活動報告・レポート
2018年3月14日(水)
なんくま会
定年退職

3月は定年退職の季節です。和歌山県庁では当該年度で60歳を迎える職員さんが一斉に定年退職を迎えることになります。定年退職の職員さんのご苦労様会に参加していますが、最近の定年は卒業のような感覚になっているようです。3月末に定年退職を迎える職員さんからも「今の定年は卒業ですね」という言葉があったように、惜別の感じではなくて一区切りという感覚です。

それは60歳定年を迎えても、多くの職員さんが65歳まで働くと言う選択をするからです。60歳で仕事を離れる人は少ないようで、再任用や再雇用などの選択をするので、3月31日で退職しても、翌4月1日から働くことがあります。つまり継続雇用のような形なので、ゆっくりする間もなく仕事をする場合があります。ですから惜別を感じる間がないようです。

平成30年の感覚としては、定年退職よりも卒業いう表現の方が適しているように思います。定年は永久の別れのような感覚ですが、卒業は新しい扉の入口を開く感覚があります。

卒業後は同じ地位で留まるものではありませんが、新しい環境の中で継続して仕事をすることになります。同僚との涙のお別れではなく、再び会えることから笑顔で挨拶をする状況は悪くはないと思います。

60歳で仕事を終えるのではなくて65歳まで仕事をするのが当たり前の時代になっていることを感じます。それどころか65歳まで定年延長が現実のものになっていて、そうなると公的年金支給は70歳になりそうなので、現役でいるのは70歳までになりそうな時代の趨勢です。

なんくま会

南紀熊野体験博のメンバーによる「なんくま会」が開催されました。最近は毎年3月に開催することが多いのですが、それはメンバーが定年退職を迎えるからです。今日も4人職員さんが3月末で定年退職を迎えるのでお祝いを兼ねての開催となりました。

定年退職を迎える皆さんは、南紀熊野体験博が開催された時は40歳前後だった筈です。職位は班長クラスだったので中堅職員さんでした。博覧会実行委員は「将来の和歌山県庁を支える人材」が集められたと聞いていたのですが、その評判通りにその後の県庁を支えてきたと思います。その後、皆さんは階段を上り、現在は部長級に上り詰めている方や職場のリーダーとして活躍している人だからです。

当時の垣平局長や嶋田次長も出席してくれ、後輩である定年退職職員さんにお祝いの言葉を伝えてくれました。先輩から後輩へとつなげるとても良い光景です。

今回、定年退職を迎える一人の職員さんは「19年前のあの時は県庁に入庁してから19年目の年で、あれから19年が経過しているので、丁度、県庁生活の折り返し地点だったと振り返ってみると思います。そんなこともあり、県庁生活の懐かしい思い出です」と話してくれました。

また別の人は「熊野の山奥に行ったところ、看板が道端にありました。破棄されたのか飛んできたのか分かりませんが、その看板を見たところ『田辺新庄シンボルパークまで25km』と書かれていました。体験博がこんな山奥にまで行き届いていたんだなぁと思いました」と話してくれました。実行委員会の全てのメンバーにとって良い思い出になっていることを感じました。

当時の若手、中堅職員さんも今では県庁の中核へと成長しています。大きな仕事を担うことで人は成長曲線を描きますし、グンと伸びる時期があることは幸せなことです。そして僕も「なんくま会」の一員として参加できていることを嬉しく思っています。

バスケットチーム

和歌山市出身、横浜でプロバスケットチームのメンバーとして活動している選手が訪ねてくれました。今日のために横浜から和歌山市まで来てくれたのですが、話をしているとまだ25歳ですがプロ意識を感じました。彼が所属しているプロリーグは3on3のバスケットチームでこの種目は東京2020オリンピックで正式種目として採用されたことを聞きました。若い人たちが新しいスポーツに親しみ、実力を伸ばしていることを嬉しく思います。彼は「和歌山市の子ども達を教えたいです」と抱負を語ってくれました。

和歌山県出身で、県外で頑張っている若い人を応援したいと思います。