片桐章浩後援会役員会を開催しました。今回は平成30年度の活動計画について説明を行いました。冒頭の僕からの挨拶の主旨は次の通りです。
最近の活動について二点報告いたします。最初は5月8日に竈山神社で開催された雄誥祭についてです。この雄誥祭は神武天皇の長兄である彦五瀬命の2680年目の命日となる式典です。地元の竈山神社の祭りに参加してきましたが、和歌山市内においてもあまり知られていない様子でした。地元の祭りとしても観光につながる地域資源としても、もっと広めたいと思っています。
また同じく竈山神社において、和歌山県内でスケボー練習場設置を応援するイベントを行いました。神社の境内でスケボーイベントを実施させてくれた宮司さんの配慮に感謝していますし、スケボーへの理解をしてくれたことで実施できたことを嬉しく思います。4月の後援会役員会において2月議会一般質問でスケボーの練習場を設置することを取り上げたことは説明した通りですが、具体的なイベントを実施してくれた支援者がいることを嬉しく思います。当日は会長や役員の皆さんにもお越しいただき協力をしてもらったことにも深く感謝しています。
あとは最近の話題です。林業公社廃止に伴う債権が下落している問題が表面化しています。和歌山県でもかつて「森林組合」が債権発行をしており、その債権を購入している人達がいます。最初に相談を受けた時は「森林組合が債権発行することはない」とも「仮に債券を発行していたとしても公的機関のものだから元金保証はされている」とも思っていました。
調査してみたところ和歌山県森林組合が発行した債券の多くは平成31年度の満期を迎えることになっています。ところが元金割れの可能性が高いことが分かりました。
この債券は、森林組合が集めたお金でヒノキなどを植林し、将来成長した時に売却した収益金を持って返済するというものです。今から20年ぐらい前に発行した債権ですが、満期を迎えるに際して元金割れとなり、払込金額を大きく下回る金額が返済される見込みであるということです。
債権の購入者は「和歌山県からの薦めだったので信用して債権を購入した」という話で、「将来、子どもが成人した時に子どものために使おうと思って買いました」という理由です。ようやく満期を迎える時期に差し掛かり、子どもが成人したので子どものために使えると楽しみにしていたところ、「元金割れで100万円出資が20万円程度返ってくる程度だと言われました」という相談でした。
まさか和歌山県森林組合が発行した債券が「元金割れになっていることはないだろう」と思っていたのですが、そうなっていることが分かりました。
その直後、平成30年5月6日付の朝日新聞の一面で「林業公社廃止の11県損失表面化。2400億円森林、実は価値1/25」という見出しで掲載されました。和歌山県では表面化していないけれど全国的には損失が表面化していることが分かり、満期を迎える頃には「大きな騒動になる」と思っています。
予想もしていない問題が潜在的にあり、表面化した時に被害を受ける購入者が出てきます。今から何か対応できないか調査しているところですが、これも一人の方から相談を受けたことで発覚した案件です。
また現在の和歌山市民図書館跡地に大学の誘致に関しての問題があります。これも深く進行していたもので、「どんな結果になれば県民、市民の方々にとって有益なのか」を前提として考え判断すべきだと考えています。いくつかの問題は密かに進行していますが、それが分かるのは皆さんが感じている疑問点や質問からなのです。
まだまだ水面下にある問題はたくさんあると思います。皆さんから意見を聞かせてもらうことでこれらの事例のように発覚する問題がありますから、是非、疑問点があれば聞かせて欲しいと思います。
そしてお配りしている「平成26年度片桐章浩活動報告」をご覧ください。これは前回の統一地方選挙に向けた後援会活動の時に作成したものです。これを読み返すと、4年前の県政の課題が何だったのか分かります。和歌山南スマートインターチェンジ建設であったり、京奈和自動車道の早期開通だったり、現在は現実のものになっていることが、まだ議論されている段階であったり計画段階だったりしています。
今回も三期目の三年間の活動報告を作成したいと考えています。読みやすさや紙面構成など意見を聞かせてもらえるとありがたいです。この後、平成30年度活動計画を説明しますので、ご協議をお願いいたします。
冒頭、以上のような主旨の挨拶を行いました。皆さんからの意見を聞かせていただき、活動に生かしていくことを確認しました。
- スケボー練習場の設置について話し合いを行いました。実現に向けて取り組むことを前提に協議を行っています。
- 懇親会への出席と懇談会を実施しました。皆さんとの交流機会を大切に考えています。