去る平成30年4月1日、白浜空港開港50周年の記念イベントが開催されました。地元の皆さんを中心にとても良いイベントだったと聞いていました。このイベントでは記念チャーター便を運航していますが、この時に登場したキャビンアテンダントがイベント内容の報告のため事務所を訪ねてくれました。
このチャーター便は地元を始めとするお客さんを乗せて紀伊半島上空を周遊したのですが、上空から和歌山県を眺めた故郷の光景を見たお客さんは和歌山県の空の時間に「感動」の連続だったそうです。
このフライトに搭乗したキャビンアテンダントのおもてなしが評判だったことも聞いています。だから「良いイベントになって良かったですね」と伝えると「地元のイベントで搭乗できて嬉しいです」と答えてくれました。
このフライトには航空会社の役員も搭乗していて、関係者に話し掛けるなど良い雰囲気だったことを聞いて嬉しくなりました。和歌山県に白浜空港があることは観光面にとって大きな意味があり、和歌山県に空港があることが価値になっていますが、白浜空港と羽田空港をフライトしてくれているのがJALだからです。今回のイベントに際して、JAL は「チャレンジJAL宣言のもと、これからも地域のお客さまに愛される航空会社を目指す」ために和歌山県の事業に協力してくれたのです。
このイベントが搭乗したお客さんにとっても客室乗務員にとっても、心に残るものになっていることを嬉しく思いました。
イベントの話を交わした後、僕から「飛行機を利用する時、目的地の空港に到着して降りる時には客室乗務員さんに『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝えています」と話しました。「客室乗務員にとって『ありがとう』と伝えてくれることは、とても嬉しいことですし、今後の励みになります」と答えてくれました。
コミュニケーションを図ることは仕事をする側にとっても、お客さん側にとっても大切なことです。一つの仕事が充実したものになるかどうかは、サービスの提供側と受ける側との間にコミュニケーションがあったかどうかに尽きると思います。言葉も交わさないままサービス提供の時間を終えてしまうと、それは果たしてコミュニケーションが図れていたのかと思ってしまいます。仕事の成果はコミュニケーションが図れたかどうか、それが大きな要素となります。
コミュニケーションか図れた場合、お客さんと会社との信頼関係は、その後会うことがなくても続きます。「JALの客室乗務員はとても良かったですよ」だとか「親切に応対してくれたので、あの人がいるからJALのファンになりました」など、周囲の人に伝えてくれます。ところがコミュニケ―ションが図れなかった場合、会社は逆の評価を受けることになりますから、その差の大きさと影響は歴然としています。
仕事は誰が担当するか、関わるかによってコミュニケーションも成果も違ってきます。担当する人が会社の顔となり、会社の印象を決定づけることになるのです。今回、このイベントで搭乗したこの方は、きっとフライトしたお客さんをファンにしていると思いますから、会社の印象も高まっていることになります。
そしてその後にも、人のつながりがあるイベントは良いイベントだと思います。イベント終了後にも、参加した人同士が話し合っているイベントや、参加した人が周囲の方に「良いイベントだったよ」など話しているイベントが良いイベントなのです。今回も、白浜空港開港50周年記念イベントのことを話題にして感動したことを聞かせてもらいましたから、とても「良いイベント」だったと感じています。
本日、仕事の合間を縫って、ご丁寧に白浜空港のイベントの報告に来てくれたことに深く感謝しています。