活動報告・レポート
2018年5月10日(木)
出張を終えて
出張を終えて
榛葉賀津也議員 国政報告

東京での研修を終えて和歌山市に戻りました。今回の出張は、外交史料館で明治150年記念展示の鑑賞。河合雅司氏から人口減少問題の講義。国会議員の榛葉賀津也議員から、最近の国政報告を聞かせていただきました。この出張は明治の外交の歴史、現在の国政、未来の日本という流れがあり、現代を考える機会となりました。

外交史料館では一枚の写真が印象に残りました。吉田茂元総理大臣が若い頃のもので、外国への使節団の一員として写っている写真です。前列の真ん中は時の総理大臣、左右は当時の大臣が座っていますが、吉田茂元総理大臣は二列目の真ん中より左側に位置しています。まだ大臣にもなっていない頃なので当たり前のことですが、歴史に名を刻んだ後の総理大臣が主役ではない時代もあったのです。

僕が吉田茂氏を知ったのは教科書で、もう歴史的な人物だっただけに「吉田茂氏でも無名時代があったんだなぁ」と新鮮な感じがありました。

誰でも無名時代があり、その下積み時代があるから飛躍できるのですが、後の偉大な人物でも同じように無名時代があることを再認識することができ、不思議で新鮮な感じがしました。

人にとって無名時代の行動が後々につながっていきます。成功の秘訣はたった一つで行動することですが、まさに行動した結果が名宰相へと評価される功績を残すことになったと思います。一枚の写真からこのような想いを馳せることになりました。

それにしても歴史に残る外交の一つが欠けていたら同じ現代はない。そう感じました。歴史は人が創り、しかも今を良くして未来も良くしたいという思いが行動力の源泉になっていると思います。今を改善できないし未来も良くならない行動には、歴史を創る力は宿りませんからそれは実現することはありません。

今を良くしたい、未来も良くしたいという思いを持った行動力こそ、実現する力を得ることができるのです。明治から昭和にかけた優れた外交の事実から、人としてすべき行動、考え方が学べました。

この外交史料展は必見の価値があります。この想いを感じるためには外交史料館に行く必要がありますがこの後北海道、鹿児島を巡回展示する予定です。和歌山県でも実現できたら、この想いを感じてもらえる人もたくさん出てくると思います。

明治の外交は平成の時代にも生きています。そして今の出来事は次の時代にも生きることになります。そんな気概を持って行動したいものです。

東京の雨

まだ国政報告についても、いま起きていることは半年ぐらい前からの動きが表面化、現実に起きていることが分かる話でした。

今、私達が見ているのは過去の行動の成果であり決して今思いつきで始めたものではないということです。だから表面だけを見て評論するのは深層部分を知らずにいるようなものなので価値は少ないと思います。

何事も表面に出てくるまでには想いと行動があり、その成果が現実として姿を現わすのです。評論は簡単ですが、行動しそれを現実にするのは難しいことです。

ところで今日の東京は雨、三月並みの寒さでした。

献血

和歌山ゴールドライオンズクラブで献血例会を行いました。僕も400mlの献血を行いましたが、今回で43回目の献血となります。

看護師さんが僕の左腕を見て「注射の痕がたくさんありますね。これは勲章ですよ」と話してくれました。プロが見ると献血の注射針の痕が見えるそうです。自分でもよく見ると、確かに注射針の痕を確認することができました。

献血は社会に貢献するものだと思っていますが、注射針の痕が勲章だという表現は「流石プロ」だと思いました。

和歌山ゴールドライオンズクラブ献血例会 和歌山ゴールドライオンズクラブ献血例会