矢印信号の時間が短いことも改善点だと思います。
→当該道路の現場確認を行います。
報告会後の皆さんとの意見交換も含めて楽しい時間を共有できましたこと、厚く感謝しています。