活動報告・レポート
2018年2月23日(金)
経済警察委員会

本日は経済警察委員会が開催されました。提案されている議案、平成29年度補正予算案の審議を行いました。2月議会の補正予算案は、業務の入札などによる執行残の精算が主なものとなっています。県の仕事の多くは入札を行っていることから、予算額と落札額との差が生じます。予算残があるということは入札した結果、予算額よりも低く落札されていることを示すものであり、予算残があるから「仕事をしていない」とはなりません。適切な業務処理をしていることを確認した後、経済警察委員会の審議を終えました。

委員会に提案された議案は全て可決しています。

引き続き、一般質問に関する調査を行いました。今回の一般質問は3月6日、火曜日の4人目で登壇する予定ですから、午後2時ごろからとなっています。

一般質問を通告していない段階なので質問項目は決定ではありませんが、次のことを予定しています。

(1)水素社会に向けた取り組みについて

関西広域連合では水素社会実現に向けた検討を実施しているところです。関西が水素社会実現に向けた先進地域であることを目指しているので、関西広域連合に所属している和歌山県としても積極的な取り組みが必要だと考えています。関西広域連合の中で水素ステーションがない府県は奈良県と和歌山県だけなので、最終ランナーにならないようにしたいと思います。

話をしている中で「水素エネルギーの分野で和歌山県がガラパゴスになりたくありませんね」という意見がありました。独自の進化をするならガラパゴス化も良いと思いますが、環境変化についていけないようなガラパゴス化は衰退につながると思います。

(2)周遊観光の取り組みについて

関西広域連合では、関西の観光は周遊できる環境にすることを目指しています。現在、外国人観光客は大阪と京都に偏っている状況があり、中でも外国人観光客の消費の90パーセントは大阪と京都になっています。この偏在を解消して分散化させることが関西広域の課題なので、観光周遊観光の中の和歌山県周遊観光について議論を交わす予定です。

(3)薬物乱用防止の取り組みについて

和歌山県では薬物乱用防止のため条例を制定しこの問題への対応をしています。しかし依然として薬物乱用者がいるので、継続した取り組みと今以上の対応が必要です。公立中学校での啓発活動や「ダメゼッタイ」の訴えをしているところなので、効果の検証と今後の取り組みについて議論を交わす予定です。

(4)スケボーの振興について

2020東京オリンピックの競技種目に採用されたのがスケボーです。若い人達の間では流行していることから競技人口も増加傾向にあります。和歌山県内でもスケボー人口が増えていますが練習場が一か所だけないのです。和歌山市を中心とした地域にスケボー練習場がないことから、競技力の向上が図れず家族や友人とスケボーを楽しむことができないのです。和歌山県はスケボー文化が定着しにくい環境にあることから問題提議をしたいと考えています。

(5)和歌山城を更に観光資源として活用することについて

和歌山城は和歌山市のシンボルであり観光のスポットです。現在、外国人を中心として多くの観光客に来てもらっているところです。しかし「もっと活用の仕方がある」との提言を香港から来てくれた方からいただきました。

「観光資源としてのお城の活用が図れていないように感じます。工夫をすれば香港からももっと大勢の観光客に来てもらえますよ」と話をいただいているので、外国人観光客に来てもらえる提言をしたいと考えています。

今日まで以上の項目について調査をしています。県政を前進させられるような質疑を交わしたいと考えています。