活動報告・レポート
2018年5月13日(日)
慰霊祭
第43回物故ライオンズ慰霊祭

第43回物故ライオンズ慰霊祭が高野山大霊園で挙行されたので出席いたしました。共に将来の夢を見て活動してきた仲間がこの一年間にもお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈りし、この慰霊祭で心から感謝の気持ちを伝えました。

柿原地区ガバナー、吉村ガバナーエレクトを始め大勢の仲間が慰霊祭に集いました。この式典に出席するとライオンズクラブの凄さ、仲間意識、そして活動の偉大さが分かります。この一年間に多くの仲間が志を半ばにしてこの世を去りましたが、その魂は受け継がれています。もう43回も続いている慰霊祭は、過去からの魂を受け継いでいることを確かめる式典でもあります。「現役のメンバーは志を受け継いでくれているのだろうか」、「私たちの思いを受け取ってくれているのだろうか」という天の声が聞こえるようです。高野山は大雨だったこともあり、雨音が天の声を届けてくれたように感じます。

慰霊祭で出席者は心を届けますから、その心はきっと物故者に届いていると思います。大雨がメッセージとなって「私たちの声を届けたから聞いて欲しい」と発信してくれたように感じます。

第43回物故ライオンズ慰霊祭 第43回物故ライオンズ慰霊祭

行動や言葉、祈りなどのエネルギーを発すると、それは伝播していきます。誰かがどこかで伝播したエネルギーを受け取ってくれると思います。多くの出席者の祈りは大きなエネルギーとなり天に向けて駆け上りますから、そのエネルギーは物故者が受け取ってくれたと思います。式典の途中に小雨から大雨になったのはこのエネルギーの塊が届いたからに違いありません。

歴代の役員、現役の役員そして各クラブの会長と幹事の思いが届いたと感じていますので、心が清らかに浄化されていくようです。

慰霊祭はまた一つ歴史を刻みました。続けていくことでそれが力となり蓄積されていきます。回を重ねるにつれてエネルギーが増しているように感じます。物故者の遺志を受け継ぎ、これからも世界平和に貢献するための活動を行いたいと話し合いました。

第43回物故ライオンズ慰霊祭 第43回物故ライオンズ慰霊祭

志ある仲間の祈りの力を感じ、故人の遺志を受け継ぎ、エネルギーの伝播する力を感じ取ることができました。今回も慰霊祭に出席できたことに感謝しています。

また途中、世界遺産である丹生都比売神社に立ち寄りました。ここは神仏習合の始まりとされている神社で、個人的見解ですが高野・熊野の世界遺産の象徴的な場所だと考えています。それは高野山という仏教の聖地の中にある神社だからです。仏教の聖地に神社が存在している。これこそ世界の奇跡であり神仏習合の象徴でもあります。この奇跡の場所が存在していることが世界遺産へとつながっていったと思っています。

丹生都比売神社

世界観的には宗教はお互いに相いれないものであり、まして習合なんてあり得ないことです。高野山の修行僧が丹生都比売神社に修行に来ていますが、寺院から神社に修行に行くことも通常ならあり得ないことです。それが現実に存在しているのですから、やはり世界の奇跡と呼べる地域だと思います。

このことを証明するかのように、丹生都比売神社の「御由緒」の中で以下のように記されています。

「丹生都比売大神の御子、高野御子大神は、密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に、黒と白の犬を連れた狩人に化身して現れ、高野山へと導きました。弘法大師は、丹生都比売大神よりご神領である高野山を借受け、山上大伽藍に大神の御社を建て守護神として祀り、真言密教の総本山高野山を開きました。これ以降、古くからの日本人の心にある祖先を大切にし、自然の恵みに感謝する神道の精神が仏教に取り入れられ、神と仏が共存する日本人の宗教観が形成されてゆきました。中世、当社の周囲には、数多くの堂塔が建てられ明治の神仏分離まで当社は56人の神主と僧侶で守られてきました」とあります。

高野山は世界の奇跡の場所だと思いますが、それは高野山と丹生都比売神社が存在しているからです。つくづく和歌山県は奥深い地域であると思います。

慰霊祭に出席して思うこと、思い出すこと、次に伝えるべきことがありました。

丹生都比売神社 丹生都比売神社