活動報告・レポート
2018年3月30日(金)
ご縁が展開
ご縁が展開

病院経営に関する興味深い話を聞かせてもらいました。この方は脳外科のスーパードクターで、これまで4000人以上の手術をして命を助けています。手術を受けた患者さんは感謝の気持ちを持って退院しているので、このドクターの名前が広がっています。患者さんから評価を受けていることは、専門家や内部から評価をいただく以上に凄いことだと思います。それは患者さんには利害関係がないからです。

そんな患者さんの一人に、昨年、命を助けてもらった会社経営者がいます。偶然、このドクターと会うことになり執刀してもらったのです。予約ができないぐらいのドクターですがご縁があったことから執刀してくれることになったのです。患者さんは不安ですから、手術を受ける前にドクターは「私が執刀するから絶対に大丈夫です。安心して下さい」と言葉をかけてくれたそうです。患者さんは不安を感じていますから、「このドクターだったら命を預けても大丈夫」と思い、安心感を持って手術に挑んだそうです。

手術を受けて助けてもらった患者さんは経営者ですから、受けたご恩を何とかしたいと思っていました。そんな時、経営者のいる市に新しい病院ができる話が浮上したのです。

経営者はドクターにこの話を相談したところ、病院経営に関するアドバイスをくれたそうです。ドクターは「執刀技術も大事ですが、優秀な医師の人脈を知っているドクターに経営に関わってもらうことが大事なことです。優秀なドクターは優秀な弟子をたくさん知っていますし、同僚の医師の信頼も厚いので、そのドクターが関わる病院には医師が集まります。病院経営は優秀な医師を集められるかどうかがカギになります」という話だったそうです。医師だから技術を持っているのは当然のことで、それに加えて医師の人脈と医師からの信頼が必要だということです。経営者にとって必要な要素と同じだと思いました。

経営には社内外の人脈と社内外からの信頼が絶対に必要です。どれだけ辣腕でも人脈と信頼がなければ会社を発展させることはできません。病院経営も同じことだということです。優れたドクターでも人脈と信頼のない人はトップにはなれないのです。ここが難しいところで、スーパードクターであっても人との付き合いをしていなければトップに推されることはありません。技術と共に人脈と信頼を有していることが、トップの資質として必要なものです。

このスーパードクターは人脈も信頼も厚いので、新しくできる病院の責任者の名前を告げると「大学の同期」だったそうです。この患者さんは早速、その新しくできる病院の医師に伝えると「勿論、同期で良く知っています。是非、会わせていただきたいと思います」と話が発展し、この経営者の計らいでその後、同期で久しぶりに会うことになったそうです。

この病院の医師は同期がスーパードクターであることを知っていて、病院経営や新しい病院の布陣についても話が発展し、これから地域に必要とされる病院のあり方や医師の配置など支援してくれることになったそうです。

一人の方の手術を執刀したご縁で人脈を辿ることになり、新しくできる病院のコンセプト形成や街づくりの中の病院の役割なども議論を交わし、良い方向に向かっているそうです。良いご縁は良いご縁をつないでくれます。このご縁の中の一人に加えてもらっていることを嬉しく思います。「今回の手術を、良い環境で受けることができたのは片桐さんのお陰です」と経営者からお礼の言葉をいただけたことに感謝しています。

会合

僕も所属している団体の会合が開催されました。今回は東京から事務局長が来てくれて最近の活動を報告してくれたものです。多くの問題は皆さんから理解してもらうために多くの時間を要しています。社会的問題が一気に進むことはないので、地道な活動を継続することにしています。

自治会役員会

有家自治会役員会が開催されました。本日の議題は、平成30年度の自治会総会に向けた議案書の確認です。平成29年度の決算案と活動結果、および平成30年度予算案と活動計画の確認を行いました。出された意見に基づいて議案の修正を行い、総会に備えることにしています。