活動報告・レポート
2018年3月31日(土)
ともちゃんの遠足
後援会役員会

後援会役員会を開催しました。役員会は毎月、一度開催しているもので、冒頭、会長からは「毎月、一度、こうして皆さんと顔合わせができることを嬉しく思います。顔を合わせることが大事だと思っていますので、よろしくお願いいたします」と挨拶をいただきました。続いて僕から平成30年2月県議会の一般質問で取り上げた項目について説明をいたしました。

まず一般質問に約40人の皆さんにお越しいただいたことで緊張感ある質疑を交わせたと思っています。議会は平日の昼間に開催していることから議会傍聴に訪れる人は少ないのですが、今回はたくさんの方に来ていただけたので良い一般質問になりました。

後援会役員会

取り上げたのは4項目ですが、そのうち二つの質疑についての説明を行いました。

一つが薬物乱用防止についての質問。もうひとつがスケボー練習場の設置についての質問です。どちらも成果をあげることが出来たと考えています。

薬物乱用に関しては、啓発活動は和歌山県や警察が実施していますが、薬物依存症の方への対応を担当するところがありません。勿論、治療という面では和歌山県立医科大学などが担当してくれているのですが、病院に来てくれなければ対応できないことになります。そこで和歌山ダルクという団体が、薬物依存症の方などに対して社会復帰プログラムを施してくれているのです。和歌山ダルクの存在を和歌山県に知ってもらえたことが成果ですし、連携してくれることになったことも成果です。

議会には和歌山ダルクの方も傍聴に来てくれていて、涙を流しながら質疑を聞いてくれました。それは「和歌山ダルクの活動を取り上げてくれたこと、社会から見放された人達のことを県議会で議論してくれたことが嬉しくて涙が止まりませんでした」ということからでした。人の心を震わせることのできる質疑を交わせたことは、僕にとっても嬉しいことであり、困っている人を支援できる喜びを感じています。

またスケボーは東京2020オリンピックの正式競技に採用されました。和歌山県でもスケボー愛好者がいますが、練習場がないため練習場の確保に困っています。練習場がないということは地域から受け入れられていないと思うことにもつながっているので、「そうではない」ことを訴えたいと思いました。若い人がスポーツを親しめる環境を整えることは行政の役割の一つであり、それができていないことを考え直したいと思うのです。

若い人の楽しみが実現できてない県であることが寂しいことであり、そのことも人口減少問題に関係することだと考えています。若い人が集まれる県にすることが人口減少問題にも関与していると思うので、集まれる場所、楽しめる場所を創ることは大事なことなのです。幸い知事もスケボーに理解を示してくれたので、後は練習場の選定と設置まで持って行きたいと考えています。

和歌山県の課題は、県議会本会議で取り上げることで動き出すことがあります。皆さんからの意見から県政の課題を洗い出し、意見交換や現地調査などをしたうえ、議会で取り上げる。質疑の後の協議は熱意を持って続けること、そしてしくみを整えて行くことで実現に向かっていきます。

今回も皆さんの意見や思いが県政に届けられた二つの事例を紹介しました。この事例をベースとして、最近の議会活動について役員の皆さんに伝えることができました。

役員の方から「議会報告はとても良く分かりました。こんな話を聞けることは勉強になります」と話してくれました。また事務局長からも「若い人に和歌山県に来てもらうために、和歌山県にはスポーツアカデミーのような総合的スポーツ施設を検討してみてはどうだろうか」という提言もいただきました。話が進展していくことを嬉しく思っています。

ともちゃんの遠足
絵本ともちゃんのえんそく

松浦光次郎さんが三冊目の本を発刊しました。今回の著書は、子ども向けの絵本で、主人公の友ヶ島のリスの「ともちゃん」が和歌山市の観光地を巡る内容になっています。そのことから絵本のタイトルは「ともちゃんのえんそく」で、松浦さんの思いが託されています。前回、友ヶ島の観光案内の著書を発刊した際、「次は絵本を発刊したいと思っています。子ども達に和歌山市の良さを伝えたいと思うのです。そのため絵と簡単な文章によって和歌山市の観光地巡りを考えています」と話してくれたことを思い出しました。

あれから四年の年月を経て、ついに絵本が発刊できることになりました。和歌山市が大好きな松浦さんの熱意と和歌山市の観光地の良さを子ども達に伝えようとする意思を感じることができる内容になっています。

夜桜と満月

今日は親しい仲間が集まり出版のお祝い会を行いました。本を発刊することは大変なことですが、三冊も世に送り出した松浦さんの熱意は凄いと参加者は感じています。松浦さんは明日も観光客の案内で友ヶ島に行く予定で、和歌山市のイメージアップ向上に努めてくれています。

ところでお祝い会の場にあった夜桜の上空には満月が微笑んでいてとても奇麗でした。和歌山市内で見ることのできる桜のある場所は、名所と呼ぶことに相応しいと思います。和歌山市には思わず見とれてしまう桜の名所があります。この絵本と共に観光和歌山市を広く発信したいと思います。