活動報告・レポート
2018年1月10日(水)
料理飲食業組合懇談会
津秦天満宮
津秦天満宮

戎さんで津秦天満宮に行ってきました。本戎の今日、地元の津秦天満宮を訪ねると、大勢の方と境内で会いました。皆さんと笑顔で新年の挨拶や会話を交わしていると、その中の一人の方が「こうして笑顔で話をしてくれると福がいただけます。今日は福をいただけた、とても良い日になりました」と感謝の言葉をくれました。

「笑顔で話をすることが福を招いてくれる」。シンプルですが、とても良い行動であり言葉です。笑顔で接すること、笑顔で会話をすることが福を招いてくれますから、毎日を笑顔で過ごせるようにしたいものです。

津秦天満宮

そして津秦天満宮宮司さんと話をしたところ、「先日、私のところに親族が訪ねてくれました。そしてパソコンを開いて『片桐さんが津秦天満宮のことをたくさん書いて紹介してくれていますよ』と話してくれました。私達がパソコンの画面を見たところ、片桐さんがたくさん津秦天満宮の紹介をしてくれていることを知りました。普段はパソコンを見ないので、津秦天満宮のことを書いてくれていることを全く知りませんでした。こんなに紹介してくれていることに感謝するばかりです」と話してくれました。

津秦天満宮の境内の中で嬉しい会話の輪が広がりました。

料理飲食業組合懇談会

和歌山市料理飲食業組合の研修会、役員会そして懇談会が開催されました。顧問の一人としてお招きをいただきました。冒頭、挨拶の機会をいただきました。挨拶の主旨は次の通りです。

皆さん、新年おめでとうございます。皆さんと共に新しい年を迎えられたことを嬉しく思います。今年もよろしくお願いいたします。

さて日頃から組合役員の皆さんと話をすることで課題を共有させてもらっています。

ひとつは和歌山市の保健所が飲食店の許可を出す役所ですが、新規開業するお店に対して、飲食組合への加入を要請してくれていないことです。これは過去から何度も和歌山市に対して要望していますが、未だ改善されていない課題です。和歌山市飲食組合は、都度、研修会を開催し、飲食店経営者として必要な知識を付与しています。食中毒予防や分煙や禁煙などの法律改正への対応、衛生上の取り組みとしてハセップへの対応など、飲食店としてすべきこと、遵守すべきことを組合員に対して和歌山県と共に研修、情報提供をしているところです。組合に加入していないお店にはこのような研修機会や情報提供がなされていない現状があります。飲食組合は全国組織であり、全国的に地方自治体と連携した取り組みをしているところですが、和歌山市との連携ができていない側面があります。組合員が減少しているのは新規開業者の加入がないからであり、和歌山市の保健所の協力がないことも原因の一つだと認識しています。

もし和歌山市として飲食組合が必要ないと考えているのであれば、飲食事業者に必要な情報提供や研修する機会はなくなります。必要と考えるのであれば組合への加入を推奨して欲しいと思います。これは継続した課題ですので、和歌山市にも働き掛けたいと考えています。

もうひとつが地方自治体の観光施策と飲食業への誘いが連携できていないことです。インバウンド観光の世界は大きく、和歌山市を訪れる外国人観光客は直近5年で10倍に増加しています。しかし外国人観光客が増加しているほど飲食店には観光客が来ていないと思います。それは観光行政と飲食店との連携が図れていないからです。観光客が和歌山市を訪れても、飲食店の案内を十分に行っていないことから、ランチやディナーで和歌山市内の飲食店を訪れる外国人観光客が増加していません。

何としても和歌山県や和歌山市と飲食組合が連携を図り、観光客を飲食店に来てもらえるような工夫をしたいと考えています。明日、和歌山市のデサフィナ―ドで、和歌山市料理飲食業組合主催のライブがあります。和歌山市を訪れてくれた観光客を飲食店に誘客するために試行する企画です。

例えば、和歌山市を訪れてくれる観光客が和歌山市内の飲食店のイベントに行く場合、飲食代金や宿泊代金を割引するなどのサービスも検討できることです。和歌山市の観光のホームページに飲食組合のページをリンクしてくれることで飲食店でのイベント情報が観光客に周知でき、サービス提供が売られることになります。これが観光行政と飲食組合との連携であり観光客のための施策になるものです。

今日は二つの課題を共有し解決に向けた取り組みにしたいと考えているので紹介しましたが、皆さんと一緒に和歌山市の飲食業界を盛り上げたいと思います。

最後に先程の研修会で組合長からの質問が素晴らしかったので、話をさせていただきます。「私達飲食店は、毎月安定した利益が確約されている業界ではありません。お客さんに来てもらって食事を楽しんでもらい代金をいただくことで利益を得ています。毎日、必死で取り組んでいる飲食店に対して、一般論的な話を説明しても心に届きません。心に届かない説明は私達にとって有効なものにならないのです。できるなら私達の課題を勉強してもらって、それに対応できる制度やしくみの説明をして欲しいと思います」という話です。

全くその通りだと思います。人の心に届く話をすることが、その後の実行に変換できる力になります。実践から来る指摘は納得性のあるもので人の心に届くものです。

この心掛けを持って共に活動したいと思いますので、今年もよろしくお願い申し上げ、お祝いの挨拶といたします。今年も、よろしくお願いいたします。

その他
  • 福祉施設や飲食店経営者に対してエネルギーミックスやコスト削減のテーマについて説明し、この問題への理解をいただきました。
  • 福祉施設の環境を向上に資するため陽光桜について説明しました。桜は見る人の心を明るくさせますから、入居されている皆さんのお役に立つことを願っています。