和歌山市の宿泊施設のひとつに休暇村紀州加太があります。温泉施設を有したこのホテルは観光客から人気を得ています。平成29年度のホテルの稼働率は94パーセントという奇跡的な数字で、中々予約が取れない状況です。全国の国民休暇村の中で売り上げも利益率もトップレベルの数字を誇っています。これだけの実績を上げているのは創意工夫と、地元の食材を使ったおもてなしの賜物だと思います。
随所にお客さんに満足を感じてもらうための工夫を施しているのでリピーターが多く、常に予約のお客さんで溢れています。
更に休暇村の方が「奈良県からのお客さんが多くなっています」と話してくれましたが、これは京奈和自動車道の開通も関係しているようです。道路が整備されることによって観光客は増えますから、県内の高速道路が整備、延伸されるに連れて観光客が増加していくと思います。
休暇村紀州加太が人気の理由を挙げてみます。
- 海が建物の西側に面しているため、沈む夕日がとてもきれいなこと。
- 地元食材を活用した創作料理を提供していること。
- 宿泊のお客さんのために朝食に力を入れていること。
- 温泉のお湯の質も、ここから見える海の景色も素晴らしいこと。温泉から海を見るのに遮るものがないので、温泉に浸っていると海と一体化したように感じられます。
- ここでだけ味わえるものがたくさんあること。何が味わえるかは休暇村紀州加太に行って感じてみて下さい。
和歌山市に休暇村紀州加太がある。他の宿泊施設と同じように、このことも和歌山市観光のひとつの売り物になっています。
休暇村紀州加太にも桜があり、この時期咲き誇っていてとても綺麗です。心身共に癒しの場でいてくれる加太を訪れて欲しいと思います。
アメリカでは卒業式のことを「Commencement ceremony」と言うそうです。但し、高校と大学の卒業式をこう言い、中学校や小学校の卒業式のことを「Graduation ceremony」と言います。この違いはアメリカらしいものです。
「graduate」は評価を受けたことを表しているので、中学校や小学校の所定の過程を終了したことを評価して式典を行うということです。
それに対して「commence」は「始まり」を表していて、大学生や高校生の卒業は評価を受けるのではなく新しいステージでの「始まり」の式典であることを示しています。
実におもしろい表現だと思います。卒業式は終わりではなくて始まりであると言われることがありますが、義務教育課程の卒業は、社会で生きて行くための一定の評価を得たことを表し、高校と大学の卒業は義務ではなくこれからの「始まり」を意味しているのです。
この違いを知っておけば、卒業式におけるお祝いのメッセージも違ったものになりそうです。これからの自分の可能性が開けている「始まり」の卒業式なのか、所定の過程における「評価」を得た卒業式なのかで伝えるメッセージは違うと思います。
お祝いを伝える側の人の基礎知識として知っておきたいものです。但し、この表現の違いはアメリカだけなので、アメリカ的な違いの表現として覚えておきたいものです。卒業式の違いをうまく表現していると思います。卒業式のシーズンは終わりましたが、新しい知識は来年に生かせるものになります。