現在は引退している経営者から、次のような話を聞かせてもらいました。
「トップになると情報が入って来なくなります。社長室に入りにくい雰囲気にしてしまうと、もっと情報は入らなくなります。入りにくい雰囲気とは部下が『叱られる』と思うことです。『社長に悪い報告を持って行くと叱られる』と思われると、直ぐに情報を持って来ないので事態はもっと悪くなっていきます。ですから部下が入り易い雰囲気にすることがトップに必要なことです。昔のように、怖い人、厳しい人だと思われてしまうと情報が入らないばかりか、良い報告ばかり持って来て悪い情報は隠すようになります。叱ることも大事なことですが、怖い人と思われないような雰囲気を作ることもトップとして大事なことだと思います。そして部屋に閉じこもっていないで進んで職場に入ることも大事です。職場に行くと雰囲気が分かります。何となく暗いと感じれば暗くなるような出来事があると思いますし、沈んでいれば沈むような理由がある筈です。それを感じ部下から聞き取ることも大事なことです」という話です。
情報は待っていて入るような時代ではありません。進んで取りに行く姿勢が必要で、それはトップであっても同じことのようです。
自ら行動すること。それが情報社会にあって大事なことです。
ライオンズクラブガバナー諮問委員会が開催されました。ガバナー諮問委員会は3カ月に一度開催されているもので、各クラブの活動の進捗状況の報告と地区委員会からの活動方針などを伝達することと、全クラブに関係する事項の審議と決議を行う決議機能を有する委員会です。
僕はマーケティング・コミュニケーション委員として出席いたしました。僕からの報告は、ライオンズクラブの活動を知ってもらうために紹介する冊子「ASK−1」を作成していること、そしてこの冊子の活用について説明を行いました。
ところで同クラブの会計年度は7月から翌年の6月までの一年間となっています。現在は3月ですから、後3カ月で新年度を迎えることになります。新年度の役員も決定しているクラブも多いと思いますので、現体制で実施する予定の活動も残りわずかとなってきました。仲間意識を高めながら活動を継続したいと考えています。
顧問を務めている社会福祉法人の理事会に出席しました。平成30年度の活動計画と予算案、および平成29年度の活動報告と決算の報告を受けました。運営方法と決算に関して理事からたくさんの質問と意見の提言がありました。
この社会福祉法人は障がい者の皆さんに働く場所を提供し、働くことで慶びと社会の一員であることを意識してくれている素晴らしい施設を有しています。和歌山県と企業、そして社会福祉法人が連携して福祉施策を推進している現場がここにあります。
地元自治会総会に備えて一年間の活動結果をまとめました。自治会の活動もそうですが、どんな団体や組織、そして個人でも一年を振り返ることは大切な機会となります。一年前の活動のことは忘れていることが多いからです。折角の実施した活動を忘れてしまっては次に生かすことはできないので発展性はありません。
何かの活動をするためにはアイデアを出し合い議論した結果が計画になり、それに予算が配分されることになります。時間と予算を出し合って実施した活動ですから、翌年の活動に反映できる形にして記録すべきだと思います。
「全ての仕事は結果報告と決算処理をして活動は終了する。多くの人の意識として、やってしまえばそれで終わりと思っていますが、結果と決算を終えて仕事は終わるのです」と若い頃に教えられたことを思い出しています。