午前、議会報告会を行いました。今回、説明したテーマは次の通りです。
- 和歌山市の人口動向と若い人の県外流失の現状にて。
- 和歌山市中心市街地の再開発について。みっつの大学誘致と南海和歌山市駅前の再開発について。
- 和歌山県の間伐材を活用したバイオマス発電計画について
- 和歌山市における大規模太陽光発電に関わる条例制定の動きについて。
- 和歌山県内のエネルギー関連施設の動向について。
- 人工衛星発射場の和歌山県内への誘致について。
- 和歌山県としてのIR誘致について。
説明会後の質疑は次の通りです。
- 和歌山インターチェンジで降りて和歌山市内中心部に向かう宮街道の道路が渋滞しています。特に花山交差点付近は慢性的な渋滞なので、渋滞緩和策が必要だと思います。 →和歌山南スマートインターチェンジが平成31年度に完成します。この南インターチェンジが完成すれば迎えるためのアクセスの県道路も完成しますので、和歌山市から東部、南部の方は、この道路を利用することになると予想できます。和歌山インターチェンジの利用者を分散させることができるので、渋滞緩和につながると考えています。
- 和歌山インターチェンジから一般道に降りる際、和歌山市内道路に関する案内表示が直ぐにないので、どうしても和歌山市中心部に向かうには花山交差点を利用することになります。周回道路もあるので、もっと早く確認できる場所に市内案内表示を設置するように変更して欲しいと思います。 →案内表示の状況は理解しています。対応可能かどうか調整してみます。
- 新しい和歌山市民図書館に期待しています。ツタヤが運営することになりサービスや図書の種類も変わると思い楽しみにしています。和歌山市活性化につながることを期待しています。 →ツタヤさんが運営してくれることで利用者にとって、今までになかったサービス提供も可能になると期待しています。佐賀県に先行事例もあるように、官民一体となったサービス提供により利用者の方々が使いやすい、そして行ってみたくなるサービス体制が整うと思います。期待してくれていることに感謝しています。
- IR誘致に関しては期待しています。 →和歌山市や海南市の活性化につながると思いますし、観光事業が活性化するだけではなく、雇用創出やこれまで和歌山市には少なかったエンターテイメントの提供ができることになります。誘致ができるかどうかは今後の取り組み次第ですが、和歌山県にとってベストな方法を考えながら国への働きかけやあり方を検討しているところです。
「人の心に貯金せよ」を社是としている株式会社サンコーを訪問し、角谷社長と懇談する機会をいただきました。初めて訪問する会社でしたが、心配りが素晴らしく、快い空気に触れることができました。社長から創業者である角谷勝司相談役の話を聞かせてもらいました。
まず株式会社サンコーの由来は「三幸」にあります。売る人、買う人、作る人の三者が幸せであってこそ会社は社会で存在できることを示した社名が「サンコー」だと聞きました。社名の由来も素晴らしく、そして社是である「人の心に貯金せよ」も素晴らしいのです。会社には創業者の言葉があちらこちらに散りばめられています。創業の精神を忘れないためです。
どの会社もそうですが、創業者と直接仕事をした人、創業者と一緒に仕事をした人から逸話を聞いたことのある人がいる間は、創業時の精神を継承することができますが、創業者を知らない人、創業者と一緒に仕事をしたことがない従業員さんが多くなってくると、その精神は失われていくことになります。まだ若い会社なので、現時点ではそんな心配はありませんが、将来に備えて創業者の言葉を継承するようにしていることが印象的でした。
そんな株式会社サンコーには宝物があります。創業者が7冊の著書を残していることです。創業の物語、仕事の心得、自分を育てる知恵などが言葉として残っていることが会社の宝物です。言葉は記録しておかなければ、後に伝えることは出来ません。どれだけ素晴らしい言葉を言ったとしても、記録されていないと消えてしまいます。
人の記憶は徐々に薄まっていきますから、例え直接教えを受けた人でも、後々になってその言葉の数々を残すことは困難です。創業者は相談役として在籍した7年間で7冊の著書を記しています。それが現在の経営の指針となっているのです。直接記したものですから言葉と共に楽しいが引き継がれているように感じました。
それは「経営理念手帳、考動指針手帳」として全従業員が持っていること、そして手帳に記されている理念を朝礼で呼称していることが証明となります。
「人の心に貯金する」ことを目指して、創業時と変わらない姿でサンコーの挑戦は続いています。
そして玄関で感動する取り組みを発見しました。「ありがとうを伝える掲示板。サンクスカード」の取り組みです。掲示板には社長以下、全従業員の氏名が記されています。自分がサンクスを伝えたいと思う人のところに、このサンクスカードに「伝えたい言葉」を書いて入れるのです。
「挨拶をしてくれてありがとう」、「仕事を手伝ってくれてありがとう」、「お客様との交渉に協力してくれてありがとう」などの感謝したい言葉を書いて、その人のところにカードを差し込むのです。この差し込まれたカードを読むだけで感動します。
社長は「どんな些細なことでも良いのでその人に伝えたい感謝の気持ちを書いて差し込んでくれることを従業員さんに伝えています」と話してくれたように、感謝の言葉は誰が読んでも気持ちが良いものです。中には50枚、60枚とサンクスカードを集めている人もいて、多くの人と接し、親切に、そして課題解決を助けている仕事ぶりが想像できて楽しく思いました。
約1時間の会話は「素晴らしい」ことの連続でした。大切な時間をいただいたことに感謝しています。今日の僕のサンクスカードは角谷社長と、角谷社長を紹介してくれたTさんに贈りたいと思います。
角谷社長。「お忙しい中、1時間の時間をいただいたことに感謝しています」。
Tさん。「社長とのご縁をつないでいただいたことに感謝しています」。
二人に深く感謝しています。ありがとうございます。
ライオンズクラブ新会員セミナーに参加しました。会員となって3年以下で未受講の人を対象として実施するものです。明日のクラブを担う会員が参加してくれました。