神武天皇の兄である彦五瀬命様の墓所を案内してもらいました。墓所は竈山神社境内にありますが、それはこの地で彦五瀬命様が命を落としたから祭られているのです。竈山神社は数えきれないほど訪れていますが、墓所を案内してもらったのは初めてのことです。和歌山市内で宮内庁が管理している墓所は竈山神社にあるだけです。そう、この竈山神社は神武天皇の兄、彦五瀬命様を祀っている神社だからです。
宮司さんからは「竈山神社の由来は神山から来ていると推測しています。つまり神山が竈山へと呼び名を変えていったのです」と話してくれたように、聖なる地なのです。
戦前は多くの人が和歌山市に来た時に竈山神社を訪れていたようですが、戦後になるとここを訪れる人が少なくなり、墓所の存在も忘れられるようになっていました。「このままではいけない」と思った宮司さんは、神社と墓所の周辺の整備を行い、再興している途中にあります。
整備がされてきたことから徐々に墓所を訪れる人も増えているようですが、もっとたくさんの人に来てもらいたい和歌山市の誇る名所です。
彦五瀬命様の命日は5月8日なので、毎年、雄誥祭が開催されていますし、月命日である8日にも祭事が行われています。和歌山市にある宮内庁が管轄している墓所はここだけなので、もっと竈山神社の由来を知っていただき、この地を訪れて欲しいと思います。
さて本日は宮司さんに彦五瀬命様の墓所を案内してもらいましたが、訪問の目的は、明日のスケボー練習場の設置を支援するイベントの打ち合わせをするためでした。平成30年2月県議会一般質問を傍聴してくれた人たちが「スケボーをやっている人を支援しよう」と思って、このイベントを企画してくれたものです。優れた行動力で竈山神社とイベント開催の交渉をしてくれ、境内を使用させてもらえることになりました。スケボー応援イベントが竈山神社になったのも一つの御縁だと思います。彦五瀬命様の命日の近くで東京2020オリンピックのためのスケボー応援イベントを竈山神社で開催することになったからです。
明日は神の山、竈山神社で若い人たちを応援するイベントを開催することは、歴史をつなぐことになると思います。
外務省外交史料館で開催されている「明治150年記念展示国書・親書にみる明治の日本外交」展に関する協議を行いました。平成30年5月31日まで外交史料館で開催されているこの明治150年記念企画は、この後、北海道から鹿児島県へと展示場所が引き継がれることになっています。平成30年の展示箇所は東京、北海道、そして鹿児島の三か所だけ決定しています。
和歌山県でも開催したいと思いますが、明治維新150年の年での開催は叶わないのです。しかし来年の開催場所は未決定なので、和歌山県がこの史料展の価値を知り真剣に誘致すれば実現の可能性はあると思います。明治維新150年の年の企画に乏しい和歌山県としては、翌年になりますが何としても実現したい企画であると考えています。
次回の県議会で提言することも検討したいと考えています。
続いて陸奥宗光伯の功績を教育に活かすことを目指した平成30年度の取り組みについて話を伺いました。今年の主な計画は、5月に和歌山市内の中学校が修学旅行で外務省を訪れるので、修学効果を高めるために事前学習を行います。
続いて7月7日に竈山神社で陸奥宗光伯生誕174年祭を開催します。10月13日は帆船「みらいへ」への乗船体験を今年も実施します。小学生に帆船体験をしてもらい、陸奥宗光伯の思いを感じてもらいます。11月30日は竈山神社で「平等条約130年祭」を行い、12月1日には「平等条約130年記念シンポジウム」を開催します。
平成30年度も陸奥宗光伯の功績を教育に活かすための企画が満載です。故郷の偉人の精神を子ども達に受け継いでもらうための企画を応援しています。
そして平成29年度の取り組みをまとめた資料と、平成30年3月21日に実施した岡公園での外務省から寄贈された桜の木植樹のニュースの資料と写真をいただきました。後世に残せるような記録が残るような取り組みを実施していることに敬意を表します。
地元有家自治会総会を開催しました。執行部から平成29年度の活動報告と決算、平成30年度の活動計画と予算案、そして役員体制案の提案を行い、全ての議案の承認を受けたので新年度の活動をスタートさせることになりました。
次年度の大阪府と和歌山県のライオンズクラブの取り組みに関しての会議に参加しました。次年度は和歌山県から31年ぶりにガバナーが誕生するため地元クラブとしての活動を実施したいと考えています。