和歌山市内ではスケボーを楽しんでいる人はたくさんいます。総数は分かりませんが、「300人ぐらいはいるのではないでしょうか」と話を聞きました。スケボーは東京オリンピックで採用される競技で、若い人たちが楽しんでいる代表的な競技です。残念なことに和歌山県内に正式なスケボー練習場や競技場がなく、現在、片男波公園内などで練習を行っていることを聞きました。大阪府、堺市や神戸市などには競技場があり競技人口も増加していることや若い人たちが集まれる場所になっているのですが、関西の中で和歌山県に競技施設がなく、練習できる場所もないことを知り、「この分野でも和歌山県は後れを取っている」と思いました。
スケボーは1970年代頃に当時の若い人たちに普及し始めて現在に至っています。当時、「若者文化としてあまり社会から歓迎されていなかったよう」な感じもあり、和歌山県内の理解度の低さから「その感覚が残っているのかな」とも感じました。
しかし今ではオリンピック競技に採用される種目であり、競技スポーツとして存在しているもので、既に時代の若者文化にもなっています。
和歌山県内には田辺市の扇ヶ浜にスケボー練習場があるようですが、それ以外の地域には見当たらないようで残念に思います。
さてスケボーというとバンクが必要だと思っていましたが、パーク競技と共にストリート競技があり、ストリート競技は階段や歩道などをそのまま利用するスタイルの競技となっています。ストリート競技であれば既存の公園の一部を利用すれば練習場になり得るので、ここは和歌山県や和歌山市の理解を求めたいと思います。理想はストリート競技場の横にバンクを設置し、両種目の練習と競技ができる施設なのですが、それ以前にスケボーを練習するたに認められた正式な場所が存在していないことを解消することが先決だと思います。
「若者文化に理解のない和歌山県」と印象付けられると、益々和歌山県に若い人が来てくれなくなるばかりか、若い人が流出することも考えられます。若い人にとって魅力のない地域であるようでは、そこに留まってくれないからです。仕事と娯楽、余暇の楽しみ、行き場所などを備えておくことが街の機能であり、そんな機能のない街は活力が失われていくことになります。
ところで片男波公園内に噴水広場があります。何憶円も使って建設した施設ですが、現在、噴水は止められ、人が集まらない施設になっています。ここで若い人たちはスケボーの練習をしているのですが、その人達に尋ねたところ「スケボーの人以外にここを訪れる人はいないです」という状態になっています。公園は人が集まって楽しんでもらってこそ公園です。公園と景観を維持しているだけでは公的な公園とは言えません。人に来てもらえる機能を持たせることで公園として活用されるのです。
先月、和歌山市の城東公園に健康器具を設置しました。これはこの周辺に高齢者の人が増えてきたので、ここに来て健康づくりと会話を楽しめる公園にすることを目指したものです。
ですから片男波公園でスケボーの練習をしている若い人が沢山いるのですから、使われていない噴水広場をスケボー練習場として活用を図れたら、競技をしている若い人、見学者、家族連れ、そして県外からも若い人が訪れる場所になると思います。
スケボーをしている人に尋ねると「片男波公園の魅力は自然の中てスケボーを楽しめるところにあります。海で泳ぐ、スケボーをする、夕日を眺める。こんな場所は片男波だけです。自然の中にスケボー練習場、競技場があれば、県外からも人はやって来ます」と答えてくれました。
片男波に行くと充実したスケボー施設があり、自然の中でスケボーが楽しめる。そんな話が交わされていると思うだけで楽しくなります。若い人が「和歌山市で住んでいて良かった」と思ってもらえるような街づくりを目指していますが、スケボーを楽しめる街になることも若い人にとって「和歌山市で暮らして、働いていて良かった」と思ってもらえることになります。
スケボーを楽しんでいる皆さんと話し合いをしました。スケボーのことを少し知ることができました。
和歌山県内にスケボー練習場と競技場を作りたい。そんな思いを共有することができました。
和歌山市を音楽で盛り上げようの企画として、今年最初のライブを行いました。場所はインターラーケンに設定しました。タイトルは「インターラーケン30周年記念ライブ」として協力を「チーム片桐」、特別協力を「片桐あきひろ」として実施しました。
ライブ出演は順に「ラッキーマナブ」、「カガリバンド」、「弾き語りさとる」、「メトロロ」の4組でした。開演に先立って今日のライブの主旨などを説明し、またインターラーケンの30周年のお祝いのメッセージを届けました。今年30周年ということは、開業したのが平成元年のことになります。30年前というと昭和の時代のように思いますが、平成元年が30年前になっているのですから驚きです。
さてライブ会場には満員のお客さんが入ってくれて、和歌山市の夜を盛り上げてくれました。午後6時30分に開始したライブの終演は午後9時過ぎとなり、その後出演者の皆さんと打ち上げを行いました。
遅くまで、和歌山市を音楽で盛り上げる企画について話し合いました。出演者の皆さん、主催者のメンバーに感謝しています。