高槻市から和歌山市に来てくれた方との話です。「今日、和歌山市に来て驚いたことがあります。JR和歌山駅に降りたのですが、人が少ないことに驚きました。和歌山駅だから、もっと人が出て賑わいが必要です。私のいる高槻市も人口36万人の小さな市で、他の市のことを言えるような市ではありませんが、和歌山市よりも駅前は賑やかですし百貨店や大型商業施設、ホテルがあります。和歌山市の若い人達は、一体どこに行っているのでしょうか。心配になります。若い人がかわいそうな気がします」という話がありました。
確かに他の府県の県庁所在地の玄関口となる駅と比較してJR和歌山駅前の人通りは少ないように感じます。「若い人達はどこに行っているのでしょう」の問いに対する答えは見つかりませんが、何とか賑わいを取り戻すための取り組みをしていることを説明しました。
和歌山市内中心地に三つの大学を誘致していることや、駅前再開発として高層ビルの建設なども計画していることを説明し、「若い人達が集まれる市にしたい」ことを伝えました。
この方からは「若い人達が将来とも和歌山市で生活してもらえるよう政策を推進して下さい。和歌山市が元気でなければ関西全体が元気になりません。政治の力も大きいと思うので、政策の推進と片桐さんの活動に期待しています」と話をいただきました。
和歌山市に賑わいを取り戻し元気にすること。目指すべき大きな目標です。
和歌山市和佐にある松下公園は、経営の神様の松下幸之助さんの生誕地にあります。全国から経営者や起業家が今も訪れる和歌山市が誇る名跡です。時代は変わっても経営の神様は多くの経営者から尊敬され、生まれた場所を訪れたいと思う人がやって来てくれています。
ところが公園内にある公衆トイレの汚さが評判になっていました。和歌山市のこの公園を訪れた多くの人から「松下公園のトイレが汚い。経営の神様が泣いています」、「和歌山市や市民の方は何とも思わないのでしょうか」、「全国でこれほど汚いトイレを見たことがありません」、「臭いがきつくてトイレを利用できません」などの意見を聞かせてもらっています。このことは過去から何度もこの「活動報告」で指摘していますし管理者にも伝え対応を求めていました。
そしてようやく、公衆トイレが清掃されてきれいになりました。松下公園を訪れると公衆トイレは今までと違うような外観に感じました。内部がきれいになると外観まで光を放っているように感じました。今日も松下公園を訪れている人と会いましたが、和歌山市が誇る松下公園をきれいに維持し続けたいと思います。和歌山市の誇る偉人であり、その生誕地ですから、偉人を誇りに思いその気持ちを継承している和歌山市民でありたいと思います。
弟が帰国したので久しぶりに食事を共にしました。実家では母が鳥鍋を作ってくれていて、二人で食べ切れないぐらいの量を用意してくれていました。僕も弟も「もう食べられないよ」と言っても、母は構わずに食材をお鍋に入れてくれます。その姿に微笑みながら仕方ないので、箸を鍋に入れてできるだけ食べました。母が、僕達のお腹がいっぱいになっても食材をお鍋に入れるのは、きっと、「たくさん食べさせてあげたい」、「少しでも長い時間一緒にいて欲しい」と言う気持ちからだと思います。
何歳になっても母からすると「子ども」なのです。お腹を空かさないように「たくさん食べさせてあげよう」という思いが伝わってきます。そんな思いが分かるので、つい微笑みが出てきますし、期待に応えるようにお腹がいっぱいでも食べようとするのです。
実家でいただく鳥鍋の味は格別で、おいしさがこみ上げてきます。外国で仕事をしている弟が帰国するのは年に数回ですから、母は兄弟が共に顔を合わせることを嬉しく思っています。ずっと以前は母と僕達が一緒にいるのは当たり前の時間でしたが、今では約束をしておかなければ実現しない大切な時間となっています。子どもがそんなことをしてはいけないのですが、何度も一緒に食事をする時間を確保できていないのです。
食事を終えた後、母が兄弟二人の写真を撮影してくれました。二人が並んで撮影するのは何年振りのことでしょうか。食事に要した時間は1時間程ですが、微笑みのあるとても大切な時間となりました。