いつもお世話になっている方から神言葉を聞かせてもらいました。和歌山県外で活躍していた方が和歌山県に戻って来て活動を始めています。これまでの経験を若い人に伝えようとしています。
「俺の年齢になると自分のことよりも若い人に成長してもらいたいと思っています」と話しているように、周囲の若い人達にその経験を伝えています。今日は若い人達と一緒に話をする機会を持ちました。正にそれは神言葉でした。
「俺は300年の経験がある」。これまで他の人の何倍もの人と会い、仕事をしてきたので人の何倍も経験を積んでいます。積み重ねた経験は「300年」というもので、誰でも経験できないものを持っています。
だから「若い人が俺を追い抜くのは大変だと思うよ。30歳の人からするとその10倍も生きてきた経験を持っているからです」と言える言葉は重く感じます。
「300年分の経験をしてきた」と言える人は凄いと思いますし、それを伝えようとしていることも凄いことです。1年の経験を10年の経験にするためには人の何倍も仕事をする、人と会うことが必要です。そんな頑張りをしたいと思います。
「全ての人を味方にすることは出来ないことを前提に物事を進める」。どんな人でも全ての人に支持されることや、好かれることはありません。周囲にいる全ての人に支持されようと思うから心が苦しくなるのです。批判の言葉は行動に制限をかける力を持っています。
批判の言葉は力が強いので心に侵入すると、それを心の中から追い出すことは簡単ではありません。
そのため「俺は批判されても気にしない。批判するということは、むしろ相手は俺のことを恐く思っているということだからです。恐れられる存在だと思うと批判する相手はたいした人物ではないと思えます」ということです。
批判されることは心に負担がかかるものですが、批判する人は小さな人物であると思うことで負けない心を作れそうです。
「パソコンの画面で見ることのできない出来事を見る」。パソコンで貴重な情報を得ることで生かすことはできますが、しかしそれらの情報は全ての人が得られるものです。
インターネットで得られる情報は、自ら行動を起こすことで活用できるものですが、しかしそれは誰でも得られる情報です。ですからインターネットの情報で差別化を図ることは難しいことなのです。
真に情報を生かすためには、パソコンの画面で見られる情報の外の情報を把握することや、背景を考える力が必要だということです。「パソコンの画面の外を見る必要があります」と話してくれたように、情報の基が何なのかを推測できる力が大切です。画面に出ていない情報を得る力、誰でも得ることが出来る情報の裏にあるものを知る力を鍛えることが大切なことです。
「人を批判することは人を遠ざけることだ」。どれだけ凄い人でも批判する人から人は離れていきます。「口を開くと批判の言葉が出てくる人がいます。どれだけ仕事ができる人でも批判の言葉を口にしていると人は離れて行くのです」ということです。人を批判することは自らの人格を落とすものであり、人が離れて行くという作用があることを知っておきたいものです。
「立場を築く必要がある。同じ仕事をするにしても、俺がやると1分で済むことが、(一緒にいた若い人を指して)君がやると1年かかってもできないことがある」と話しました。その理由は優れた人脈です。難しい仕事を成し遂げるには優れた人脈が必須条件です。
普通では届かない人物に届くことが優れた人脈です。難しい仕事になればなるほど、優れた人脈がモノを言います。鍵を握る人物と直接話ができるなら、その難しい仕事は進みます。しかし鍵を握る人物に辿り着かない場合、その難しい仕事を成し遂げることはできません。
ですから優れた人脈を使わなくて良い仕事は簡易な仕事の部類に入ります。難しい仕事とは資料に基づいて提案、説明する仕事ではなくて、直接会い信頼関係に基づいた判断によって「分かった」と答えをいただける仕事のことです。
若い人に指導できるように、難しい仕事をできる立場になりたいものです。
ほんの一部ですが以上が神言葉の数々です。こんな言葉に接することが出来ることを嬉しく思います。
多くの皆さんとお会いして挨拶を交わすことができました。励ましの言葉に元気をいただけ、交わす笑顔に明るさをいただきました。皆さんに感謝しています。