活動報告・レポート
2018年3月16日(金)
県議会最終日
県議会最終日
県議会最終日

平成30年2月県議会定例会も最終日を迎えました。この議会は一般質問で20人、予算特別委員会で8人、合計28人も質疑をした議会となりました。僕が県議会に当選させていただいて以降、最大の登壇者だったと思います。議会本会議での質疑が議会の活発化のバロメーターになると思いますし、当局と議員が公式の場で質疑を交わすことが県政を前進させる力になると思います。

ある有権者は「本会議で質疑をすることが議員としての最大の仕事だと思います」と話してくれたように、登壇することは議員として大きな役割の一つだと思います。当局は議員からの一般質問の提言を真摯に受け止めてくれていますし、やれることはやろうと考えてくれています。ですから議論を交わすことと一般質問で提言すること、そして質問後もフォローしていくことが大事なことです。

そしてこの議会は充実した議会だったと感じています。この次の議会は平成30年6月に開催される予定ですから、今回と同じように活発な議会になるよう、議会開会までの間も地域の課題を把握し、同時に皆さんの声を聞かせてもらいたいと考えています。

終わることのない活動ですが、それは社会が動いていることを示すものです。社会が動いているということは、私達が絶えず前進していることを示しています。動きが止まることのないように議会活動を続けたいと考えています。

宝塚にできること

引き続き宝塚出身の人の話です。宝塚が社会や人から必要とされているかどうか分からないけれど、必要とされているような活動をすることが大切だと思った出来事があったそうです。それは阪神淡路大震災の時のことです。

社会に必要とされる仕事かどうかは分かりませんが、自分が必要とされている仕事をしていると思って取り組まなければ人に楽しんでもらうことはできません。文化とはそんなものだと思います。経済社会において合理的に考えると文化が果たす役割はないかも知れません。しかし文化や音楽は人を喜ばせることができますし、幸せにすることもできます。震災で苦しんでいる人の心に希望を灯すこともできます。文化や音楽には経済性で測れない力があると思います。

阪神淡路大震災の時、宝塚歌劇団は何もできないと思っていました。震災後は生きることが大変で歌劇など見る余裕も時間もなかったからです。私たちには何ができるのだろうと無力さを感じました。しかし宝塚にできることは宝塚だけができることだと思いました。こんな時に歌劇を上演することで被災された皆さんが頑張れる力を持ってくれるかも知れないと思いました。そこで震災後、時を見て歌劇を上演したのです。

満席には届きませんでしたが、それでも500人、700人、800人と来てくれる人が増え始めました。あの時、舞台を通して被災された皆さんに元気を与えることができたと思います。

何もできないかもしれないと思っていましたが、何かができたのです。特別なことではなく普段の宝塚を見てもらうことで、今日を生きる力を与えられたと思っています。それが文化の力だと思いますし、自分たちにできることだったのです。宝塚を見て立ち直ったというのは言い過ぎかも知れませんが、少しでも希望を与えられていたと思います。

必要とされていないと思うと何もできないので、私は必要とされると思うことが行動につながると思います。

この話のように、必要とされていない人や仕事はないと思うことが行動の原動力になるのです。