活動報告・レポート
2018年4月25日(水)
島根県視察
島根県視察

島根県松江市、出雲市の議員を訪ねて、産業と地域振興などをテーマに懇談を行いました。

松江市も出雲市も観光が主な産業で、松江城や出雲大社が主な観光地です。これらは全国から観光客を呼び込む力を持った観光地で、外国人観光客もたくさん来ています。

僕からは新しい観光パンフレットの「わかやま歴史物語100」を配り、今回は神話の国である島根県なので和歌山市の伝説である神武天皇東征と竈山神社の説明をしました。神武天皇東征の時、この竈山神社で戦があり神武天皇の兄が弓矢に当たり命を落としました。そのためこの地に神社を作り神武天皇の兄を祀ったのが竈山神社の由来です。出雲市も和歌山市も神話の舞台になっている地であり、語り継ぐべき物語があります。意見交換を行うことでお互いの地の伝説を共有できるので、この機会を有り難く思いました。

ところで松江市には観光以外に産業がないとの話がありました。大手企業が少ないので産業振興が長年の大きな課題で、その産業振興策の一つが島根原子力発電所の誘致だったそうです。島根原子力発電所は現在、三号機の新規建設を終え稼働するための準備を進めているところです。島根原子力発電所一号機は廃炉、二号機は再稼動のための審査準備中、そして三号機が新規建設と、島根原子力発電所は各段階が存在する稀有な発電所です。

また県庁所在地に原子力発電所があるのは全国で松江市だけなので、地域振興の観点から地方自治体と発電所の共生という興味があるテーマになります。

松江市に三号機の立地ができたのはこれまでの安全運転の歴史から地元の理解があり、また地元雇用や地域振興につながることが大きな要因だと伺いました。松江市議会では島根原子力発電対策特別委員会を設置するなどして、安全性の確認や地域振興などの観点から議会毎に現実を把握して共生関係を保っています。このように三号機の新規建設ができるのは地元の理解があったからで、その理解はこれまでの安全運転の実績と信頼関係があったからだと思います。

いのちの歌

この歌は聴くまで知りませんでした。もう10年以上前のNHKの朝の連続ドラマで歌われた歌ですが、今、聴いてもとても素敵な歌だと思います。この歌を聴くと生きることの意味を考えてしまいます。誰でもいつかこの星を去る時が訪れますが「それまでどんな生き方をすべきなのか」考えてしまいます。

答えはたくさんあると思いますし、人によっても違うと思います。この歌詞の中にある「ささやかすぎる日々の中にかけがえない喜びがある」ことに気づくことが生きていることのような気がします。この歌には心に届く歌詞があります。

  • 「この星の片隅でめぐり会えた奇跡はどんな宝石よりもたいせつな宝物」。
  • 「泣きたい日もある 絶望に嘆く日もそんな時そばにいて 寄り添うあなたの影」。
  • 「本当にだいじなものは 隠れて見えないささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある」。
  • 「いつかは誰でもこの星にさよならをする時が来るけれど」。
  • 「生まれてきたこと 育ててもらえたこと出会ったこと 笑ったことそのすべてにありがとう この命にありがとう」。

生まれて来たことに感謝したくなる日となりました。

外交史料展

明治維新150年を記念して東京で開催中の外交史料館特別展について意見をいただきました。この催しは好評のため会期を延長している程ですし、東京での会期を終えた後は北海道、続いて鹿児島で開催することが決定しています。その催しを「和歌山県で開催することができないものか」という依頼を頂戴しました。この外交史料展では、陸奥宗光伯に関する貴重な外交史料が展示されているからです。明治維新150年記念イベントとして和歌山県でこの外交史料展が開催できれば、陸奥宗光伯の功績を知ることができ、その名前が故郷に響くことになります。

和歌山県での開催の可能性を含めた協議を行うことにしています。