活動報告・レポート
2018年5月15日(火)
和歌山市料理飲食業組合
ジェトロ
ジェトロ主催 中国最新ビジネスセミナー

ジェトロ主催の「中国最新ビジネスセミナー」に参加しました。最新の中国情勢について説明を聞かせてもらいました。全てを記すことはできませんが、GDPについて記載いたします。

世界最大の経済大国はアメリカでGDPが2017年のデータで185,691億ドルです。二位が中国で112,067億ドルとなっています。日本は第三位でGDPは49,386億ドルです。日本が中国にGDPで抜かれたのは数年前でしたが、もう倍以上にその差は拡大していることが驚きです。追いつくどころかその差は拡大しているのです。

参考までに第四位はドイツで34,666億ドルですから、アメリカと中国が抜き出ていることが分かります。この現実から経済的な関係を考えることが前提となります。

また2018年の中国のキーワードは次のようなものがあります。

「次世代人工知能」、「品質革命」、「都市部調査失業率」、「連携によるイノベーション」、「大衆による起業、創新のアップグレード版」、「世界一流のビジネス環境」です。これらの言葉がキーワードなので、ここから政府の活動が何なのか推測できます。

対中国関係は経済面でも大事になっていることが分かります。

和歌山市料理飲食業組合

和歌山市料理飲食業組合の総会が開催されたので出席してきました。和歌山市内の加盟店役員の皆さんが集まる総会では消費税10パーセントへの対応と受動喫煙法への対応などの説明がありました。飲食に関しては店内で食事をすると消費税は10パーセント、持ち帰りだと8パーセントの税率になります。この仕分け方法に関しての説明がありました。

和歌山市料理飲食業組合 総会

お客さんの最初の意思表示が持ち帰りだとすると8パーセントの税率になりますが、途中になってお客さんが「やっぱり店内で食事をします」と意思の変更があった場合も8パーセントとなります。最初にした意思表示によって消費税率が固定されることになるようです。飲食店としては仕分けが大変なので、十分に準備をしておくことが必要となります。

また組合長が総会の「和歌山市の飲食の消費額は全国最低である」ことを挨拶の中で伝えたと聞きました。そのことを役員の方が知らせてくれたのでその話の出典を聞いたところ、平成30年5月3日の僕の活動報告から引用してくれたことを知りました。当該日の活動報告を見るとその日は「邦桐会」を開催し、その話し合いの中で和歌山県と和歌山市の飲食費が全国一低いことが話題になっていたのです。

関係者が見てくれていることを嬉しく思いますし、皆さんの役に立つ情報の発信と対応策を伝えて行きたいと考えました。

さて総会における僕の挨拶の主旨は次の通りです。

こんにちは。和歌山市料理飲食業組合の総会をお祝い申し上げます。先に市長から挨拶がありましたが、こどもの日のディズニーパレードには6万人の人が参加して賑わいました。和歌山市にとって素晴らしいイベントだと思います。このディズニーですが毎年、7月から全国でディズニー・オン・アイスというアイススケートショーが開催されています。関西では大阪城ホールで開催されていて和歌山市からも多くの方が鑑賞に行っています。数年前、和歌山市でも開催できる可能性があることから主催しているテレビ局の人と共に和歌山市に話をしたことがあります。「和歌山市でも開催したいと思います」と申し入れをしたのですが、あっけなく断られたことがあります。ディズニーの価値を理解してくれなかったことも要因だと思います。

ですが、簡単に「できない」と断る姿勢が和歌山市にとって残念なことだと思います。

今回のパレードを和歌山市民の皆さんが大変喜んでくれたことから、これも本物であるディズニー・オン・アイスを和歌山市で開催できないものか。再度、検討をお願いしてみようと思いました。

また夏に開催されている「紀州よさこい」ですが、砂の丸広場での出店者数が決まっていて、出店の辞退がなければ枠が空かないことになっています。和歌山市にとっても、飲食組合としても大事なイベントなので関わり合いが持てるよう継続した取り組みをしたいと考えています。

そして和歌山県、和歌山市では飲食費として使うお金の額が全国で最下位であることについての話です。全国で一位が高知県で和歌山県との格差は約3倍となっています。飲食費にかける金額が少なければ夜のまちの賑わいは出てきません。高知県の夜は賑わっていると聞きますが、和歌山市の場合、残念ながら平日の賑わいは少ないところです。

「邦桐会」のメンバーには若手飲食店経営者がいるので、彼らが言うには「現状で経営できるギリギリの線になっています。いま以上、お客さんが減少すれば飲食店の経営はできなくなります」ということです。夜のまちに飲食に出て行く人を増やすこと。それがやるべきことだと思います。

飲食に行かなくなった原因はたくさんあると思いますが、その一つに企業や役所が職場単位や同僚同士で仕事を終えた後に、一緒に飲食をする機会が減少していることも大きな要因だと思います。

一緒に飲食に出掛けなくなったのは、職場の人間関係が希薄になっていることも原因だと思います。私達にできることは職場の中のコミュニケーションを図ることだと思います。

職場の人間関係を築くことから始めて、以前のように職場のみんなで飲食をする環境を作りたいと思います。

共に発展と活気あるまちを目指して取り組みましょう。ありがとうございます。

以上のような主旨の挨拶をいたしました。その後、皆さんと交流機会をいただきました。