活動報告・レポート
2018年4月21日(土)
アースデー
アースデー 水軒浜へ松の木植樹

和歌山市内のライオンズクラブによるアースデーが開催されたので出席しました。アースデーの取り組みは水軒浜への松の木の植樹です。もう数年間継続していることから、以前の水軒浜よりも随分整備されてきています。ずっと以前、水軒浜は東洋一の海岸美と言われていた時代があり、その時の砂浜と沿うような姿で松林があったそうです。それが時代と共に海岸が埋め立てられ、松林は雑木林へと変わっていきました。東洋一の海岸美と言われていた面影はなくなっていたのですが、この光景を見て悲しみを感じた皆さんが、この場所に松の木の植樹を始めたのです。

ライオンズクラブとして環境問題に取り組むこと、それは地域環境であり地球環境に関わることでもあり、地域社会に貢献することも大きな役割なので、水軒浜に松の木を植樹することは活動の意義があると考えて、最近のアースデーの取り組みとしています。

水軒浜に松の木の植樹を開始したのは5年前ですが、その当時に植えた松の木は高さ3メートル程度にもなり、もう立派な松林になっていました。5年前から昨年まで植樹した松の木を見ていくと高さが違うので、年を追うごとに順調に成長していることを感じました。

松の木の成長の姿を見ることは人の成長と同じように楽しいものです。植えた松の木がかつての松林のような姿になっていくことを楽しみにしています。

今回は50本の松の木の植樹の式典を行ってアースデーを楽しみました。

アースデー 水軒浜へ松の木植樹

和歌山ゴールドライオンズクラブとしても松の木の植樹を行い、地域社会への貢献活動を実践しました。先の木曜日、結成15周年記念式典を開催したばかりですが、もう次の段階の活動に取り組んでいることから、クラブとして力をつけていることを感じました。結成15周年はチャーターメンバーや過去の記念式典の経験者に新しい会員に加わってもらって準備を進めてきました。

次の節目の年は5年後の20周年ですから、その時は、現在の若い会員が中心となり式典準備を進めていくことになります。その橋渡しにもなりましたし、積み重ねてきた歴史を引き継ぐ時期にもなったと思います。

さて今年のアースデーも各クラブから多くの会員が参加して、水軒浜への植樹とアースデーの式典に臨みました。私達は地球環境問題を考える機会はありますが、地球環境保全のために実践する機会はそれほど多くありません。考えても実践が伴わなければ、結果は得られませんし、「やった」という充実感も感じられません。「やった」と感じるためには実践することが必要です。水軒浜を再生したいと思っている人は数多くいると思いますが、実践できている人はそれほど多くないと思います。

思っていることを実践していることに誇りを感じますし、結果が伴っていることも嬉しく思っています。

思ったことを実践し、結果が得られている。それが人にとっても社会にとっても大事なことです。私達はそのことを出来ていると思うと、地域社会に欠かせない存在であることを実感できます。

アースデー 水軒浜へ松の木植樹

ところで平成30年度から、この水軒浜周辺の公園は、和歌山県から和歌山市の管理に移管されています。公園のあり方、活用方法などは今後、和歌山市で検討されることになります。これまでのように管理者が松の木の植樹を求めるのかどうか分からない状況なので、次年度のアースデーの実践項目については和歌山市と協議しながら、またクラブとして意見交換を図りながら進めていく必要が生じています。

今までの取り組みを継続することも良いことですし、地域社会が求める地球環境問題に資する取り組みに転換していくのか、考えることが求められることになります。

和歌山ゴールドライオンズクラブ結成15周年記念式典の余韻が冷めやらぬ時期に実践したアースデーの取り組みは、水軒浜の松林が再生できることを信じての植樹でした。