活動報告・レポート
2017年12月20日(水)
トイレ掃除
国の借金

和歌山市内の経営者と財政の問題について意見交換を行いました。「このまま国の借金が増えていくと税収をあげるために資産税を課税される恐れが現実未を帯びてきました」という話から始まりました。国の借金は既に1,000兆円を超えているので、どのように返済していくのか解はありません。借り換えなどで先送りをしていますが、このまま続けられるかどうか分かりません。このまま国の借金が増え続けると国債金利に影響してきます。金利を高く設定しなければ引き受ける人が少なくなりますが、国債の金利負担が増えることは国の負担が増えることに直結しますから好ましいとは言えません。

現実に国の歳入に占める満期を迎える国債返済などの負担は相当部分を占めていますから、これ以上元金と金利返済額が増えると予算編成に影響してきます。予算編成をするために更に国債の増発が必要になるなど、今後の悪循環の構造が見えています。

そのため税収を増やすための税制の見直しが検討され、控除額の見直しや出国税や森林税などの課税に続いて、資産税も検討されないとも限りません。そうなると資産が海外に逃げることも考えられますから、国富流失の恐れもでてきます。

何より国の借金が増えることや資産の海外流失が見え始めると国の信用に関わりますから、日本国への信用低下が国債金利上昇につながる可能性もあります。

経営者は「政治家は目先の都合の良いことを訴えるのではなくて、国の将来について語ることや、借金返済の道筋も丁寧に説明すべきだと思います。国の財政の厳しい未来を知らせることも役割だと思います」と語ってくれました。

財政問題に関して話し合う良い機会となりました。今後とも研鑽につながるこのような機会を持ちたいと考えています。

社内の信用

「社内で信用されていない人が社外で信用されることはありません」という意見を聞きました。まさにその通りだと思います。社内の人は身内みたいな存在ですから、身内から信用されることが、仕事ができる人になるための前提です。社内で信用されている人が、お客さんや社会から信用される存在だと言えます。

逆を想像すると分かりやすく、社内で信用されていない人がお客さんから信用されることはありせん。まずは身内からの信用を得ることが仕事をしていく上で大事なことだと基本を意識する機会となりました。

トイレ掃除

トイレの掃除は心の掃除です。和歌山県内にトイレ用品を製造している会社がありますが、その会社の社訓は「心に貯金する」です。とても素晴らしい社訓です。長年、地域にある公園のトイレ掃除をしている方が「和歌山市内にある松下公園内の公衆トイレはきたなくて何とかしなくては」と相談したところ、その会社の方が「私の会社は和歌山市にありませんが、松下幸之助さんの記念公園は和歌山県の財産ですから、協力できることはやりましょう」と答えてくれたようです。

和歌山市にある松下公園を和歌山県の財産だと表現してくれていることを嬉しく思いますし、当該公園の管理者にはそんな思いを持って維持管理して欲しいと思います。経営の神様である松下幸之助氏の生誕の地にある松下公園は、今の全国の経営者、起業家にとっての聖地のような存在だからです。

その証拠に、今も松下公園には全国から経営者がこれから起業する人も含めて多くの人が訪れています。松下公園を訪れた経営者が公園内のトイレを使用する時に「何てきたないトイレ」と思われることは和歌山市として恥ずかしいことであり、松下幸之助の生誕地を訪れた人達をがっかりさせてしまいます。

そんなことにならないように管理箇所に対して改修などの意見提起をしていますが、「予算がない」という理由で十分な維持管理ができているとはいえない状態です。引き続いて公共の公園トイレをきれいに維持管理していくこと求めていきます。