活動報告・レポート
2018年1月21日(日)
新春の集い

「JP和歌山連協2018新春の集い」にお招きをいただき参加しました。皆さんと顔合わせできる機会を楽しみにしていました。いつも思うことですが、主催者や来賓の挨拶の中に当該組織の課題が見えてきます。その課題を共有して議会で取り上げることが議員の役割だと考えています。今日も多くの課題を認識することが出来ました。

その中の一つに、「議員の役割は人と多く会うこと。多くの人と会う中で議員としての資質が備わっていく」という話を聞きました。最初から議員に適した人なんていないと思います。有権者と会うことで資質が磨かれ、高めていくことができるのです。

但し人と会うことは大変力のいることです。人の価値観は100人いたら100通りあるように全く違うからです。人の意見はある程度集約できるとしても本質的なところでは違いがあります。その違いを乗り越えて協力し合える関係にすることが、議員に求められる資質の一つだと思います。

できるだけ多くの人に会うことで議員としての資質が磨かれていくと思うと、活動が一層明確になります。現場第一だということです。現場から離れるような議員は議員としての役割を果たすことが出来ないのです。この教えを胸に抱き、原点に立ち返って新春から活動を始めています。

開会にあたって挨拶の機会を頂戴しました。挨拶の主旨は次の通りです。

新春おめでとうございます。今年も新春の集いにお招きをいただき、挨拶の時間を頂戴できることに感謝しています。先程からの挨拶にあるように、私達を取り巻く環境は常に厳しいのです。時代によって厳しさが発生するのではなくて、いつの時代も厳しさとの戦いなのです。経営環境、社会環境に適応した組織が次の時代に生き残れるのであり、適合しない組織の将来は厳しいものになります。将来、厳しいものにしたくなければ、今、厳しさに立ち向かう必要があるのです。そのお手伝いをさせてもらうのが議員であり、和歌山県においては僕がその役割を担っていると自負しています。

和歌山県議会では少数派ですが、幸いなことに地方議会は議院内閣制を採用していません。知事や市長は直接選挙によって選ばれ、行政組織の長としての役割を果たしますから、地方自治体においては知事や市長と議会は両輪なのです。

ですから少数派としても私達の立場に関して意見提議できるのです。実際、県議会議員として三期目を迎え、これまでの三年間を振り返ったところ、一年に4回開催される本会議において3回は一般質問を行っています。議員には一般質問をする権利が与えられているので、この権利を使いながら和歌山県発展のための役割を果たせていると考えています。

今後とも、このペースで議会活動を実施していく所存ですし、その中で皆さんの意見を提言できることを楽しみにしています。

最後になります。僕も学生時代は郵便局でアルバイトをした経験があります。年末と年始の繁忙期に仕事をしたことが良い経験になっていますし、年末年始に働くことの厳しさも楽しさも理解しています。皆さんと価値観を共有できていると思っていますので、引き続いてのご支援をお願いして、新春の集いのお祝いの挨拶とさせていただきます。

本日はおめでとうございます。

JPさんだけではなくて日本社会の課題について提議されました。働きたいと思っている人が少ないことです。労働力不足は深刻で、必要な時期、必要な場所に人を募集しても集まらないのです。働く環境を整備するためには、サービスの対価を正当なものにする必要があります。サービスは「ただ」ではなく、良いサービスの提供を受けたければ必要な対価を支払い、ほどほどのサービスの提供で良ければ、それで良いとする社会に転換していくことが求められます。

サービスが「ただ」だという感覚がある限り、サービス業の賃金を上げることは難しいと思います。労働力の確保が社会の課題となっています。

ところで小口宅配の需要が増加したのは1995年の「Windows」が発売された時期だそうです。インターネットの普及と同時に小口宅配が増加しているということは、社会における配送システムが確立されていたからです。外国ではインターネットの普及と同時に小口宅配のシステムができていなかったように思います。

改めて日本の社会システムは素晴らしいと感じた次第です。